負け犬の遠吠え の商品レビュー
作者で言うところの私は負け犬。 最初はゲラゲラ笑いながら読めてたが 半分過ぎた頃から笑えないほどの言われっぷりで、悲しくなってきてしてしまった。 でも後半2/3あたりで、これ勝ち犬(既婚、子持ち)のことも相当ディスってるなとジワジワ気がついてくる。 名前にこそ、”勝ち” “負...
作者で言うところの私は負け犬。 最初はゲラゲラ笑いながら読めてたが 半分過ぎた頃から笑えないほどの言われっぷりで、悲しくなってきてしてしまった。 でも後半2/3あたりで、これ勝ち犬(既婚、子持ち)のことも相当ディスってるなとジワジワ気がついてくる。 名前にこそ、”勝ち” “負け”を使っているが どちら側の女性も(そもそも勝ち負けを使っている時点で)作者からしたらくだらん対象なのかもしれない。 先日美容室で盛り上がったことがある 「結局気にしない人が最強」 結論はそれだ。
Posted by
2002年に連載されたエッセイを編集したもの。現在にも続く「勝ち組、負け組」のさらに前に出現し、話題となった「負け犬」についてのエッセイ集。 筆者曰く、「どんなに美人で仕事ができても三十代以上、未婚、子ナシ」は負け犬と定義している。筆者自身がまさにその定義に当てはまっていた頃で...
2002年に連載されたエッセイを編集したもの。現在にも続く「勝ち組、負け組」のさらに前に出現し、話題となった「負け犬」についてのエッセイ集。 筆者曰く、「どんなに美人で仕事ができても三十代以上、未婚、子ナシ」は負け犬と定義している。筆者自身がまさにその定義に当てはまっていた頃で、自虐・自戒も含め「負け犬」の生態をさらけ出す。「時間もお金も自由!」という思想は「遠吠え」に。定義の内容から当然のように男性側の対応とも深く関わってくる。 女と男のホンネをこれでもかとさらして、三十代の頃「オスの負け犬」だった私も苦々しく、しかし何度も笑わされながら読んだ。笑いの中にも「少子化対策は女性への対策だけでなくダメ男の矯正の方が効果がある」という提言(?)には唸らされた。確かに、その通りだw
Posted by
あまりにも有名なエッセイになってしまい、今更ってえ(笑)ところなんだけど読んだ。才気煥発、なるほどおもしろい。 どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」なのです! 鋭い分析と、ユーモア溢れる文章で、同世代の本音を描き出した超ベストセラー。国内外で話...
あまりにも有名なエッセイになってしまい、今更ってえ(笑)ところなんだけど読んだ。才気煥発、なるほどおもしろい。 どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」なのです! 鋭い分析と、ユーモア溢れる文章で、同世代の本音を描き出した超ベストセラー。国内外で話題騒然、大論争にも発展した、講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞受賞作。(楽天BOOKより) 結婚を選べば出来るのにしないでいいのなら、負け犬だって言ったって選べる人生いいよ、遠吠えでもなんでもしてくれい! えっ、結婚を選択しなかったのじゃなくて、選ばれなかったとか…、それでも、ほとんど誰でもが結婚した時代の者から見ると、いい時代になったもんだ。結婚しなくても、一応肩身が狭いということがないようなのだ。このエッセイが認知度を高めたかも。 結婚っていいこともたくさんあるけれど、損したということもいっぱいあるから、不本意でも結婚した女、母たちがどうやら、応援したからじゃないかと思うけどね。 きっとわたし達の世代(50代、60代)がぶつぶつ言ったんだろうね。でもさ、母達が産まなきゃあななたちはこの世に存在してなかったんだけどね。と、ブーたれたいぐらいうらやましいよ~、今の30代以上の独身の女性の自由気ままなようなのが。 ちなみに夫もこの本を読んでふたりで読後会。はてさて、わたしがいまのこの時代なら結婚したかどうか? 夫はとうていしなかっただろうと言うし(そんなに結婚に向いてないのか!)、わたしはわたしで、どっちも大変だなー、結婚した方がまだ楽と思ったのじゃないかと。なんだ、おんなじだ。
Posted by
結婚して子を産む=勝ち犬、それ以外=負け犬。なるほど、ツガイになって子孫を残し、種を繁栄させるのが人間の、というか生物の最大の存在意義なのだろう。そのレールから外れている人は全て負け犬という発想はとても面白い。
Posted by
子どもを持ちたくないと思っているわたしはこれからあと何十年も内省を続けるのかと思うと結構うんざりする。でも、この三十代後半からについての話を30になろうとするタイミングで読めたのはよかった。
Posted by
どこで、紹介されていたのかは不明ですが、最近の時世を考える系の本として紹介されていたような気がします。 面白かったです。 30代以上の独身女性を「負け犬」、既婚女性を「勝ち犬」として書かれたエッセイ。 私、既婚子持ち女性ですが、 内館牧子さんや有働由美子さんなど、独身女性の書...
どこで、紹介されていたのかは不明ですが、最近の時世を考える系の本として紹介されていたような気がします。 面白かったです。 30代以上の独身女性を「負け犬」、既婚女性を「勝ち犬」として書かれたエッセイ。 私、既婚子持ち女性ですが、 内館牧子さんや有働由美子さんなど、独身女性の書くエッセイが昔から好きです。 なんでだろう? 潔い爽快感があるからかな? 巻末の林真理子さんの解説を読むと… この本、出版された当時、かなり話題だったんですね。 私、林真理子さんも好きです。
Posted by
結婚して子供もいるので怒られるかもしれないが、内容を読み進めと、自分は限りなく「負け犬」の体質に近いなぁと感じる。
Posted by
結婚しない女性に関する雑文集。最初は面白いけど、一冊書き続けるほどのネタはなく、だんだん力ギレする。
Posted by
令和初読了。伝説の名著をものすごく今さら読んでみた。正直発売されたときはまだ二十代前半でピンとこず、むしろ「独身だから負け犬なんて失礼な」と反発を覚えたものだ。しかし時を経て私もアラフォー。カドがとれて丸くなったのか、成長したのか退化したのか、おもしろく読むことができた。ユーモア...
令和初読了。伝説の名著をものすごく今さら読んでみた。正直発売されたときはまだ二十代前半でピンとこず、むしろ「独身だから負け犬なんて失礼な」と反発を覚えたものだ。しかし時を経て私もアラフォー。カドがとれて丸くなったのか、成長したのか退化したのか、おもしろく読むことができた。ユーモアのあるちょっぴりイジワルな文体で独身アラサーアラフォーに深く斬り込んでいきます。個人的に心に刺さったのは「ナチュラルストッキングをはく」と「女性誌は読みすぎてもバカになるが、読まなさすぎてもブスになる」だ。今は負け犬どころじゃないほど独身男女であふれているが、この頃より自由になったと言えるだろうか?
Posted by
食わず嫌いであったが、手に取った。カテゴライズすること、命名することには長けているのだが、依存症をアディクション(=嗜癖)として扱っていることに違和感がある...。文章は平易で読みやすいが、少々冗長で飽きてしまう。著者が定義付けている「負け犬」当事者には響くものがあるのでしょうか...
食わず嫌いであったが、手に取った。カテゴライズすること、命名することには長けているのだが、依存症をアディクション(=嗜癖)として扱っていることに違和感がある...。文章は平易で読みやすいが、少々冗長で飽きてしまう。著者が定義付けている「負け犬」当事者には響くものがあるのでしょうか?
Posted by