地球を斬る の商品レビュー
佐藤さんがフジサンケイ ビジネスアイの掲載記事を集約した書です。 国際情勢のことが掲載されており、記事の振り返りやキーワード解説も付加されていて、ちょっとした教科書の様な構成です。
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なぜか 最近は 佐藤優にはまっている。 ふしぎと おもしろいのだ。 佐藤優の とんがり方が。 外務省に ケンカを売っているのが ドンキホーテのようで おもしろい。 だったら、国会議員になって 外務省をたたけばいいと思う。 その方が 負け犬の遠吠え にならない。 インテリジェンス...
なぜか 最近は 佐藤優にはまっている。 ふしぎと おもしろいのだ。 佐藤優の とんがり方が。 外務省に ケンカを売っているのが ドンキホーテのようで おもしろい。 だったら、国会議員になって 外務省をたたけばいいと思う。 その方が 負け犬の遠吠え にならない。 インテリジェンスという言葉の重みを知らなかった。 確かに 情報 と訳していたが どうも、国家におけるインテリジェンスは 違うようだ。 視点・視座を変えてみる というのは、必要だなと思う。 当事者 と 客観的な見方。 この二つは 重要だ。 そのことで、情報に 立体感が出る。 ロシア、イスラエル、北朝鮮。 その切り口が 斬新で たしかに 地球を 全部見ることが できていないことを 痛感した。
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勝者は白い歯をみせてはならない (外交の鉄則) 口の軽いものは命も軽い 中世の悪魔学 悪魔を呼び寄せることは簡単だが、いったん呼び寄せた悪魔を消し去ることは至難のわざである
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ロシア、北朝鮮、中東。 これらを中心に世界のつながりが暴かれていく すべてがつながっている、その裏には、「情報」という戦いがある 激動の中でどのように国の地位を確立するのか。 新聞でよく目にする条約、議定書の意義がわかる
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答えは全てここにある! 尖閣諸島問題、北方領土問題。 外交力の浮沈はこの人から学べ。全てはそこから解決の糸口に繋がる。
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3月5日読了。佐藤優氏がフジサンケイ ビジネスアイに週刊連載した、日本/ロシアの外交情勢を中心としたインテリジェンスに関するコラムをまとめ、単行本化時のコメントと語句の解説を付与したもの。外交の場で出されるコメントに込められた「シグナル」の読み解き方と、それを読み解けない日本の外...
3月5日読了。佐藤優氏がフジサンケイ ビジネスアイに週刊連載した、日本/ロシアの外交情勢を中心としたインテリジェンスに関するコラムをまとめ、単行本化時のコメントと語句の解説を付与したもの。外交の場で出されるコメントに込められた「シグナル」の読み解き方と、それを読み解けない日本の外務省のダメダメさ。後半部では主に北朝鮮の戦略とそれへの対応について述べられる。単行本発売が2007年、内容も小泉~安倍総理時代の話なので最新とも言えないが古典として突き放してみることもできない、中途半端な鮮度な気もする。(これは筆者のせいではないが・・・)各国がゲームのルールに従ったやり方で国益を追求することが、地球の益につながるのだろうか。
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佐藤優氏がサンケイビジネスアイで連載をしていたコラムを単行本化したものらしいです。そのコラムのタイトルそのままのようですが、『地球を斬る』というタイトルはセンスとしてどうかと個人的には思います。どうなんでしょう。 それはそうと内容ですが、この人にはもう少し腰を落ち着けてひとつ...
佐藤優氏がサンケイビジネスアイで連載をしていたコラムを単行本化したものらしいです。そのコラムのタイトルそのままのようですが、『地球を斬る』というタイトルはセンスとしてどうかと個人的には思います。どうなんでしょう。 それはそうと内容ですが、この人にはもう少し腰を落ち着けてひとつのテーマを深堀りして論じてもらいたいと思うのです。外務省の特定個人に対する喧嘩売りの様相も一部呈してきていて、それはそれで面白く、著者としても計算づくではあるのでしょうけれども、やはりどうかと思われます。締め切りもあり筆がすべるというところもあるのかと思いますし。 ただ、もちろんこの人のインテリジェンスの高さというのは、私が判断できるところではないですが、本書でも十分示されていると思います。 期待をこめて今回は星3つで。
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佐藤優が雑誌コラムで投稿した記事をまとめた著作。 様々な外交上の出来事に対する著者の見立てが書かれている。 全体で感じることは日本外務省の致命的な無能力・不作為による国益の損失だ。これは深刻だ。スクール制度の弊害、出世至上主義、ここまでくると恐ろしい。 プーチン大統領の思惑、上海...
