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ROMES 06 の商品レビュー

3.9

44件のお客様レビュー

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2009/10/04

また、好きなシリーズが増えました。自分の読むペースが追いつかなくてちょっとイラつくくらいおもしろかった。日本は成嶋にとって決して住みやすい国ではないかもしれないけど、反面ROMES以外に執着を見せない冷めた部分を見せつけられると、実はどこでも同じなのかなとも思う。いや、ROMES...

また、好きなシリーズが増えました。自分の読むペースが追いつかなくてちょっとイラつくくらいおもしろかった。日本は成嶋にとって決して住みやすい国ではないかもしれないけど、反面ROMES以外に執着を見せない冷めた部分を見せつけられると、実はどこでも同じなのかなとも思う。いや、ROMESの傍で、一番信頼できる相棒のハル(引退した麻薬犬)と言葉の通じる(苦笑)砂村を得た西空での生活はかえって楽しそうだ。ROMESと何より成嶋に魅せられてしまった砂村はついて行くしかないよね。

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2009/10/04

西日本国際空港という関西での最大級の空港を舞台とした最新鋭の防衛システムとテロリストの攻防を描いた作品です。 買ってずいぶん経っているのに読んでなかったのは、単純にほったらかしていたから。 突然読む気になったのは、気がついたらシリーズ2弾が出ていたから。 いかにシステムが...

西日本国際空港という関西での最大級の空港を舞台とした最新鋭の防衛システムとテロリストの攻防を描いた作品です。 買ってずいぶん経っているのに読んでなかったのは、単純にほったらかしていたから。 突然読む気になったのは、気がついたらシリーズ2弾が出ていたから。 いかにシステムが完璧であろうと人的な要素で簡単にすべてがひっくり返る。 人が人である限り、恒久ともいえるその定義に五條瑛風に挑戦した作品でした。 まあシステムを作るのも扱うのも人間なわけなので当然といえば当然なわけですが。 相変わらず弱きものと強きもの、光と陰を双方から書き出す手腕はすごいと思います。 これの前に「赤い羊は肉を喰う」を読んで、なんだか新鮮さがないようなパッとしないような気がしていたのだけれども、この作品は好きだったなあ。 五條さんっぽかったような。 大詰め最後のROMESの挙動には結構「えー!」ってかんじでしたが。 あと、砂村が報われる日を願わずにはおれません。 話が進めば進むほど、大柄でコワモテという外見描写を忘れてしまいそうな小動物ぶりに目尻が湿る思いでした。

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2009/10/04

結構厚さがあるけど、面白くて読みやすかったからスラスラ読めた!! 人工島の飛行場を狙うあるグループとそれを防ごうとする警備班の話 最新鋭の警備システムが導入されていて、それがROMES 成嶋さんは生来の冷淡人。最初はぼけぼけとしてたのに・・・ 酷い事言ってる自覚無いんじゃない...

結構厚さがあるけど、面白くて読みやすかったからスラスラ読めた!! 人工島の飛行場を狙うあるグループとそれを防ごうとする警備班の話 最新鋭の警備システムが導入されていて、それがROMES 成嶋さんは生来の冷淡人。最初はぼけぼけとしてたのに・・・ 酷い事言ってる自覚無いんじゃないか・・・?多分あの人は人間を駒だと思ってる。楽しんでるのでもなく、悪気も無い。だから余計性質が悪い。 その下で働く砂村さん可哀想・・・。最初は「厄介な上司」として嫌悪感剥き出しだったのに、本来の成嶋さんによって忠実になっていく所が何とも言えない・・・ ちょっと成嶋さんは人間関係で苦悩すればいいんじゃないかな

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2009/10/04

舞台は、関空をモデルにした空港。 空港警備のお兄さん方VS「チーム」と名乗るテロリストのお話。 ロメスというのは、その空港に導入されている警備システムのことです。 割とスタンダードなホームズ&ワトソン役が登場して、読みやすかったです。 ただ、五條作品全体的に言えることですが、登場...

舞台は、関空をモデルにした空港。 空港警備のお兄さん方VS「チーム」と名乗るテロリストのお話。 ロメスというのは、その空港に導入されている警備システムのことです。 割とスタンダードなホームズ&ワトソン役が登場して、読みやすかったです。 ただ、五條作品全体的に言えることですが、登場人物が多くて、人物絡みの伏線が華麗に解消されても「……誰やっけ、この人」と思うことがしばしば。わたしが頭悪いだけかもですが! そんでも、お話は面白かったですよ! 清く正しいエンターテイメントでした。

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2010/05/31

久々の五條瑛! 今回はスパイものではなく、巨大空港のセキュリティシステムと悪との闘いを描いた作品。 この人の作品は、あんまり外れがなくて、やっぱり好き。 作品のスケールを考えると、女流作家さんとは思えないよなぁ・・・

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2009/10/04

彼は優しい人でした。 彼女の叶わなかった願いはとても重いものでした。 …ROMESって凄いシステムだ。

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2009/10/04

最先端がどうのこうのROMESがどうのこうの、というあらすじをみて近未来モノ…?と勝手に思ってたら、普通に現代モノだった。 テロリストたちの正体はもうあっさり分かってしまうし、何となく動機も見通しがついてしまうんだけど、でも読ませるなぁ、と思いました。

Posted byブクログ

2009/10/04

この作品はシリーズものだったりするのかなと思った作品。そして少し調べてみたら、なんと女性が書いたということを知り、ただただスゴイなぁと。 改めて考えると女性が書いたなぁと思われる部分もあるのですが、自分としては高村薫以来の驚きでした。

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2009/10/04

海上にある関西国際空港を狙うテロリストと、空港の警備システムを唯一人把握している成嶋の攻防。凶悪なテロリスト(政治的ではないという意味)、というわけではないのがすぐにわかるため、その点スリリングさには欠けるが、徐々に全容がわかってくるROMESシステムは十分に読み手の興味を引く。

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2011/07/20

この本が発売された頃、本屋さんで見かけてタイトルをすっかり「ルームス」と読み間違えてて、ホテルの6号室の話かと勝手に思ってました・・・。図書館で借りて読んでみなかったら一生そう信じ込んでいたかもしれません。実際は、空港の警備システムのお話し。世界最先端の施設警備システムROMES...

この本が発売された頃、本屋さんで見かけてタイトルをすっかり「ルームス」と読み間違えてて、ホテルの6号室の話かと勝手に思ってました・・・。図書館で借りて読んでみなかったら一生そう信じ込んでいたかもしれません。実際は、空港の警備システムのお話し。世界最先端の施設警備システムROMESに守られた西日本国際空港に、テロの予告状が届いて・・・、といった話なのだが、その警備システムROMESの最高運用責任者の成嶋さんが、機械(ROMES)と愛犬(ハル)しか信用していないように見えて、本心も見せずなので感情移入しにくい気がしました。私にとっては、内容は可もなく不可もなくという感じでした。

Posted byブクログ