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天璋院篤姫 新装版(下) の商品レビュー

3.9

91件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2016/04/14

幕末の動乱を生き抜いた篤姫の生涯、大変読みごたえがありました。 渦中の章は読んでいて胸が重くなるものでしたがその後の話は気持ちよく、読後感もよいものでした。 大河ドラマの原作だったはずだけど、そちらも確か評判がよかったと聞いたので気になる。

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2015/08/07

一本筋が通った女性、篤姫、本当にかっこいい。子として、妻として、母として、大奥の主として、姑として、いつも凛として背筋が伸びてる。飼い猫がよく部屋を間違えてて、「おまちがい、おまちがい」というエピソードは、その光景が目に浮かび、可愛かった。

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2015/04/21

図書館で。少し前に大河ドラマになったなあ…と借りてみました。日本史が全然頭に入っていないので出てくる人の名前で一苦労。みんな名前にてるし覚えにくい。学生さんは大変だ… 13代将軍に嫁いだとか徳川も随分終わりの方だな、と思ったら本当に最後の大奥の人だったんですねえ。大変な時代だった...

図書館で。少し前に大河ドラマになったなあ…と借りてみました。日本史が全然頭に入っていないので出てくる人の名前で一苦労。みんな名前にてるし覚えにくい。学生さんは大変だ… 13代将軍に嫁いだとか徳川も随分終わりの方だな、と思ったら本当に最後の大奥の人だったんですねえ。大変な時代だったろうなあ。 とは言え読んでいて今の感覚とは違うのでずいぶん無駄なお金を使うなあと思いました。大奥に三千人という使用人を抱えていてそりゃあ今で言う所の大企業。養うのも大変ですよねえ。そして一番の目的である将軍の血筋を残すってことに関してはあまり成果が上がってなかった辺り何とも言えない。いや、後世の人間が今だから言えることではあるのでしょうけれども。将軍ともなれば江戸で一番偉いお方で何でもできるのか、と言えばそうでもない。奥さんも好きに選べないし決まりに縛られ自由が無い。大奥一の権力者と言えども大奥でしか生きることが出来ない。何とも不自由な世界だなあと思います。そして15代将軍って一年しか在位してなかったんだ… まあ大変な時に継がされたんだなあとしみじみと思ったりします。

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2015/03/23

島津斉彬の養女として徳川十三代家定に嫁いだ天璋院篤姫の生涯。大奥ものってあまり好きじゃないから大河ドラマも観てなかったんだけど、読んだらまあ面白いこと。時代の流れに翻弄されながらも凛と生きる篤姫が格好いい名著。奥には表とまた違う戦いがあったんだなー、と食わず嫌いを反省。

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2015/03/04

幕末の状況を大奥からの視点で描いてあり、とても勉強になりました。 会話が少なく、なかなかボリュームがありましたが、後半はどんどん読み進められました。

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2015/02/14

2015.2.14 途中から、篤姫の時代錯誤ぶりというか、無知というか、井の中の蛙というか、学級委員の女子というか、そんな印象がドンドン強くなり、最後まで読めなかった。 奥という閉鎖空間にいては、政治を、コントロールするのはそもそも無理。中途半端に頭がよかったので、介入できたんだ...

2015.2.14 途中から、篤姫の時代錯誤ぶりというか、無知というか、井の中の蛙というか、学級委員の女子というか、そんな印象がドンドン強くなり、最後まで読めなかった。 奥という閉鎖空間にいては、政治を、コントロールするのはそもそも無理。中途半端に頭がよかったので、介入できたんだろうが、時代の流れを全く無視した思想、徳川家最高!の態度は、途中からむかついてきたね。 主人公に感情移入出来なかったので、低評価。 男性読者は、共感出来ないんじゃない。

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2015/01/16

宮尾さん、粘っこく丁寧なんだよなぁ、だからむしろ苦手・・大河ドラマで脚光を浴びたけど特に興味はなく、気分転換で読みました。前半は期待もあったけど、後半は時代背景以外むしろ読むのが苦痛。まぁ、大奥が舞台だから好みの問題でしょうね。篤姫と和宮の対立なんて気分が悪いだけ。篤姫の信念、生...

宮尾さん、粘っこく丁寧なんだよなぁ、だからむしろ苦手・・大河ドラマで脚光を浴びたけど特に興味はなく、気分転換で読みました。前半は期待もあったけど、後半は時代背景以外むしろ読むのが苦痛。まぁ、大奥が舞台だから好みの問題でしょうね。篤姫と和宮の対立なんて気分が悪いだけ。篤姫の信念、生き方にも共感出来ない。ただ歴史を別の側面から観る楽しみはあった。歴史的人物については・・やはり慶喜の評価は悪い(笑)

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2014/09/09

ドラマと比較しながらどんどん読めました。 ドラマの中で印象に残っていて好きな大奥を閉めるときの 篤姫の言葉は、小説にはないのですね。 たくましく生き抜く信念の女性の物語は、 読んでいて元気が出ます。

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2014/08/30

下段は一般的に知られている「天璋院篤姫」のことが中心に書かれている部分です。しかし、読み進めていくと、大奥取締役として、和宮の姑として、そして徳川家落城の際の江戸城を守る人として、自分に厳しく周囲の状況を正確に判断し人や物事を采配してきた人ということがよくわかりました。厳しく怖い...

下段は一般的に知られている「天璋院篤姫」のことが中心に書かれている部分です。しかし、読み進めていくと、大奥取締役として、和宮の姑として、そして徳川家落城の際の江戸城を守る人として、自分に厳しく周囲の状況を正確に判断し人や物事を采配してきた人ということがよくわかりました。厳しく怖い人というイメージだった天璋院だったが、下段を読んでイメージがかわりました。非常に悲しみに耐え、幸せに飢えた、優しく、そしてカッコイイ人でした。 「男として生まれたら・・・」という言葉がありました。篤姫自身も思うほど、男だったら、この人が天下人だたかもしれないと思うほどの力量のある人でした。 余生は、神様も篤姫に少しばかり「幸」と思える日々を与えました。和宮と親しく話をする時間、家達の教育と結婚の世話。初めて、自分が築いた家庭、家族というのを味わった時だったように感じました。 大切な人に先立たれることが多い人生でしたが、天璋院篤姫は誰からも尊敬され、誰からも愛された人だと、最終ページをめくり、本を閉じたとき思いました。 この『天璋院篤姫』は読む価値ありです!

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2014/04/13

島津の分家から将軍の嫁へ、誰もが羨むシンデレラストーリーの裏では、自由を奪われ、政権の道具とされつつも気丈に自らの役割を全うしようとする女性がいた! とか、そんなとこか。 読んでいて、何の裏付けがあってそんな風に篤姫が思ったと言えるのか。重要な感情であればあるほど、ただの作者...

島津の分家から将軍の嫁へ、誰もが羨むシンデレラストーリーの裏では、自由を奪われ、政権の道具とされつつも気丈に自らの役割を全うしようとする女性がいた! とか、そんなとこか。 読んでいて、何の裏付けがあってそんな風に篤姫が思ったと言えるのか。重要な感情であればあるほど、ただの作者のそうであって欲しいという願いでしかないように思える。 話としては悪くはないし、題材としても面白いが、形にするには材料が足りなかった、そんなとこか。

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