族の系譜学 の商品レビュー
戦後のワカモノカルチャーを太陽族からみゆき族、暴走族からチーマー、裏原宿に棲息する人物、インターネットカルチャーに至るまで丹念に分析・紹介をしている書物。学術的。特に自分が記憶しているシブヤ系やチーマー以降の世代の変遷には懐かしさを感じられずにはいられなかった。 どのカルチャーに...
戦後のワカモノカルチャーを太陽族からみゆき族、暴走族からチーマー、裏原宿に棲息する人物、インターネットカルチャーに至るまで丹念に分析・紹介をしている書物。学術的。特に自分が記憶しているシブヤ系やチーマー以降の世代の変遷には懐かしさを感じられずにはいられなかった。 どのカルチャーにも染まっていなかった自分がほとほと情けなく、そして後悔した。ムーブメントの中心にいたらもっと楽しめた本。
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本書ではOO族の歴史が年表のように読み進めていくことができる。社会的背景、きっかけ、メディアの存在...複合的な要因から族が発生していることがよくわかった。 サブカルチャーを雑誌等で勉強してまでも上昇しようとする特徴。また、オタクのような知識量を比べて競う特徴。識字率が高く活...
本書ではOO族の歴史が年表のように読み進めていくことができる。社会的背景、きっかけ、メディアの存在...複合的な要因から族が発生していることがよくわかった。 サブカルチャーを雑誌等で勉強してまでも上昇しようとする特徴。また、オタクのような知識量を比べて競う特徴。識字率が高く活字メディアの規定力が大きい日本においては、それが特徴的だなと思えた。 このような分類学はその族時代を経験している当人達にとってはなんら意味のないものだが、しかし、大雑把に傾向をつかみ、そこに問題を合わせ、事実と原因は何かをつぶさに分析していくことは大切だな。
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戦後日本における、ユース・サブカルチャーの変遷。最初に、アメリカ、イギリスにおけるユース・サブカルチャーの方法論などを紹介し、それを採用して日本にほけるユース・サブカルチャーを分析していく。まぁ、おもろい。ただし、だんだん分析の切れ味が悪くなっていくのがいなめないw
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