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テロリストのパラソル の商品レビュー

3.9

126件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

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2025/02/02

前半は読ませるスピード感があるが、後半になるにつれ都合が良すぎる展開でリアリティに欠ける。さすがに無理あるでしょ、みたいな描写が頻発するため集中が途切れた。

Posted byブクログ

2025/01/18

一気読みしてしまった。 言葉遣いといい表現といい行動といい、全く関わったことない人種だらけなのに、想像できてしまった。それにしても割とハイコンテキストな会話が多くてみんな頭良い。 ストーリーは読めそうで読めない展開が続きウズウズしてるとラスト十数ページで全ての伏線を回収してきた。...

一気読みしてしまった。 言葉遣いといい表現といい行動といい、全く関わったことない人種だらけなのに、想像できてしまった。それにしても割とハイコンテキストな会話が多くてみんな頭良い。 ストーリーは読めそうで読めない展開が続きウズウズしてるとラスト十数ページで全ての伏線を回収してきた。すっきりした。

Posted byブクログ

2024/11/08

本屋さんの「今更だけどおすすめです」 と言うコーナーにあって 気になったのでよんでみました。 アル中のホームレスのようなバーテンダーが爆弾テロに巻き込まれていく話 読んでるうちにどんどん かっこよく思えてくる ハードボイルドだね~ 優子さん塔子さん親子には キュンですね

Posted byブクログ

2024/11/05

アル中のバーテンがテロに巻き込まれて……安保闘争を青春時代に持つ世代のハードボイルド。 よくこんな物語書けるなぁという感じ。 読みやすくて面白かった。 世界が繋がっている別作もあるらしいので読んでみるつもり。

Posted byブクログ

2024/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江戸川乱歩賞受賞作と聞いてかなり期待して読んだが、そうでもなかったかな...。 読むのに時間がかかってしまったので、それが良くなかったのかもしれない。一気読みしたらもっと楽しめたかも。 塔子のキャラクターはとっても良かった!ラブな方向に話が逸れるのも見てみたかったかな〜。 真相はかなりエグかった....。

Posted byブクログ

2024/07/30

この小説の重要なキーワードは「偶然」である様に思った。新宿で起きた爆破テロの背景には様々な「偶然」が絡まっていて、それらをパズルのように組み合わせていくことによって犯人へと辿り着く構図がとても面白かった。

Posted byブクログ

2024/05/22

主人公の先読みすぎる洞察力の鋭さと、それに反して事件が起きる前の冴えない生活を送るギャップさが読者を飽きさせなかったと思います 周りの登場人物も勘の鋭い人がいて、地頭の良い人ってこういう事を言うのかと感じました 飲み過ぎて事件を起こした失敗のシーンも、人間臭さがにじみ出ていて良か...

主人公の先読みすぎる洞察力の鋭さと、それに反して事件が起きる前の冴えない生活を送るギャップさが読者を飽きさせなかったと思います 周りの登場人物も勘の鋭い人がいて、地頭の良い人ってこういう事を言うのかと感じました 飲み過ぎて事件を起こした失敗のシーンも、人間臭さがにじみ出ていて良かったです

Posted byブクログ

2024/05/17

1995年第41回江戸川乱歩賞 1996年第114回直木賞 受賞作 テレビドラマでは、主人公を萩原健一が演じていたらしい うん、ぴったり そして、ギャンブル借金返済の為の作品だったらしい うん、ぴったり 新宿のバーテンの男、ほぼアル中 ほぼアル中だけど、頭はキレる 新宿公園でい...

1995年第41回江戸川乱歩賞 1996年第114回直木賞 受賞作 テレビドラマでは、主人公を萩原健一が演じていたらしい うん、ぴったり そして、ギャンブル借金返済の為の作品だったらしい うん、ぴったり 新宿のバーテンの男、ほぼアル中 ほぼアル中だけど、頭はキレる 新宿公園でいつものように飲んでいると 爆弾テロに遭遇する 偶然かと思われた爆弾テロが自分に関わりが深いものだと気がつく そして 気がついてからの行動が小気味良いほど悪賢い この男が 連なっていくトラブルにどう動いていくかと 事件に繋がっていく人達 最後まで緊張感が切れずに楽しめました 東大の学生運動時代に発端があり、その時代を引きずってしまった強さであり弱さ すべてが繋がっていくストーリーに驚きもありました ただ繋がりすぎたかなー、そこまで繋がると計算が過ぎるかなーというところなんです

Posted byブクログ

2024/04/27

新宿を舞台にアル中バーテンダーが爆弾事件の真相に迫って行く話。 登場人物の魅力と各場面でのヒリヒリ感が素晴らしかったです。 少しずつ真相に迫る流れがページを次へ次へと捲らせました。

Posted byブクログ

2024/02/01

無駄は1文字たりともない。 人生の半分の逃亡生活は無駄ではなかったし、ここに書かれていること以上に読者が知らなければならないこともないのだと思う。なのに、「私も年をとったのだ」だけが2回繰り返されたのは、決して菊池の生活が無駄だったからではなく、それでも繰り返さざるを得ないほど...

無駄は1文字たりともない。 人生の半分の逃亡生活は無駄ではなかったし、ここに書かれていること以上に読者が知らなければならないこともないのだと思う。なのに、「私も年をとったのだ」だけが2回繰り返されたのは、決して菊池の生活が無駄だったからではなく、それでも繰り返さざるを得ないほどに長すぎたのだと訴えているからだと思う。 それほどに長い「習慣」は知りたくはない。だが、読者は知るべきだった。だからこそ繰り返された言葉なのだろうと思う。 そして、「私はあやまりを口にした」のあやまりとは、と考える。謝りであり、誤りでもあると書かれているように思った。繰り返しとは逆に、一度で2つを伝えたのだと思う。 2度と繰り返されるかわからない貴重な出会いで知り合えた人間に言いたくはない言葉だ。だがそう思える人間と出会ってみたい。

Posted byブクログ