和紙の歴史 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
敷布や紙について調べたく、この本に出会う。 文の配置が論文風だったので、少し身構えましたが、平易な文章で、安心しました。 第1章 古代の和紙 発明・伝来・紙・参考文献 第2章 中世の和紙 紙・参考文献 第3章 近世の和紙 紙・参考文献 第4章 近代の和紙 紙・参考文献 となっており、各章30ページほど。 紙では、*の見出しで、製法や原材料、調査や分析、研究の問題点など多方面からアプローチしていました。和紙に興味がある方は、一読をお勧めします。 和紙に関して、歴史と製法・原材料の変遷がうまくおさまっていて、すごいと思いました。繊維の顕微鏡写真も多く、各年代ごとの代表的な日本画を思い出しながら、飽きずに読み進められました。 また、著者自身が行った研究も各章に書かれていました。個人的に三俣の自然繁殖についての考察がとても興味深かったです。 研究は、会社などに属さなくても、生涯を通じてできる事も学べました。個人的にとても励みになりました。 県をまたぎ借りてきてよかったと思います。 わずか2週間でも、この本に出会えてよかったです。
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