「ニッポン社会」入門 の商品レビュー
日本愛が深く面白い。自分が海外行った時の最初の感覚を思い出す。全てが違って見える。特にハッとさせられたのは、居酒屋の騒々しいグループや暴走族のように、日本人は集団の悪事に対して寛容すぎるのは日本の弱点の一節。個人でいると礼儀正しい人であり、集団でいると非礼な行為を行う。他にはガイ...
日本愛が深く面白い。自分が海外行った時の最初の感覚を思い出す。全てが違って見える。特にハッとさせられたのは、居酒屋の騒々しいグループや暴走族のように、日本人は集団の悪事に対して寛容すぎるのは日本の弱点の一節。個人でいると礼儀正しい人であり、集団でいると非礼な行為を行う。他にはガイコクジンの扱い等一話完結のエッセイで読みやすいです。
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プールにおける日本人らしさ 泳ぐ場所、水遊びの場所を明確に区分けしている 5分間休憩←なんであるの? 発明する日本人 新入生・新入社員と親交を結ぶための花見 ショッピングとディナーの間に行ける銭湯 人々に馴染みある浮世絵←どんな種類があるの? ハロウィンなど外国文化に少し手を加え...
プールにおける日本人らしさ 泳ぐ場所、水遊びの場所を明確に区分けしている 5分間休憩←なんであるの? 発明する日本人 新入生・新入社員と親交を結ぶための花見 ショッピングとディナーの間に行ける銭湯 人々に馴染みある浮世絵←どんな種類があるの? ハロウィンなど外国文化に少し手を加えて模倣する能力←最近イースターも主流になりつつある。まずディズニーで期間限定イベントとして行事を取り込んでから、世間に広まっている・・・? 東京の魅力 特色ある街並み(秋葉原:アニメ街 巣鴨:おばあさんの原宿) 親切で礼儀正しい接し方をする人々 東京「裏」観光ガイド 隅田川をジョギング 両国の旧安田庭園 ついで寄り(浜松町の小便小僧、月島もんじゃ通りの交番) ------------------------------------------------------------------- 失われた10年=サッカー(競技水準・応援スタイル)、ビールの成長期 イギリスに おける日本特集の記事 読者が興味を惹きそうな内容にするため、記者が書いた記事にデスクが編集・修正をしている。
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イギリス人の記者が面白おかしくつづったエッセイ。読みやすく面白い。えてしてこういう場合は日本人よりも日本独自の文化に詳しくなる場合が多いがこのケースでもそのようだ。
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イギリスのデイリーテレグラフの日本特派員が描く、ニッポン社会。ニッポンへの愛に溢れる本であるとともに、普段日本人が気にも留めないことが、外国人から見ると、ほんと不思議に思えることがよくわかる。非常に興味深く、面白い本。
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英国人記者の日本文化論.「プールに日本社会を見た」は秀逸.確かにフリーコースでレベル別に上手くお互いを気遣いながら練習出るのは日本特有かも.
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「歌舞伎は歌舞伎町でやっていない」 というオビの文句に惹かれて買った本(笑)。 著者は日本に14年間暮らしているイギリスの新聞社の記者 (現在はフリージャーナリスト)。 英国記者の目から見た日本 (とくに東京) のユニークさと魅力をつづった本。 オビの文句から想像されるのは「...
