10ドルだって大金だ の商品レビュー
軽くてスッ〜と読める短編集。あとがきにも書いてある通り、読んだ後何も残らない。(笑)でも、生涯、短篇ミステリを書き続けていく才能ってすごい!「妻を殺さば」という作品が好きです。
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上質な短編が読めるジャック・リッチー。ウィットの効いた台詞や皮肉な落ちなど、SFはちょっと・・・なんて敬遠している人にも自信を持ってオススメできます。ガハハではなく、ニヤッを楽しみましょう。
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あとがきどおり、読んでるときはおもしろいけど何も残らない本。でもその軽さがいいのかも。ユーモアがスパイスがたくさん。たのしい!
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ものすご〜〜〜っく面白かった!好き好き大好き!まさに名人芸の短編集。軽妙洒脱で、読者の予想をかる〜く裏切ってくれるひねりが効いたオチが好き。オチだけじゃなく、冒頭の一文からして「お」読者の興味を惹きつける魅力がある。必ずしも勧善懲悪ではないのに、不思議なユーモアがあって、つい読...
ものすご〜〜〜っく面白かった!好き好き大好き!まさに名人芸の短編集。軽妙洒脱で、読者の予想をかる〜く裏切ってくれるひねりが効いたオチが好き。オチだけじゃなく、冒頭の一文からして「お」読者の興味を惹きつける魅力がある。必ずしも勧善懲悪ではないのに、不思議なユーモアがあって、つい読みながらニヤニヤしてしまう。 私が好きなのは、財産目当てに結婚した妻の命を狙う夫を描いた「妻を殺さば」と、迷(?)探偵ヘンリー・S・ターンバックル部長刑事の連作かな。『クライム・マシン』にも彼のシリーズ作品が収録されてるらしいので、近いうちに読む読む読むのだ!
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またまた、ジャック・リッチー登場。短編集である事もさりながら、読み易い文体で着想の妙のみを純粋に味わえる、珠玉の短編集。「迷探偵」というのは可哀相な気もするが、「二重解決モノ」のターンバックルシリーズを五編収録。 特に気に入った作品を挙げておこう。 「妻を殺さば」 生活無能力...
またまた、ジャック・リッチー登場。短編集である事もさりながら、読み易い文体で着想の妙のみを純粋に味わえる、珠玉の短編集。「迷探偵」というのは可哀相な気もするが、「二重解決モノ」のターンバックルシリーズを五編収録。 特に気に入った作品を挙げておこう。 「妻を殺さば」 生活無能力者の男が遺産目的で妻の殺害を計画するという定番の物語。。。。なのだが。。。。 「毒薬であそぼう」 青酸カリの塊をひょんなことから手にした反抗期の兄妹。劇薬回収にやっきになる敏腕警部補を手玉に取る、子供の知恵の大胆さが、クイズ的に楽しませてくれる。そして。。。。 「10ドルだって大金だ」 10ドル紙幣の重さを痛感するユーモア・サスペンス。シチュエーション・コメディとしても気の利いた表題作。 「とっておきの場所」 とっておきの場所の意外性が楽しい、ブラック・ユーモア色の強い一編。 「キッド・カーデュラ」 「クライム・マシン」収録の「不死身」のオプ、カーデュラ登場。シリーズではエピソードゼロに相当する、探偵になる前のカーデュラを描く。すかんぴんのカーデュラが天職とも言えるビッグ・マネー獲得法を思いつくのだが。。。。 「誰も教えてくれない」 ターンバックルシリーズは、今だったら十分長編に成り得るアイデアを贅沢に短編に収めた感じがする。が、この一編だけは短編の妙を強く感じさせる。どちらかというと「奇妙な味」に近いテイストが楽しい。
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小洒落たショートミステリーは、やっぱり外文の方が上手いのだ。 長編ミステリーでうんうん言うより、 ショートミステリーではっとさせられよう。
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