佐藤優が雑誌コラムで投稿した記事をまとめた著作。 様々な外交上の出来事に対する著者の見立てが書かれている。 全体で感じることは日本外務省の致命的な無能力・不作為による国益の損失だ。これは深刻だ。スクール制度の弊害、出世至上主義、ここまでくると恐ろしい。 プーチン大統領の思惑、上海総領事館員自殺における日本政府の不作為、日中間の領土問題について、北朝鮮との駆け引き、竹島問題、バチカンのインテリジェンス能力の高さ、化学兵器遺棄の新事実、ロシアとの連携、東郷和彦氏の靖国神社参拝モラトリアム低減、英国のインテリジェンス能力、三党返還論の懸念、蕩々、盛りだくさんだ。 最後のイラン問題の重要性は理解しておく必要があるだろう。アメリカは万が一の時は北朝鮮問題よりも、イラン問題を優先する。それが大惨事世界大戦を防ぐことになるからだ。そのため北朝鮮問題に関しては、日本はアメリカを頼ることは出来ない。ロシアとの連携を重視して対応する必要があるという。また、イラン政府に甘い日本政府の対応にも苦言を呈す。同じ価値を持つイスラエルとの連携を強化することにより、日本の立場を主張する方がメリットがあるのだという。さらにイスラエルの情報機関との連携には多大なメリットもあるという。 いずれにしてもニュースで流れている内容から外交上のいろいろな思考はできる。興味をもって聞くことだ。それから外務省をどうにかできないか。そうした重いと強く持つようになった。
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インテリジェンスの専門家による国際情勢分析集。各分析ごとに後からみた自分の分析の検証をつけていて面白い。ただ、この人の論点が正しいのかどうか、自分には判断できなり。今の外務省はダメ、といわれても、10年前までは良かったのか?と思うし。国の機関以外(企業や個人)のインテリジェンス能...
インテリジェンスの専門家による国際情勢分析集。各分析ごとに後からみた自分の分析の検証をつけていて面白い。ただ、この人の論点が正しいのかどうか、自分には判断できなり。今の外務省はダメ、といわれても、10年前までは良かったのか?と思うし。国の機関以外(企業や個人)のインテリジェンス能力は十分高い、というところに救いがある?
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日刊経済誌『フジサンケイ ビジネスアイ』の連載コラムをまとめたもの。国際政治と経済、インテリジェンス(情報)と絡まる面白い話題を読者に提供するというのが課題。記事ごとのキーワードに解説をつけ、各稿の内容に対して検証を行っている。この点で国際政治に関心を持つビジネスマンにとってはよ...
日刊経済誌『フジサンケイ ビジネスアイ』の連載コラムをまとめたもの。国際政治と経済、インテリジェンス(情報)と絡まる面白い話題を読者に提供するというのが課題。記事ごとのキーワードに解説をつけ、各稿の内容に対して検証を行っている。この点で国際政治に関心を持つビジネスマンにとってはよい読み物、マスコミ・商社・公務員を志望する大学生にとっては試験対策副読本、高校生にとっては政治経済や現代社会の生きた教材となったという点が売り。 2006年初頭から2007年3月までの約1年3ヶ月間の世界の政治的動向の分析やそれに伴う日本の対応、人物評などが盛り込まれている。しかし特定の国家を名指しで危険国家と非難したり、実名での人物批判も行っているためここでその内容について詳しく触れることはできない。 筆者がロシア外交専門の元外務官僚であった関係からロシア関係の記述が多いことや、国力からいっても日本のインテリジェンス能力は決して低くない、しかし外務省の組織的問題のゆえに潜在能力が発揮できないでいる、という主張は同人の他の著書と変わりがない。単に娯楽目的であればどの本にも同じことが書かれているのであえて手に取る必要も感じないかもしれない。著者の意図はインテリジェンス上の常識、法則を複数の著書で繰り返し訴えることでこれの定着を図ろうというところにあるのかもしれない。 なお諜報機関や秘密警察に対する以下のような記述は興味深い。 諜報機関は秘密裡にある人物を葬り去ることがある。しかし、そのような場合に目立つ場所や方法を選ばない。僻地で交通事故に見せかけるというやり方が一般的。 秘密警察はその国での女性スキャンダルなどのもみ消し(これももともとは組織の仕掛けた罠)などによって協力者として近づいてくる。そして最終的には機密情報の提供を求めてくる。しかし、自国の警察や所属機関等に報告すればそれ以上深追いはしてこない。報復のような無駄なことはしない。など。 このような外交の裏面を事実と捉えるかどうかは読者に委ねられている。またテロは一部狂信者によるものではなく、経済効果があるため根絶が難しい。テロに対する一番の対策は、テロによっても経済効果が得られないということを粘り強く示していくことであるとの記述も興味深い。 一部過激といってもいい発言もあるため、著者の主張内容に抵抗を感じる人はいるかもしれない。しかし文章は平易で、読み物としておもしろいことは言うまでもない。
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