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欲望問題 の商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2020/11/30
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うーん。若いころだともう少しいろいろ考えたし、言えただろうけれど。どうありたいかを考えること自体がかなり意識的なことだけに今となるとぐるぐる回るばかり。差異をどう受け入れるかが自分ごとになってないと言われたらその通りだし。 特権化と差異の話。生活実感と言上げの行きつ戻りつ。

Posted byブクログ

2020/10/15
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予想より興味深く読めた。差別問題ではなく欲望問題というところや、正義があると思っていても社会に許容されることとのバランスというか取り組みが必要という点は面白かった

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2018/06/27
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筆者はゲイである。だからこの本を書いた。そしてこうも書いている。 「命がけで書いたから、命がけで読んでほしい」 同時に読んだ「THE NEW JOY OF GAY SEX」で、権力は自分たちの地位、富を守るためにゲイ・レスビアンを弾圧すると書いてある。 社会は常に戦争を内在させている、戦争になれば彼の恐れは事実となるかもしれない。つまり、命がけで社会に対峙する気構えが必要だということだ。難しいが。

Posted byブクログ

2013/01/27

概要 本書は,「差別問題」を「欲望問題」と捉えることが適切であると至った過程を,著者の経験にもとづいて語る『第1章「差別問題」から「欲望問題」へ』,著者自ら提出した<性別二元制>という図式や,ジェンダーフリー論に対する批判的(再)検討を加えた「第2章 ジェンダーフリーの不可解」,...

概要 本書は,「差別問題」を「欲望問題」と捉えることが適切であると至った過程を,著者の経験にもとづいて語る『第1章「差別問題」から「欲望問題」へ』,著者自ら提出した<性別二元制>という図式や,ジェンダーフリー論に対する批判的(再)検討を加えた「第2章 ジェンダーフリーの不可解」,X-MENを題材にある特定の共同性やアイデンティティについて論じた「アイデンティティからの自由 アイデンティティへの自由」の3章構成。 2010年6月11日発行の.book版 Ver.1.1 感想 ジェンダーやセクシュアリティ,差別の問題は,私自身にとって「痛み」を伴うような切実な問題ではないので,著者があとがきで望んでいるように「命がけで読」むことはできなかった。しかし,ジェンダーやセクシュアリティの問題は,やはり興味深く,これからもいろいろと勉強し続けたいと思った。 私は,20代のころから,これらの問題に興味があり,伏見憲明さんの著書をはじめとする内外の専門書などを読んだり,シンポジウムやパレードにも参加したりしていた。もっとも,ここ数年は法律家になるための勉強に専念していたので,その手の勉強はご無沙汰だった。今回久しぶりに,伏見憲明さんの著書を読んで,以前の気持ち―弁護士としてこれらの問題に関わりたい―は失われていないことがわかった。 勇気を出して,著者がママをしている新宿二丁目のバー「エフメゾ」に行くぞ……そのうち。

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2010/08/28

「欲望問題」についてもっと読みたかった。「ジェンダーフリー」に関する議論が結構長い。つながってはいるとしても。

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2010/03/22

平等とか地域開発とか、 掲げている側がやってあげるというスタンスがある気がして、sごく気持ちが悪かったけど、 このほんのいう、みんながしたいっていうことのせめぎあいの調整の問題なんじゃないのかな、って思った。 むずかしい

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2012/09/03

問題提起の本なのだと思う。 「いやいやそれは」と語りたくさせることを意図しているような。 だからか、わざと論点をずらされているような具合でイライラした。 「差別」ではなく「欲望」というのはわかるけれど、「欲望したくない/されたくない」という消極的な欲望しか持てないAセクとしてはピ...

問題提起の本なのだと思う。 「いやいやそれは」と語りたくさせることを意図しているような。 だからか、わざと論点をずらされているような具合でイライラした。 「差別」ではなく「欲望」というのはわかるけれど、「欲望したくない/されたくない」という消極的な欲望しか持てないAセクとしてはピンとこない。

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2009/10/04

このなかにある「弱者が正義とはかぎらない」という主張と、アイデンティティを人格全体を包み込むようなものではなく、部分的で多様な属性の一つとして捉える考え方は重要。

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2009/10/04

命がけで書いたから命がけで読んで欲しい、と帯に書いてある。差別や社会の不公正が気になる人間が、「気持ちよく」読めるような本では、確かにない。読み手の信念を抉りにくる、という意味では確かに読む側も命がけかも。マイノリティは正義とは限らない、というところまではスムーズだったが、あちこ...

命がけで書いたから命がけで読んで欲しい、と帯に書いてある。差別や社会の不公正が気になる人間が、「気持ちよく」読めるような本では、確かにない。読み手の信念を抉りにくる、という意味では確かに読む側も命がけかも。マイノリティは正義とは限らない、というところまではスムーズだったが、あちこちにトラップがあった。少なくともワタシは、現在が彼の言うような「ジェンダーフリーを「過激な思想」とする立場と、ジェンダーの非対称性自体を解消すべしとする立場の、二項対立」であるとは思っていない。…が、まぁ確かにそうなんだよな困ったことに(^^;)

Posted byブクログ