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燃えよ剣(下) の商品レビュー

4.4

553件のお客様レビュー

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    297

  2. 4つ

    147

  3. 3つ

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2021/05/08

お雪との出会いにより、他人への思いやりのようなものが現れ、土方歳三の人間模様の変化を中心に描かれており、上巻との若干のテイストの違いを感じ、歴史小説なのだが恋愛小説に近いような気もした。 土方の不器用な生き方が印象深い

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2021/04/17

めちゃくちゃ良い。 上巻で因縁のあった七里研之助との戦いから始まり、様々な対立を経ていく様子に魅了され、読みふけってしまった。江戸退却以降の話の展開が個人的に好き。 お雪との話は本格的な恋愛小説と同じくらい感情的に揺さぶられながら読むことができ、とてもおもしろかった。

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2021/04/11

新選組として、武士として人生を全うした土方歳三。 鬼の副長も愛した女性の前では1人の人間でした。 あの写真が世に残った経緯を知ると、見るたびに切なくなります。 時代の大きな流れに翻弄された新選組の土方、近藤をはじめとする隊員たち。 読んでよかったです。 さすが司馬遼太郎先生です。

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2021/04/11

★★★2021年4月★★★ とても久しぶりに読んだ。 新時代にあらがった新選組の最期。 近藤との別れがつらい。

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2021/03/21

喧嘩好きで故に勝負に於ける勘があり、信念が強い人物。今まで何となくしか想像していなかった土方歳三という人物がはっきり描く事が出来た。 土方にとっての新撰組、人間になれた女性の存在。 鬼の副長と呼ばれながら人間の部分はより人間らしい人物であった。 表と裏を使い分けて生きていける...

喧嘩好きで故に勝負に於ける勘があり、信念が強い人物。今まで何となくしか想像していなかった土方歳三という人物がはっきり描く事が出来た。 土方にとっての新撰組、人間になれた女性の存在。 鬼の副長と呼ばれながら人間の部分はより人間らしい人物であった。 表と裏を使い分けて生きていける強さを感じた。

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2021/02/27

新撰組の副長、土方歳三の生涯を描いた作品。 単語が難しく歴史や背景を理解していないと完全に理解するのは難しいと思います。(幕末、幕府と天皇の関係等)しかし、それにしてもキャラがとても魅力的に描かれている… 不器用な奴らだぜ、歳三も勇もよ…総司はいいやつだし、芦沢も山南も一癖も二癖...

新撰組の副長、土方歳三の生涯を描いた作品。 単語が難しく歴史や背景を理解していないと完全に理解するのは難しいと思います。(幕末、幕府と天皇の関係等)しかし、それにしてもキャラがとても魅力的に描かれている… 不器用な奴らだぜ、歳三も勇もよ…総司はいいやつだし、芦沢も山南も一癖も二癖もあり…。 物語が分かれば、こんなに面白い作品はないよ。 映画も公開予定らしいし、本当期待大!

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2021/01/31

幕末→明治の激動の面白さは、国内のことしか知らなかった人々が世界の中の日本を意識し始めるというところにある。そして、国内で戦っている場合ではないのだという視座で日本を動かした偉人たちは皆25〜35歳くらいの若者であったことがまた痺れる。 戦いに敗れ、時代が変わったことを兵士たち...

幕末→明治の激動の面白さは、国内のことしか知らなかった人々が世界の中の日本を意識し始めるというところにある。そして、国内で戦っている場合ではないのだという視座で日本を動かした偉人たちは皆25〜35歳くらいの若者であったことがまた痺れる。 戦いに敗れ、時代が変わったことを兵士たちが悟っていく様子も面白い。一方で土方歳三という人は政治というものには興味がなく、最後まで「武士であること」を貫いた人だった。そのため、一見時代錯誤のように見えるが、時代の変化をわからない単なる馬鹿なのではなく、洋式の戦法などを凄いスピードで取り入れていた。結局、時代の変わり目に死んでいったのだが、最後まで武士の在り方、信念を貫抜き通した姿にロマンがあるのだと感じた。

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2021/01/28

初めて司馬遼太郎を読んだ。昭和30年代後半と半世紀以上前に書かれた文章かつ歴史物なので読みにくく難しいものかと思ったが、平易な文章で読みやすい。今でいう〜、この人は〜になって死んだ、とか読者に説明するような文章も織り交ぜられている。 もうとにかく面白い! 宮古湾とか海で戦ってい...

初めて司馬遼太郎を読んだ。昭和30年代後半と半世紀以上前に書かれた文章かつ歴史物なので読みにくく難しいものかと思ったが、平易な文章で読みやすい。今でいう〜、この人は〜になって死んだ、とか読者に説明するような文章も織り交ぜられている。 もうとにかく面白い! 宮古湾とか海で戦っていたというのは知らなかった。。 七里やお雪のオリキャラはいらなかったのでは…と思ってしまう。

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2021/01/23

下巻はほとんどが鳥羽伏見の戦い以降で、土方や新選組に取ってほとんどいいことはないのだが、上巻より好きだな。上巻でちょっと鼻に付いた歳が、下巻では惚れ惚れするようないい男になってる。京都から大阪、そして江戸、甲府、流山、宇都宮、仙台、函館。この後半があるんなら前半は許せるわ。最後は...

下巻はほとんどが鳥羽伏見の戦い以降で、土方や新選組に取ってほとんどいいことはないのだが、上巻より好きだな。上巻でちょっと鼻に付いた歳が、下巻では惚れ惚れするようないい男になってる。京都から大阪、そして江戸、甲府、流山、宇都宮、仙台、函館。この後半があるんなら前半は許せるわ。最後は、かっこええとしか云いようがない。まあ、私には出来ない人生だがね ^_^

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2021/01/23

いやあ読み終わってしまった。本を読んでいると様々な描写を鮮明に映像化出来たところから察するに私は新撰組の誰かの生まれ変わりなのかもしれない。(違) 読み終わったときに満足感と喪失感が同時に襲ってきた。こんな本は初めてでビックリした。 歳は誠に武士であった。長年の喧嘩相手であっ...

いやあ読み終わってしまった。本を読んでいると様々な描写を鮮明に映像化出来たところから察するに私は新撰組の誰かの生まれ変わりなのかもしれない。(違) 読み終わったときに満足感と喪失感が同時に襲ってきた。こんな本は初めてでビックリした。 歳は誠に武士であった。長年の喧嘩相手であった薩長に降伏するくらいならと自己犠牲の覚悟で突撃することも厭わず最後まで剣と共にあった人生には感服せざるを得ない。 あくまでも歳の言動や思考はおおよそフィクションだから真実はどうなのか分からないが、こうであったら良いなと私の中で土方歳三という人物が読む前よりも明確な存在になった。 ♡ 読了:2021.1.21 ♡

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