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不動心 の商品レビュー

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155件のお客様レビュー

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2021/07/20

 松井秀喜氏もまた、長嶋茂雄氏と同様に「ミスタープロ野球」である。この本を読んでいると、本当に野球が好きなんだなということが、如実に感じられてくる。  松井選手(あえてこう書く)と言えば、夏の甲子園大会での5打席連続敬遠が、いまだに語り草になっている。敬遠されても表情一つ変えず...

 松井秀喜氏もまた、長嶋茂雄氏と同様に「ミスタープロ野球」である。この本を読んでいると、本当に野球が好きなんだなということが、如実に感じられてくる。  松井選手(あえてこう書く)と言えば、夏の甲子園大会での5打席連続敬遠が、いまだに語り草になっている。敬遠されても表情一つ変えず、一塁に進む姿を見て、その風貌と相まって高校生らしからぬ選手と感じた。このとき彼は打席にたつたびに、ストライクがきたら逃さず打つと集中していたとのこと。高校生の時からこの「不動心」、当時の明徳義塾高校の監督が「高校生の中に一人だけプロの選手が混じっていた」と言ったのは、体力や技術のことだけを指したのではないと思う。

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2019/01/13

凄く冷静、そしてポジティブな方で人一倍の努力家。 (お会いしたことはありませんが)松井さんの人柄が垣間見える本でした。

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2018/08/15

甲子園で連日、熱戦が繰り広げられている。 今年は100回の節目で、かつて活躍した選手によるレジェンド始球式など話題はつきない。 酷暑の中で試合させることの是非や商業主義など課題も多いけれど、ふらっと球場に足を運び、夏空の下、頬に風を感じながら、高校生のひたむきなプレーを見られる楽...

甲子園で連日、熱戦が繰り広げられている。 今年は100回の節目で、かつて活躍した選手によるレジェンド始球式など話題はつきない。 酷暑の中で試合させることの是非や商業主義など課題も多いけれど、ふらっと球場に足を運び、夏空の下、頬に風を感じながら、高校生のひたむきなプレーを見られる楽しみは何物にも代えがたい。 本書は、レジェンドのお一人、松井秀喜さんによる著書。 書かれたのは2007年で、松井さんがまだ現役、前年に左手首骨折という選手生命を左右する大けがをされたころだ。 圧倒的な素質、才能の陰で忘れがちになるけれど、松井さんの野球人生は、5打席連続敬遠や膝のケガ、NY移籍後のバッシング、手首の骨折と、通常人であれば心折れる出来事の連続だったことに気づく。 そうした逆境でも、「人間万事塞翁が馬と受け止める」「コントロールできることとできないことを分けて、できることに集中する」という姿勢で向かわれるが、最初からそうではなかったという。 勝負しないピッチャーをにらみつけ、バットを放り投げるといった態度もままあった。そうした折、高校時代の恩師はじめ指導者の方々が松井さんを注意し諭す。曰く「日本を代表する選手になろうとしたら、知・徳・体がそろわないとだめだ」「王選手は敬遠され勝負されなくてもバットを静かにおいて一塁に走った」云々。 一貫して感じ取れることは、そうした指導者の言葉を自らの肥やしにしようとする「素直さ」と、自分一人のことでなくチームや裏方さん、ファンのことを思ってプレーする「利他」の心構えだ。 齢を重ねると、えてして自らの経験に固執し、素直さを失ってしまう。自らが背負うものばかりに目がいって、周囲への感謝、周囲に貢献する気持ちを忘れがちになる。 松井さんにはとても及ばないけれど、他人の意見を聴く素直さと、周囲への感謝を忘れないようにしたい。

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2018/05/20

一流の野球選手としてだけでなく人として本当に尊敬できる人だなぁと本書をよんで心から感じました。 ・悔しさは過去ではなく未来にぶつける。 野球とは失敗のスポーツであるから打てないときがあるのは当然。悔しさに縛られるのではなくそこから何かを学び次のチャンスにつなげる。 ・人の心を...

一流の野球選手としてだけでなく人として本当に尊敬できる人だなぁと本書をよんで心から感じました。 ・悔しさは過去ではなく未来にぶつける。 野球とは失敗のスポーツであるから打てないときがあるのは当然。悔しさに縛られるのではなくそこから何かを学び次のチャンスにつなげる。 ・人の心をコントロールすることはできないが、動かすことはできる。 打てないときに観客が自分を批判することはコントロールできないけど、自分ができること(一塁までの全力疾走)をしっかり行うことで観客の心を動かすことはできるかもしれない。 「努力することは才能である」と語る松井選手ですが、それができるのも上記のようなしっかりとした考えをもっているからこそ実行できるのだと感じた。

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2018/01/21

ヤンキースで活躍した松井選手は、超人的に感情の起伏の少ない人だなあと感心していたけれど、あれは努力の賜物だと知ってびっくり! 次の成功のために、失敗した時のネガティブな感情が増幅しないように努力してコントロールしていたのです。 そんなことができるのか? 彼はホームランを打っ...

