ダーティ・ワーク の商品レビュー
汚い大人でありたい。 ってな事で、絲山秋子の『ダーティ・ワーク』 worried about you sympathy for the devil moonlight mile before they make me run miss you back to zer...
汚い大人でありたい。 ってな事で、絲山秋子の『ダーティ・ワーク』 worried about you sympathy for the devil moonlight mile before they make me run miss you back to zero beast of burden の短編集。 ホントは『ばかもの』読みたかったけど無かったんで、こちらを。 熊井望、TT、神原美雪、辰也、高田貴子、麻子さん、遠井、神原美雪、辻村さん達のクロスオーバーで繋がり合うそれぞれの物語。 単純に面白かった。 それぞれの繋がりと関係性がグチャグチャっぽいけど、最後まで読むとシンプルな感じ。 麻子さんのアナザーストーリーが有れば読みたいな 2021年19冊目
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群像劇。あまり明るいトーンではないのに、いやな気持にならずいい感じ。 視点が根っこのところで優しいんだと思う。そして適度にドライ。 他の作品も読む!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ローリング・ストーンズの4つの曲名が7編の物語のタイトルに。川越に住み、赤いカマロを運転し、所沢で働く遠井。その遠井と中学・高校でバンドを組んでたギターの熊井望、大学の同級生で荒っぽい性格の神原美雪。大人になった彼らの関係を描いた連作短編7話。7話読んで初めて全体が見通せる絲山秋子の世界。「ダーティ・ワーク」、2007.4発行。
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なんだか話が断片的すぎて読んでいて気が散った。 一作一作ブツブツと切れて次の話に進んで行くけれどどの作品もダラダラしているのが苦手。 同一人物に対して三人称が名前だったり『彼』『彼女』だったりと変わるのがとても気になった。
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2017.02.01 「読み終わって相関図を書きたくなる」というレビューを読んで、どんな人間関係なのか探りながら読んだ。 俺とかわたしとか、一人称が様々だから、性別を疑ぐりながら読んだけど、そういう本ではなかった。 一人一人の感情の描写とか、文体には引き込まれたけど、全体的な話...
2017.02.01 「読み終わって相関図を書きたくなる」というレビューを読んで、どんな人間関係なのか探りながら読んだ。 俺とかわたしとか、一人称が様々だから、性別を疑ぐりながら読んだけど、そういう本ではなかった。 一人一人の感情の描写とか、文体には引き込まれたけど、全体的な話は全然面白くなかったような。 冒頭のぶっきらぼうな熊井が、最終章では敬語になってて違和感。
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いろんな登場人物が、各章で少しずつ絡み合う連作短編集。一章を読み終わった時点では、「これはちょっとハズレかも…」と思ったのですが、読み進めるごとに、どんどんのめり込んでしまいました。こんがらかった関係図を整理しつつ読むのも楽しかったです。クセのある人物が多いのですが、不思議な魅力...
いろんな登場人物が、各章で少しずつ絡み合う連作短編集。一章を読み終わった時点では、「これはちょっとハズレかも…」と思ったのですが、読み進めるごとに、どんどんのめり込んでしまいました。こんがらかった関係図を整理しつつ読むのも楽しかったです。クセのある人物が多いのですが、不思議な魅力的のあるキャラクターばかり。熊井さんとTT、幸せになれるといいな。
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恋人ではない、仲間とか親友とか、その他なんといっていいかわからないけど面白い相手との関係を描くのがこの人はとてもうまいと思う。 登場人物が絡み合い始めたところで前のエピソード覚えてないなと思ったけど、読み直すともなくさーっと読んでしまった。
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それに、愛されたくない。 必要もないのに、愛されたりしたらいやだ。 (P.125) 一緒に、違うことをするのは楽しい。 こんなことが、きっと最初で最後で終わってしまうのが悲しい。 (P.133)
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ギターガールはいい。ベースガールは狙い過ぎってかんじするし、ドラムだとシブすぎてひく。ギターはかっこいい
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絲山さん的温かさがたくさん詰まっていて、良い息抜きになった。ほっとした。 いい人ばっかり出てくる癒し系でもないし流行のイヤミスみたいな人の悪の部分を抉り出す的なものでもないのに、なぜだかすごく本質をついているな、と思える言葉がたくさん詰まっていて、しかも登場人物みんな血が通ってる...
絲山さん的温かさがたくさん詰まっていて、良い息抜きになった。ほっとした。 いい人ばっかり出てくる癒し系でもないし流行のイヤミスみたいな人の悪の部分を抉り出す的なものでもないのに、なぜだかすごく本質をついているな、と思える言葉がたくさん詰まっていて、しかも登場人物みんな血が通ってる。
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