「歌舞伎は歌舞伎町でやっていない」 というオビの文句に惹かれて買った本(笑)。 著者は日本に14年間暮らしているイギリスの新聞社の記者 (現在はフリージャーナリスト)。 英国記者の目から見た日本 (とくに東京) のユニークさと魅力をつづった本。 オビの文句から想像されるのは「外国に行ってビックリ」系の軽い本だが (それはそれでいいヒマつぶしになるのだが)、予想を裏切って、日本に関する深い知識と愛情が感じられる落ち着いた本でした。 著者のお気に入りの名所を紹介してくれる「第11章:トーキョー「裏」観光ガイド」は、こちらの知っている場所はほとんどなくて、今度機会があったら、この本を片手にぜひ行ってみようと思わせる場所ばかり。 固い本ではなく、あちこちでニヤニヤさせてくれます。この本はアタリでした。 この本は英語からの飜訳ですが、著者は日本語も堪能のはず。 著者のお気に入り日本語表現ベストスリーというのがあって、その解説を読むと、この人の日本語に対する感性は、あるいは日本人以上なのではと思わせます。 第三位 「勝負パンツ」 「この言い回しを聞いて、感心しなかったイギリス人の友人はひとりもいない。大事なデートの前に着ける下着を指す言葉に関して、日本言ほど正直な言葉はほかにあるだろうか?」 第二位 「上目遣い」 「日本に来てまもなく、女性の中には、何か頼みごとをするときに、まるで子供のように哀れっぽい訴えかけるような目つきでぼくを見上げるというトリックを使う人がいることに気づいた。…この目つきを指す言葉が存在するとは!」 第一位 「おニュー」 「この言葉を初めて聞いたとき、ぼくは声を出して笑い、その日一日、この言葉について考えをめぐらせたものだ。英単語と日本語の丁寧語をかけあわせるなんて! この言葉は初めて何かを使うときに感じる束の間の幸福感を見事にとらえているし、そこにはユーモアとアイロニーが同時に含まれている。しかも、短い英単語の前にたった一文字つけ加えるだけで、それだけのニュアンスを伝えているのだ」 (第3章 おもしろい日本語:イライラ、しくしく、ずんぐりむっくり p44-45) 著者はイギリス人だから、サッカーに関する話題も当然あって、この部分も楽しい。 「良識あるイギリス人男性に、人生で大事なものをふたつ挙げてもらうとよい。みな口をそろえて、サッカーとビールと答えることだろう」 「どの国にも、その国独自の風変わりなスポーツがあってよいと思う。ぼくは相撲を好むことにかけては人後に落ちないつもりである。イギリスにだってクリケットという競技がある。お茶の時間などを挟んで四日間も続き、結局、引き分けで終わったりする奇妙なスポーツだ。しかし、そうしたスポーツのほかに、真っ当な国にはサッカーが必要なのである。野球はサッカーの代わりにはなりえない」 (第8章 ビールとサッカー:日本の「失われなかった」十年 p82,89) 個人的に一番気に入った箇所は、 「『いちばん好きな炭水化物は何?』 これは大学時代からつき合いのある、ぼくのエキセントリックな友人が、新しくできた彼女と会話を始めようとして切り出した質問である。ぼくの仲間うちでは、これは女性に話しかける文句としては史上最悪のものだということで意見の一致を見た」 (第16章 日英食文化:鰻の漬物、アリマス p197)
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20171111 海外から来た人が思っている日本人の思考・行動について楽しく解説してくれる。文化論としても読める。グローバルな時代にどう生きていくかの参考にもなると思う。
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おもしろかったのであっという間に読めた。 日本人が海外に行った話を読むのも好きだけど、外国の人が日本に来た話を読むのも好きだ。 なにげに東京のおすすめスポット紹介が興味あった。 今度行ったら見てみよう。 あと、イギリスの食事について、もういいっちゅうねん!てくらいマズい説に反論し...
おもしろかったのであっという間に読めた。 日本人が海外に行った話を読むのも好きだけど、外国の人が日本に来た話を読むのも好きだ。 なにげに東京のおすすめスポット紹介が興味あった。 今度行ったら見てみよう。 あと、イギリスの食事について、もういいっちゅうねん!てくらいマズい説に反論してたなー。 パンとチーズと紅茶がおいしいことはわかった。 とりあえず今後外国の方と喋る機会があっても「納豆は平気ですか」とは聞かないようにしよう。 私も納豆ムリなんで聞くことないだろうけど。
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へえー、こう見えているのか~、と楽しめるところが多い。特に結婚式に3万円も払うのは納得できんみたいな記述は、そんな発想がまったくなかったんで新鮮だった。確かに言われりゃそうだな。 あと、日本に関するトンデモ記事が量産される背景なんかも考えさせられる。必ずしも、現地の記者が歪んだ...
へえー、こう見えているのか~、と楽しめるところが多い。特に結婚式に3万円も払うのは納得できんみたいな記述は、そんな発想がまったくなかったんで新鮮だった。確かに言われりゃそうだな。 あと、日本に関するトンデモ記事が量産される背景なんかも考えさせられる。必ずしも、現地の記者が歪んだメガネをかけているわけじゃないのね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2006年刊行。駐日英人ジャーナリストによる日本紹介書。抱腹、とまではいかないが、ウイットの効いたジョークや、日本人には思いつかない注目点が書かれ、なかなか面白い。「日本以外では決して見られない光景」「東京裏ガイド」が中でも良かった。肩の凝らない、また、肯定的な色合いの強い日本文化批評なので、堅い読書の箸休めに最適の一書。
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