ヤンキースで活躍した松井選手は、超人的に感情の起伏の少ない人だなあと感心していたけれど、あれは努力の賜物だと知ってびっくり! 次の成功のために、失敗した時のネガティブな感情が増幅しないように努力してコントロールしていたのです。 そんなことができるのか? 彼はホームランを打った試合でさえ、打てなかった打席のことばかり考えて「あーあ」と心の中では嘆いていたそうです。そういうネガティブな感情の渦巻きを増幅させないための秘訣は「声に出さないこと」。「あのカーブに手を出すんじゃなかった」と口に出してしまうと、もうその思いから抜け出せなくなるので、それを増幅させないように声に出さない努力をしていたわけです。 我々庶民ならまだしも、意地悪な記者から感情を煽るような質問を受ける立場にあって、それを貫くのは大変でしょうね。それ以外にも、不調でメディアから叩かれたときに、それを「復調の兆し」なんだと捉えるなど、この本には、ネガティブ感情を増幅させない心構えが書かれています。 失敗からなかなか抜け出せない時に読み返せてよかったかも。

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2017/02/23

内田篤人の本を読んだ後、次はこれと決めていた。スポーツに怪我は付きものだから、世界で活躍する一流選手でも、普通の人が感じるような悩みや苦しみが同じようにある。松井のアメリカでのトレーニングと体調管理への意識、姿勢は参考になることばかり。 【いちぶん】 難しいことを言うようですが...

内田篤人の本を読んだ後、次はこれと決めていた。スポーツに怪我は付きものだから、世界で活躍する一流選手でも、普通の人が感じるような悩みや苦しみが同じようにある。松井のアメリカでのトレーニングと体調管理への意識、姿勢は参考になることばかり。 【いちぶん】 難しいことを言うようですが、その苦しみやつらさこそが生きている証じゃないでしょうか。僕は、生きる力とは、成功を続ける力ではなく、失敗や困難を乗り越える力だと考えます。

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2017/01/21

(01.20.2017) 野村さんの本を読んだ後も同じことを思ったが、何事も頂点を極める人は頭が良い。そして勉強家。本を読みながら学ぶことがたくさんあった。

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2016/03/10

尊敬する人で松井秀喜という人が結構いて気になると思ったのでこの本を読んでみた。 野球選手である松井秀喜さんの発言には誰にでも共通するような真理がある。自分のスタンスを知ること、スタンスの根本は崩さないまま変化には柔軟に対応させていくことなど、野球選手を目指していなくても参考にな...

尊敬する人で松井秀喜という人が結構いて気になると思ったのでこの本を読んでみた。 野球選手である松井秀喜さんの発言には誰にでも共通するような真理がある。自分のスタンスを知ること、スタンスの根本は崩さないまま変化には柔軟に対応させていくことなど、野球選手を目指していなくても参考になった。 広岡広報も言っていたが、自分で変えられることと変えられないことの区別を明確にすることが物事を全力で取り組む秘訣なのだと感じる。 是非この本を自分の人生においても活かしたい。好きなことを追いかけて仕事に出来たら本望だ。

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2015/12/06

石川県の星稜高校から読売ジャイアンツに入団、FAでニューヨーク・ヤンキースと契約、2006年に外野フライを滑り込んでキャッチしようとした際、左手首を骨折してしまった松井秀喜さんが、野球との関わり、野球から学んだものについて、自分を振り返って書いた自伝。 松井秀喜さんといえば、ゴ...

石川県の星稜高校から読売ジャイアンツに入団、FAでニューヨーク・ヤンキースと契約、2006年に外野フライを滑り込んでキャッチしようとした際、左手首を骨折してしまった松井秀喜さんが、野球との関わり、野球から学んだものについて、自分を振り返って書いた自伝。 松井秀喜さんといえば、ゴジラの愛称や甲子園での5打席連続四球、真摯な受け答え、ホームラン、55番、東スポでのいじられ役というのが個人的な印象だった。 当時、海外で活躍していた主な選手だったイチローさんや、サッカーの中田英寿さんはマスコミ嫌いという印象をもっていただけに、松井秀喜さんのマスコミに対する真摯な受け答えは、かなり印象に残っていた。 いい子すぎるという意見もあったけど、松井さんが目指す『広く深い心と、強く動じない心』と、選手とファンの橋渡しとなるメディアへの配慮だと感じた。 そんな松井さんでも、心の中では打てなかった打席を悔やんだり、記者の挑発するような質問にカチンときたり、怪我を後悔したりしている。 自分も『起きた事実は変えられないから、考え方を変えて物事をプラスに見よう』と思いつつも、一喜一憂してしまう。 あの松井秀喜さんですら、心の中では様々な思いが渦巻いているんだから、人間だれでもそういう傾向にあるんだろうと思い、もっと気楽に考えようと思えるようになった。 とはいえ、松井さんが言うように『努力できることが才能である』と思い、これからも少しずつでもその境地に達するように進んでいきたい。

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2015/05/09

とても感動しました。困難に直面しても、自分の一番大事な部分は変えず、前向きに困難と向き合っていく。家族の大切さ、塞翁が馬、努力、師匠との出会いなど本当に感激しました

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