検証グリーンスパン神話 の商品レビュー
●未読 ◎「世界金融崩壊七つの罪」p.38で紹介 【グリーンスパンは政府との関係に細心の注意を払った議長と推測される。】
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「過去最高のFRB議長」と評されるアラン・グリーンスパンの経済政策を検証したもの。「根拠なき熱狂irrational exuberance」の言葉で有名な90年代末のバブルへの対応について検証している。1987年から96年までは思慮分別のある「グリーンスパン」だったが、96年以降...
「過去最高のFRB議長」と評されるアラン・グリーンスパンの経済政策を検証したもの。「根拠なき熱狂irrational exuberance」の言葉で有名な90年代末のバブルへの対応について検証している。1987年から96年までは思慮分別のある「グリーンスパン」だったが、96年以降は賭けが好きで本能で動く「グリーンスパン」になったと彼の変わり身の激しさを批判している。その批判もアメリカン・ジョークというのか皮肉たっぷりでおもしろい。例えば「グリーンスパンは批評家からチアリーダーに転身していた。」(184項)とか笑。「チアリーダー」になぞらえたのはバブル景気にのっかって個人投資家が株に投資するのを煽ったからだそうです。当時の彼の人気はすごいもので、株価が暴落してもグリーンスパンが金融を緩和して救ってくれるとアメリカ人の3人に1人くらいが信じていたとか。これを皮肉って「グリーンスパンはマジシャンになっていた」(笑)。誰もがバブルを歓迎している中、バブルを封じ込めようとするセントラルバンカーが人気を得ることは有り得ないが、その有り得ないことを起こしてしまったのがグリーンスパンだと彼への批判は鋭く、手厳しい。米国経済、中央銀行の仕事について学ぶにはいい本。
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