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灰色のダイエットコカコーラ の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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2012/08/30

歴史はとまってしまった。これからの僕は何も手にしないだろう。すべて他者のもの。言葉も、人生も、太陽も、世界も、僕以外の誰かのもの。あるのは美しすぎる過去だけだ。 (P.98)

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2009/10/04

偉大なる祖父と自分を比べ、あまりにも自分が卑小なことに悩む主人公。 祖父を超える覇王となるため、肉のかたまりにならないために藻掻き苦しむというストーリー。 とにかくいろいろ飛び抜けていて、絶対に飽きさせない作品。 ラストが、とても気にくわなかったが、それは僕も覇王になる夢を...

偉大なる祖父と自分を比べ、あまりにも自分が卑小なことに悩む主人公。 祖父を超える覇王となるため、肉のかたまりにならないために藻掻き苦しむというストーリー。 とにかくいろいろ飛び抜けていて、絶対に飽きさせない作品。 ラストが、とても気にくわなかったが、それは僕も覇王になる夢をまだ見ているからだろう。

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2009/10/04

地方出身者の鬱屈というものが私には分からないんだけど、なんだかなぁ。ラストは私が予想したのと180度違ってちょっと自分の性格の悪さが気になった。

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2009/10/04

まだ読んでいません 雑誌「ファウスト」に載ってた分は既読ですが えぐいです ーーー 久しぶりの佐藤友哉で満腹です・・^^ ファウストのときの挿絵 いれてほしかったなーと思いました H20.6.25読了

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2009/10/04

家族を笑え。恋人を捨てろ。社会人を見下せ。 ――だって僕には“才能”があるんだ! 「覇王」として君臨した祖父の高みに至るべく、「特別な自分」を信じ続けようとする「僕」。北海道の片隅で炸裂する孤独な野望の行き着く先は、「肉のカタマリ」として生きる平凡な人生か、それとも支配者とし...

家族を笑え。恋人を捨てろ。社会人を見下せ。 ――だって僕には“才能”があるんだ! 「覇王」として君臨した祖父の高みに至るべく、「特別な自分」を信じ続けようとする「僕」。北海道の片隅で炸裂する孤独な野望の行き着く先は、「肉のカタマリ」として生きる平凡な人生か、それとも支配者として超越する「覇王」の座か? ――さあ、世界のすべてを燃やし尽くせ!

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2009/10/04

2007/11 図書館から。知り合いが褒めてたので読んでみる。言いたいことはわからないでもないが、残念ながらおもしろくなかった。自分を相対化できている自分って他とちがうでしょう?という、正当化が延々とつづく。そこに、作者の(こういうのがつまらなかったとしても、「つまらないかも」と...

2007/11 図書館から。知り合いが褒めてたので読んでみる。言いたいことはわからないでもないが、残念ながらおもしろくなかった。自分を相対化できている自分って他とちがうでしょう?という、正当化が延々とつづく。そこに、作者の(こういうのがつまらなかったとしても、「つまらないかも」ということぐらい自分でもわかってるぶん上等でしょ?)という自虐みたいなものも透けてみえて、「ネタがないんだけどさ・・・」という自嘲から始まるブログみたいだった。(ほんとうにネタがないと思うなら書かなければいい、とどうしても思う)つまんなくても日常しかないのよ、とあきらめがちに言うひとはいても、日常は本当に楽しいのだよと言ってくる人物は出てこない。 メモ:「ポストマン・ブルース」「最強伝説黒沢」「クラバート」「真説・ザ・ワールド・イズ・マイン」

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2009/10/04

肥大化した自意識と全能感にとらわれる描写がおそろしくイッていて、おお佐藤友哉全開だと懐かしんだ。全く共感なんてできないけれどこの異常な空気の結末がどうなるのかなぜか気になって最後まで読んでしまう(昔に比べれば大分吸引力もなくなったけど)。しかしそのオチはいたって平凡で…。既存のフ...

肥大化した自意識と全能感にとらわれる描写がおそろしくイッていて、おお佐藤友哉全開だと懐かしんだ。全く共感なんてできないけれどこの異常な空気の結末がどうなるのかなぜか気になって最後まで読んでしまう(昔に比べれば大分吸引力もなくなったけど)。しかしそのオチはいたって平凡で…。既存のファンはこれからも彼についていってくれるのかな。

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2009/10/07

▼ザッツ佐藤友哉(爆笑)。ひどい。『1000の小説とバックベアード』は、この本の為の壮大な釣りだったとすら思えた。何このギラついた小説。まあ、一章ごとに書いている時期が後になっていくので、わりあい大人になったとみえて、落ち着いてはくるのだけど。▼あんまりアレなので、『アブサロム、...

▼ザッツ佐藤友哉(爆笑)。ひどい。『1000の小説とバックベアード』は、この本の為の壮大な釣りだったとすら思えた。何このギラついた小説。まあ、一章ごとに書いている時期が後になっていくので、わりあい大人になったとみえて、落ち着いてはくるのだけど。▼あんまりアレなので、『アブサロム、アブサロム!』と『死の棘』と一緒にブライダルフェアに並べようかと思った。▼大人になるための小説。これも、10年後の『講談社版夏の100冊』にノミネート(独断)。『こころ』読んでるより、こっちの方が死にたくなるぞ、小学生! ▼良いお父さんマシーンには死んでもなれないと思う。何ていうか、決定的に向いてない(笑)。お父さんマシーンになりきれなかった彼がどんな小説を書くのかが今から楽しみで仕方ない。

Posted byブクログ