字統 新訂 普及版 の商品レビュー
生涯現役を貫き体系的な文字学を確立した著者白川静、その70余年の研究に基づく字源字典『新訂字統』の軽便な普及版が登場。収録字数7000余。字音・字訓・総画・部首索引付。
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風水だの五行説だのが成立する以前の、中華呪術の道具であった文字を、著者が知りうる限りの儀礼 民俗によって調べた労作。 本書ではぼろくそのめたくそにたたき台として使われている某書は、他で「甲初~亥終という論理的な構造」をしていて、成立当時としては大変労作であったと褒めてはいる。 ...
風水だの五行説だのが成立する以前の、中華呪術の道具であった文字を、著者が知りうる限りの儀礼 民俗によって調べた労作。 本書ではぼろくそのめたくそにたたき台として使われている某書は、他で「甲初~亥終という論理的な構造」をしていて、成立当時としては大変労作であったと褒めてはいる。 大昔なので、本書で紹介される北の守護神を指す甲骨文は「どう見てもワニ」であったり、象(三千年前は中国にもいたから)を使った文字の体系があったり、シャーマンが儀礼所の建設に関して神へ尋ねる際は 口(サイ 私は嘘つきませんという宣誓書が入ったもの)を右手に、工(厳密には工の字を四つ組み合わせたもの)を左手に持って、「ここにおいてせんか あすこにおいてせんか」と尋ね歩く とか、「近代パラダイム」に微妙に合わない所もあるには違いないが、呪術師孔子の作業は本書でも伺えたり する。
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漢字の古典的名著とのこと。漢字の歴史的専門家ではないので、字統の学術的価値は分からないが、漢字について、網羅的に掘り下げようとしている雰囲気は読んでいると感じてくる。漢字を知る上で、必読の書だと思った。
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文字の成り立ち、古い姿がひとつひとつ載っていて、自分の名前の字など探してみるととっても面白い。 書道の練習に使うのもたのしい。 アマゾンで購入。
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