読書の腕前 の商品レビュー
読書と言うものに術や技があるのかって言う根本がありますが、それぞれの方法論や揺るがない軸はあったりすると思うので、いわゆる「本の本」って言うものは好きな部類となります。すすめられた本を即読むかどうかは別としても、一つのフィルタを通して見れる本の世界と言うのは、また面白いものだと思...
読書と言うものに術や技があるのかって言う根本がありますが、それぞれの方法論や揺るがない軸はあったりすると思うので、いわゆる「本の本」って言うものは好きな部類となります。すすめられた本を即読むかどうかは別としても、一つのフィルタを通して見れる本の世界と言うのは、また面白いものだと思うので。
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なんとなく肌に合うライターさんだなと思い、既刊本を探して辿り着いた2007年の新書。わりと最初のほうで、積読に対する罪悪感を払拭してもらいました。著者の若かりし日の記憶と一緒に紹介されている本の大群の中で、日常を淡々と描いた作品がよく目にとまり、そこに惹かれるのだろうなと改めて実...
なんとなく肌に合うライターさんだなと思い、既刊本を探して辿り着いた2007年の新書。わりと最初のほうで、積読に対する罪悪感を払拭してもらいました。著者の若かりし日の記憶と一緒に紹介されている本の大群の中で、日常を淡々と描いた作品がよく目にとまり、そこに惹かれるのだろうなと改めて実感。関西育ち特有の感覚を、自然と共有しているから楽しめる部分もあるような気はします。
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この著者の鏡のようにほぼ同じ方法で本を買い、読んでいる。 違いは、入り方に「旅」と「映画」もあることと、本に線は引かないこと。 内容に共感と賛同しながら読了。
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『教養』とはつまるところ『自分ひとりでも時間をつぶせる』ということだ。それは一朝一夕にできることではない。働き蜂たちの最後の戦いは、膨大な時間との孤独な戦いである。(p.29) 「歩くということは、じぶんがじぶんからぬけだしてきた感じをもって、いろいろなキズナからときはなたれた感じをもって、一人の自由な孤独な人間となって歩くということだ」(p.46) 「歩く」というのは、ほかの移動手段にくらべればはるかに不便だ。自転車、バイク、自動車、電車、あるいは飛行機…時間と距離の効率において、「歩く」ことは、そのどれにも及ばない。また「ながら」も利かない。音楽を聴きながら、ぐらいはできても、歩きながらの読書や、またノートパソコンを使っての原稿書きもまず無理。折り鶴だってできないだろう。「歩く」ときは、「歩く」ことに集中するしかない。このこともまた、読書と似ているのではないだろうか。(p.48) 「たとえば夏の終わりの高知の町のはずれの喫茶店で、いま読んでいる面白い本のことを考えながら、自分の周囲に日常的にある光景を見るともなく見て、コーヒーを飲んでという、まるっきり世間離れのしたそういう時間は、愛しいですよ」(p.156)
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面白い。しかしここまでの強烈な読者家の前では口が裂けても読書が趣味なんて事は言えない。そう思わせる知識量と熱意。現代の読書好きの若者の内どれだけのものがここまで到達しているのか、年配の方たちは当時は娯楽が少なかったとはいえ読書へかける熱意が違う。そして〇〇を読まずして〜というのが...
面白い。しかしここまでの強烈な読者家の前では口が裂けても読書が趣味なんて事は言えない。そう思わせる知識量と熱意。現代の読書好きの若者の内どれだけのものがここまで到達しているのか、年配の方たちは当時は娯楽が少なかったとはいえ読書へかける熱意が違う。そして〇〇を読まずして〜というのが当たり前の時代であったのであろう。それはそれで生きづらい世の中だ。
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最近の自分の読書への取り組みに対して少々疑問を持っていたので、参考にする程度のつもりでkindleで探した本。内容に全部同意をしたわけではないが、本格的に読書を趣味にしようとした忘れかけていた動機(色々な人の人生を体験できるという点において自分への考え方の肥やしにしようと思った)を思い出した。他にも「狭い場所の方が落ち着いて読める」という点には同意。あと「チューニング」(作者が築き上げた世界の中に読み手が上手く波長を合わせながら読み進める作業)には納得。本を片手にぶらりと電車の旅、最近してないなあ。後半の部分はあんまり参考にならないかなあ。自分自身の読書の腕前はまだまだこれからだと思います。感想はこんなところです。
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よい意味で「読書マニア」とでも呼ばれるべき著者による、読書愛好者への、読書賛歌である。 著者の読書愛が、此処彼処から伝わってくるが、読書好きと思う方々なら、本書を読んで、その愛を感じ取り、また楽しいと感じることは間違いないだろう。 著者が、読書漬けとなったこと、叙述家を目指すこととなった学生時代の経緯も、全くもって微笑ましい(まぁ、一部とんでもない××××教師が出てくるが…)。
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なかなか面白かったですね! 著者が本当に読書家にして本好きだということが伝わってきました…僕も著者同様、小説なんかを読むより、こういった読書に関する本だとか書評集の方が好きだったりするんですよね…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、内容は色々ありましたけれども、よく覚...
なかなか面白かったですね! 著者が本当に読書家にして本好きだということが伝わってきました…僕も著者同様、小説なんかを読むより、こういった読書に関する本だとか書評集の方が好きだったりするんですよね…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、内容は色々ありましたけれども、よく覚えていません(笑) が、なんでしょう…読書を楽しむためにはやっぱしある程度数をこなさないといけないのかな、と思いましたねぇ…というわけで、今現在10代の諸君らはたとえどんなにつまらない本に出会ったとしても最後まで読み通すこと! ということを伝えたいですかねぇ…やっぱりある程度、失敗をしないと自分が本当に求めていた本にも出会えないと思うんで…さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー
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本と読書といっても、ほとんどが文芸書についての話です。著者と趣味の合う人にとっては楽しめる本でしょう。といっても悪い本という意味ではありません。読書一般論や情報論とは、全く異なる本であると理解して下さい。
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読書の腕前と言うタイトルだが、どうもしっくりは来ない。つらつらと本好き、読書好きの話。 積読を重要視するところは、読書と言うより本を愛しているのだなぁと思う。 年代のせいか、推し本については心動かされず、私が「文学」と言うものがどうも・・・。 【面白かった、共感ポイント】 18...
読書の腕前と言うタイトルだが、どうもしっくりは来ない。つらつらと本好き、読書好きの話。 積読を重要視するところは、読書と言うより本を愛しているのだなぁと思う。 年代のせいか、推し本については心動かされず、私が「文学」と言うものがどうも・・・。 【面白かった、共感ポイント】 18切符で本を読むための旅 →18キップ有効活用を考えてみよう BOOK・OFFはおもしろい 【その中でも読んでみようかと思う推し本】 あなたに似た人 安西 がたんごとん がたんごとん よるくま アンジュール ある犬の物語 夜、空をとぶ かもめ 寺山 片岡 日常術
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