塩の街 wish on my precious の商品レビュー
(2014.05.18読了) 前回に続いて有川浩。 航空自衛隊が登場する『空の中』、海上自衛隊が登場する『海の底』、そして陸上自衛隊が登場する今回の『塩の街』 三つあわせて「自衛隊三部作」と言われているようです。 全部読みましたが、どれも現実にはありえない話です(^^;; でも嫌...
(2014.05.18読了) 前回に続いて有川浩。 航空自衛隊が登場する『空の中』、海上自衛隊が登場する『海の底』、そして陸上自衛隊が登場する今回の『塩の街』 三つあわせて「自衛隊三部作」と言われているようです。 全部読みましたが、どれも現実にはありえない話です(^^;; でも嫌いじゃないです(≧∇≦)
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訳あって久しぶりに有川浩さんのデビュー作を再読。「自衛隊三部作」の「陸」にあたる本(といっても、かなり強引だけど)。これを有川浩さんの読み始めの時期に読んでたら、まっさきにこの本を上げるんだけど、その前に『海の底』や『植物図鑑』等々を読んでしまったのでなかなか上位に上がらない作品...
訳あって久しぶりに有川浩さんのデビュー作を再読。「自衛隊三部作」の「陸」にあたる本(といっても、かなり強引だけど)。これを有川浩さんの読み始めの時期に読んでたら、まっさきにこの本を上げるんだけど、その前に『海の底』や『植物図鑑』等々を読んでしまったのでなかなか上位に上がらない作品。 真奈の秋庭への一途な思いにキュンキュンするし、秋庭の真奈への態度って凄いわかる。男なんて好きな女の前では「カッコつけたい」し、「大人ぶりたい」生物なんですよ(笑)。 ノブオのルポの前書きの「世界が終わる瞬間まで、人々は恋をしていた。その中の一つの恋が世界を救った。」の一文が物語の1であり、すべてを表現している。 ベタ甘なんだけど、その甘さが背中をムズムズさせる心地よい作品。 メディアワークス文庫版では、カットされた戦闘シーンが掲載されているので、気になる方はこちらも。
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有川さんの本だなぁという感想。設定も完全に枠外で科学的な矛盾とかが気になる類の本でもなく、有川さんらしい登場人物間の関係の描き方がされている。
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大好きな作家 有川浩さんのデビュー作。 本編ストーリーの他にも登場人物のサイドストーリーを綴った書き下ろし作品が加わっていて、充実した読み物でした。 一つの大きな事件(出来事?)をきっかけに出会った陸自隊員と少女の「気付けば恋の物語」。様々な人物が関わって、時には共感したり、時に...
大好きな作家 有川浩さんのデビュー作。 本編ストーリーの他にも登場人物のサイドストーリーを綴った書き下ろし作品が加わっていて、充実した読み物でした。 一つの大きな事件(出来事?)をきっかけに出会った陸自隊員と少女の「気付けば恋の物語」。様々な人物が関わって、時には共感したり、時にはムカついて苛々したり、紆余曲折ありながらもお互いを信頼している姿がとてもいじらしくて読んでいてもなんとなく心が温まる話しでした。
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話しは面白い いろんな展開も 災害時に暴徒となる若者 自分さえ良ければ他人の不幸を喜ぶ女 囚人の人体実験 恋愛部分がダメだ… teenの恋ってこんなだっけ? 淡い&懐かしいな~というより、気持ち悪い でもせっかくなので海の底も読んでしまおう
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突如発生した“塩害”という謎の現象によって、日本だけでなく世界中の経済や流通、様々な機能が麻痺してしまう。 そんな非常事態の中で必死に生きようとする自衛官の男と一人の少女。 そして、彼らと関わる人々。 変わり果ててしまった世界の運命は? そこに生きる人々の運命は? 自衛隊三部作...
突如発生した“塩害”という謎の現象によって、日本だけでなく世界中の経済や流通、様々な機能が麻痺してしまう。 そんな非常事態の中で必死に生きようとする自衛官の男と一人の少女。 そして、彼らと関わる人々。 変わり果ててしまった世界の運命は? そこに生きる人々の運命は? 自衛隊三部作の第一弾、有川さんのデビュー作。 自衛隊好きの有川さんが描く自衛隊組織や自衛官は、とにかくカッコイイ。 勇敢で強くてぶっきらぼうに優しくて。 そして、有川さん特有のマンガみたいにベタベタな登場人物とマンガみたいにベタベタな恋愛描写が、こっ恥ずかしくなるくらいベタなんだけど、ここまでくると潔くてキュンキュンしてしまう。 「ぶっきらぼうに頭をクシャッとする」とか、萌えポイント満載。 もちろん、ただ萌えるだけの作品ではない。 2007年に書かれたものだけど、“塩害”という過酷な状況に翻弄される恋人たちや親子のドラマに、つい3.11を重ねてしまって胸が震えた。 絶望の中にもある光の部分が描かれていて心地いい。
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とても、突拍子もない話なんです。 でも、凄くリアルなんです。 守りたい大事にしたいって、 そんな強い想いがひしひしと感じられるお話でした。
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んー・・・私の想像力の問題だと思うんだけど、あんまり入り込めなかったな。「塩」って出てくる度に、キッチンにある塩やら、焼き魚にかかっている塩を思い出しちゃって、駄目だった。 どうも主人公2人がタイプじゃなかった。感情移入できなかったのも、結局はソコのところの問題かも(^-^; ...
んー・・・私の想像力の問題だと思うんだけど、あんまり入り込めなかったな。「塩」って出てくる度に、キッチンにある塩やら、焼き魚にかかっている塩を思い出しちゃって、駄目だった。 どうも主人公2人がタイプじゃなかった。感情移入できなかったのも、結局はソコのところの問題かも(^-^; その点、野坂夫妻の話の方が読んでいて楽しかった。
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塩害の設定はどうなんだ?と思ったけど、さすが有川浩!面白い! 登場人物がみんな魅力的。 読み始めは重い話だなぁと思ったけど一気に引き込まれる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
有川さん自衛隊三部作の陸、の巻。 おもしろかった。 けど、ちょっと私にはラブ度合いが強すぎた・・・。 有川さんはねー好きなんだけど、 甘甘度が上がりすぎるとどーも肌に合わない感じがするんだよなあ。 うーん。 女子高生と戦闘機乗りの恋。 かわいくて芯の強い女の子と、ちょっとぶっきら棒だけど優しくて強い男。うーん、こうやって文字にすると 私のツボなんだけどなあ。 でも、表題作のとこまでは楽しく読んだ。 正直、後日談はいらなかったかなあ。ちょっと流し読みしてしまった。ごめんなさい。 塩、結局壊すだけでいいってのがちょっと拍子抜け。 攻撃しにいっても全く抵抗もなかったんなら、 別に真奈ちゃんを人質にする必要もなかったのでは?? まあ、気分的なもんかもしれないが、 ちょっとあのへんの盛り上がりは唐突だった気もする。 突如秩序が消えた世界で狩られる側と狩る側ができる、とゆーどーしようもない現実、が気持ち悪かった。 にしても、どーしてこーゆー状況を描くときには必ず 女の子が辱められなければならんのか。 現実においてもフィクションにおいても。 そんでもって、最終的には女は強い、とかゆーところに落し込んでくるんだよなあ。 あのへんは最近ちょっと違和感ある。 まあ、分かりやすいし、入り込んでるとなんとも思わないんだが・・・。 三部作の中ではやっぱ空がイチバン好きかなあ。
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