天璋院篤姫 新装版(下) の商品レビュー
途中、説明チックな感じで「もういいよ~」と思って 読んでいたのですが、そこを乗り越え、和宮が大奥へ 来たあたりからおもしろくなってきました。 これ、大河ドラマの原作だったように思いますが、 原作は和宮と篤姫、大奥時代はあまり仲がいい感じには 書かれてないんですね。 ドラマはもう...
途中、説明チックな感じで「もういいよ~」と思って 読んでいたのですが、そこを乗り越え、和宮が大奥へ 来たあたりからおもしろくなってきました。 これ、大河ドラマの原作だったように思いますが、 原作は和宮と篤姫、大奥時代はあまり仲がいい感じには 書かれてないんですね。 ドラマはもうちょっと、親密さがあったような気が…。 しかし、篤姫は強い人だ。 一度徳川家に嫁いだからには、夫が死のうが江戸城が やばかろうが、薩摩の実家に帰ることを選ばなかったなんて。 私はどちらかというと和宮に性格が似ていると思うので、 帰れる、となったら速攻帰ってるなぁ。 いずれにせよ、昔々の女性たちは、不自由な人生を 強いられてた、ということですよね。 現代に生まれて、まだよかった。
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時代の割に自由奔放に生きていた少女が将軍の正室となり大奥へ。 そこでも自分を見失わず、江戸という大きな時代の終末を見届けた一女性の生き方に感動。
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読みきった! 正直、上巻でもコメントした通り読みにくかった。 上巻でも記載したが、この本で学べることは人の上に立つ人の 考え方の大切さを知った気がする。 会社の社長や、統括部長クラスの人の発言は、独り言ではすまない。 その一言の為に大勢の人が動く。 この自覚のない人が人の上...
読みきった! 正直、上巻でもコメントした通り読みにくかった。 上巻でも記載したが、この本で学べることは人の上に立つ人の 考え方の大切さを知った気がする。 会社の社長や、統括部長クラスの人の発言は、独り言ではすまない。 その一言の為に大勢の人が動く。 この自覚のない人が人の上に立つから、その下の人は外を見て仕事 をするよりも内を見て仕事をする。 自分の発言で、どれだけの人が動くか自覚がないか、その一言で 大勢の人が動くことを楽しんでいるのか? もし、人の上に立つこと、いや、人の上とまで行かなくても、 リーダーの立場になったときには、自分の一言を軽はずみで 言うのではなく、発言の前に一度考えて、この発言が、どの様に 周りに影響を与えるか考えてから発言をし、否定的な言葉よりも 創造的な発言を心がけるようにしようと思う。 私は、言霊は信じている。 つらいとき、しんどいとき、人が信用できず寂しいとき、悲しいときも 前を向いて進みたい!
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260年続いた徳川幕府の終わり。 幕府が衰退する中、しっかりとした信念で大奥を統率している中での、苦悩が描かれている。 それにしても、特に幕末は暗殺や毒殺が多すぎる。
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篤姫が姑として苦悩や嫉妬する姿には人間らしくて好感を持てました。ただの聖人君子よりも人として魅力を感じました。滝山も幾島もやっぱり素敵で、どろどろとした女の世界で登りつめる人とは、強く広くなくてはならないんだなぁ~と改めて思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・皇女というのは古来、縁組に恵まれぬ運命で、江戸時代の後水尾天皇から光格天皇に至るまで、女帝を除く十代の天皇の皇女は全部で72人、そのうちめでたく結婚されたひとは11人にしか過ぎず、あとは大抵尼僧となって門跡寺院を相続されるのが慣わしだったという。 ・官軍における江戸城総攻撃直前に、万が一総攻撃となった際に篤姫を始めとする大奥3千人の女中たちを、どこへ移すかの指示を表方の責任者へ仰いだが、混乱の最中確認できず、ようやく得た命令は、「宮と三院の方々は紅葉山へご参集を」という、まるで砲撃に身をさらすに等しい場所の指定で、大奥女中責任者はそれを受けた途端、危うく気絶するほどに腹を立てたという話。 ・天璋院篤姫は稀な例だが、歴代御台所について書かれたものが徳川家には一般にはない。 ・第16代徳川家達の娘の話。天璋院篤姫のお話として、「うちの家訓は代々家茂が毒殺されたということを後々子々孫々まで伝えよ」大変堅く言い伝えたという。
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大河ドラマ篤姫のあらすじや人物相関などをネットで調べてから読んだら、断然面白くなってきた。幕末の世を生きた篤姫、戦国の世を生きた江。続けて読むと、自分も強く、自分らしく生きなきゃと感じる。本当は和宮の半生の方が興味があるんだけど…
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大河ドラマの印象が強かったので、篤姫は外の情勢に詳しく、政治的な判断を何か下していたのかと思っていた。 でも恐らくその実態は、この小説で描かれているように外の情報が入ってくる事も少なく、彼女の徳川での活動のほとんどは大奥内でのいざこざに終始したのだろうと思った。 そういう意味...
大河ドラマの印象が強かったので、篤姫は外の情勢に詳しく、政治的な判断を何か下していたのかと思っていた。 でも恐らくその実態は、この小説で描かれているように外の情報が入ってくる事も少なく、彼女の徳川での活動のほとんどは大奥内でのいざこざに終始したのだろうと思った。 そういう意味では、正直がっかりした感はある。 しかしながら、作者の「日本の歴史から女性が無視されてきた」という最後のコメントから伺えるように、当時の女性が公の場で影響力を持つ事は非常に難しかったのだろう。だとするなら、大奥の長になることが、この時代に女性としての最高の出世であると思うし、そこを統率し続けた篤姫はやっぱりそれに値する女性だったのだと思った。 「於一は男に生まれたらよかった」と、自分も思わずにはいられなかったけど。 明治になってから、色々といざこざのあった和宮と篤姫がわかりあうところは、何か心がほっこりしてとてもいい。 時代に翻弄され続けて、奇しくも幕末に徳川大奥で出逢った二人の女性。 互いに立場あってすれ違いが大きかった分、振り返っみると二人にしかわからないこともたくさんあるのだろうと思った。
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昔(といっても、おじいちゃん世代くらいまでそうなのかな)のひとって、本当に精神年齢高いよね。 寿命がそもそも短くて、若いころからいろいろ背負う(背負うべく幼少期から教育される)からかな。 ときどき、自分が恥ずかしくなるくらい! 夫を亡くし、10歳年下の養子とその妻を、大奥を統べる...
昔(といっても、おじいちゃん世代くらいまでそうなのかな)のひとって、本当に精神年齢高いよね。 寿命がそもそも短くて、若いころからいろいろ背負う(背負うべく幼少期から教育される)からかな。 ときどき、自分が恥ずかしくなるくらい! 夫を亡くし、10歳年下の養子とその妻を、大奥を統べる者として迎え、ふたりをしっかり支えていく覚悟をきめたー、、そのとき篤姫25歳! わたしそのとき、かきのたね食べながら寝転がって本を読んでた!
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