ぼくと、ぼくらの夏 新装版 の商品レビュー
青春恋愛と殺人ミステリーを混ぜ合わせ、しかもハードボイルドな小説。なんとも形容しがたい作品だ。 刑事の父親を持つ主人公と、ヤクザの父親を持つヒロイン。彼らを取り巻くのは学校の先生だったり、同級生だったり。そんな2人の高校生が同級生の殺人事件を捜査。 ケータイのない時代、高校生...
青春恋愛と殺人ミステリーを混ぜ合わせ、しかもハードボイルドな小説。なんとも形容しがたい作品だ。 刑事の父親を持つ主人公と、ヤクザの父親を持つヒロイン。彼らを取り巻くのは学校の先生だったり、同級生だったり。そんな2人の高校生が同級生の殺人事件を捜査。 ケータイのない時代、高校生たちの恋愛はこんなにもさわやかだった。どことなく背伸びしているような会話は読んでいる側が恥ずかしくなるような初々しさ。そして、殺人事件解決のために、大人の社会へ平気で飛び込んでいく無鉄砲さ。これこそが当時の若者だったっけ。
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文章のリズムが良くて、夢中で読んでしまった。こんなに面白いミステリがあることを知らなかったなんて。。。書店めぐりがまた楽しみになった。
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会話を独特に続けて書く所は軽さがでていていい。 シュンとその親父の出来た息子と駄目親父も味がある。 でも出来すぎの息子なとこは好きじゃ無い。 元彼女はクラス一美人でそれを素っ気無く振ったり自分は経験豊富だなどと豪語する辺りは勝手にやってろと言いたくなる 。奇妙な繋がりを持つ麻子と...
会話を独特に続けて書く所は軽さがでていていい。 シュンとその親父の出来た息子と駄目親父も味がある。 でも出来すぎの息子なとこは好きじゃ無い。 元彼女はクラス一美人でそれを素っ気無く振ったり自分は経験豊富だなどと豪語する辺りは勝手にやってろと言いたくなる 。奇妙な繋がりを持つ麻子と、教師を巻き込んで事件へと発展してゆくテンポはいいのだが最後にまとめてみちゃいました。 って終わり方があまり好きではない…かも。いきなりぽいっと真相語っちゃったって感じなので。
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なんで今まで読んでなかったんだろう。 読んでる途中で携帯やメールなどが出てこない事に気付いた。 これって20年前の作品なんですね。 全く古さを感じさせないストーリー展開と登場人物のキャラクター。 そしてハードボイルド風な会話。 こんな高校生絶対いないけど(笑)。 そこはハードボイ...
なんで今まで読んでなかったんだろう。 読んでる途中で携帯やメールなどが出てこない事に気付いた。 これって20年前の作品なんですね。 全く古さを感じさせないストーリー展開と登場人物のキャラクター。 そしてハードボイルド風な会話。 こんな高校生絶対いないけど(笑)。 そこはハードボイルドだと思えば気にならない。 青春ミステリの金字塔...ではない(笑)。これはハードボイルドだど。 伊坂ファンは絶対読むべし。
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ミステリーなんだけど、青春もので、感動ものです。 子どもの頃を思い出しつつ、とっても感動します。超おすすめ!!
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一応ミステリーで映画化もされています。 映画の出来はひどかったですが・・・(和久井映見はかわいい) これぞ青春といったお話で、思わずニヤリとしてしまいます。
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20年ぐらい前の作品。青春ミステリー。女の子がポニーテールだったり、喫茶店で待ち合わせをするなど、当時の雰囲気が伝わってくる。でも、根本的なことは今も当時もあまり変わってはいないんだよなぁ。 この作品について、私はミステリーも含んだ「青春小説」であると感じました。主人公はもちろん...
20年ぐらい前の作品。青春ミステリー。女の子がポニーテールだったり、喫茶店で待ち合わせをするなど、当時の雰囲気が伝わってくる。でも、根本的なことは今も当時もあまり変わってはいないんだよなぁ。 この作品について、私はミステリーも含んだ「青春小説」であると感じました。主人公はもちろん、お父さんもね(笑)主人公の男の子は、高校生のくせに冷静沈着で、ちょっとシャレた言葉も言う。。なんていうか、ダンディー??ハードボイルド??渋い!・・・うーん、ちょっと違うか。主人公と一緒に行動する女の子、酒井さんも、なんとヤクザの娘であるものの、所々で見せる不器用さというか純粋なところがあって、そこがとっても可愛いです。 会話がテンポよく、全体的に面白く読めます。
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2つのことに驚き、惹かれた。ひとつは、古さを感じなかったこと。この作品が第6回サントリーミステリー大賞の読者賞を受賞したのは、20年前の1988年、昭和63年のこと。なのにまったく古びていない。2つめに、主人公が高校二年生の男子ながら、しっかりとハードボイルド・ヒーローをしている...
2つのことに驚き、惹かれた。ひとつは、古さを感じなかったこと。この作品が第6回サントリーミステリー大賞の読者賞を受賞したのは、20年前の1988年、昭和63年のこと。なのにまったく古びていない。2つめに、主人公が高校二年生の男子ながら、しっかりとハードボイルド・ヒーローをしていること。青春ミステリーと謳われているため、ライト感覚の中高生向き小説かと安易に考えたが、読後大きな勘違いだったと反省した。芯の部分はハードボイルド小説の条件を満たしているのでは。しかし、決して固く重すぎるわけではなく、表面上は軽く、ユーモアに溢れ、明るい基調に描かれている。会話の部分も軽妙洒脱。ヒロインの女の子も生き生きと生命力に溢れている。文庫解説の書評家がうまく表現されているが、「ツンデレ」していて、とても可愛らしい。良い作品に出会えた。
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すっかり春めいて来た中で今日は朝から枚方で研修。最近、本を読めてなかったので車を使わずに、電車の中で本を読む。 高校2年の夏休み、同級生の女の子が自殺をし、ちょっとしたことから調べに乗り出すことになった主人公。 旧家のお屋敷で刑事の父親と二人きりで暮らす春一は、感情を抑制し、いつ...
すっかり春めいて来た中で今日は朝から枚方で研修。最近、本を読めてなかったので車を使わずに、電車の中で本を読む。 高校2年の夏休み、同級生の女の子が自殺をし、ちょっとしたことから調べに乗り出すことになった主人公。 旧家のお屋敷で刑事の父親と二人きりで暮らす春一は、感情を抑制し、いつも冷静、時には冷徹、女にもてるが羽目をはずさない。 テキ屋の娘の麻子はポニーテールの美人で、行動的で勝気でわがままなところまでかわいい。この二人の造形がとても良い。 シャーロック・ホームズとワトソンって件りがあるけれど、あるとこの二人は“名探偵コナン”のノリで、またあるとこの春一はフィリップ・マーローを思わせ、そんな中で若者の心の機微も軽やかに描く青春の一篇。 見苦しい大人たちのせいで後味は少し苦い。
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高校2年の気だるい夏休み、万年平刑事の親父が言った。「お前の同級生の女の子が死んだぞ」偶然のことでお通夜へ出かけたが、どうもおかしい。そして数日もしないうちに、また一人。ぼくと親しい娘ではなかったけれど、可愛い子たちがこうも次々と殺されては…。
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