SHI-NO -シノ- 愛の証明 の商品レビュー
“「きっちり一秒間隔……」先輩が腕時計で確認しながら、掠れた声で呟く「こら、間違いないわ」 「間違いないって、何がですか?」 もちろん、僕だって全く創造がつかないというわけではない。上半分の存在は謎だが、少なくとも下半分のそれらは――そのタイマー表示からどの様な意味を持つものであ...
“「きっちり一秒間隔……」先輩が腕時計で確認しながら、掠れた声で呟く「こら、間違いないわ」 「間違いないって、何がですか?」 もちろん、僕だって全く創造がつかないというわけではない。上半分の存在は謎だが、少なくとも下半分のそれらは――そのタイマー表示からどの様な意味を持つものであるかなんて、凡そ常識的な想像力をもっている人間なら誰にだって分かるだろう。 ただ、納得し難い心情があるだけで。 それはこの場にいる誰にも共通する思いだったのだおる。ゴクリという唾を飲み込む音さえ聞こえてきそうな静寂の中で、先輩は微妙に引き攣った笑みを浮かべながら、それを宣言する大役を見事に果たしてみせた。 「時限、爆弾や」” 先輩なら時限爆弾くらい解体できそうなものなんだけど。 うーん。 主人公たち落ち着きすぎではないかと少し疑問に思ったり。 犯人を欺くための工作がそこからだとは思わなかったり。 “生まれてきた意味を求め、生き続ける意味を求め、死なない理由を探し、死にたくない理由を探し、ただただ無為に生きる人々を見つめ、その在り様に絶望し、愚かしく思い、それでも最後に辿り着いたのが、この解答。 人はただ、生きていたいだけなんだという願いなのだとしたら。 世界には、生きたいと願う人間だけが生きている。それが答えなのだとしたら。 『だが、悲しい事に――生きたいという人間の意志は、しかし、死によってのみ完結される』 彼らの嘆きは、僕らが感じているものよりもずっと、深かったのかもしれない。”
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志乃と僕の目指すものが提示されました。 ああ、自分はこれがみたかったのだなぁ。と自覚。 「殺人者」の志乃を抑え込む僕との純愛。 ミステリーよりラブストーリーとして読むなら相当秀逸なんじゃ。 なかなかに今回はミステリー部分もしっかりしてましたし。
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シノシノはいつも通りかわいくて、主人公(名前なんだけ・・・;)は大学生であり一般人なのに撃たれて、真白たんは中学生のくせにコスプレして、なんか・・・イイ!!!
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