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あやつられ文楽鑑賞 の商品レビュー

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66件のお客様レビュー

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2012/06/12

小難しいと思っていた文楽ですが、 この本の現代的解釈&軽快な語り口にとても親しみがわきました。 (特に、女殺油地獄の主人公の心の移り変わり解釈がとても納得できた) 本書は絶版のようですが、文庫版も出ているようですね。

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2012/04/02

文楽への情熱と楽しい文章で解説されていて、また文楽を観てみたいという気持ちにさせられました。三浦しをんさんがあまりにも熱く語るので、こちらまで文楽大好きなような錯覚に陥ります。あれはほんと眠たくなるけど寝てもいいと書いてあったことだし(笑)三味線の調子や節にもっと注意したりして、...

文楽への情熱と楽しい文章で解説されていて、また文楽を観てみたいという気持ちにさせられました。三浦しをんさんがあまりにも熱く語るので、こちらまで文楽大好きなような錯覚に陥ります。あれはほんと眠たくなるけど寝てもいいと書いてあったことだし(笑)三味線の調子や節にもっと注意したりして、違った目で(耳で?)見てみたいです

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2011/12/20

私が三浦しをんさんのエッセイを読み慣れているのもあるだろうけど、わかりやすくおもしろくまとめてありました

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2011/12/03

三浦しをんさんの目から観た文楽がたのしく書かれていて、 一度は観に行きたい!と思わせてくれる。 良かった。

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2011/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文庫で読んだのですが、ブクログの中に文庫の登録が無いようですね。 『仏を得ず』がとても面白かったので、こちらも読んでみました。 面白い!!! 最近、古典落語を聞くようになり、ある舞台で義太夫さんの声も聞き、浄瑠璃に興味を持っていたところなので、なおさら引き込まれて読みました。 本を読んでいて、声を出して笑ったのは久しぶりです。 私もはまってしまうかも、12月に文楽を観に行くことにしました。

Posted byブクログ

2011/10/20

是非私も「文楽鑑賞」してみたい! 思わせてくれる、楽しい一冊どした。 でも、それはしをんさんの目線を通して触れた文楽だから・・・で、あって、私が文楽そのものを見ても、きっとこれほど面白さ・感動を体感するのは無理なんやろな。 しをんさんのすごいところは、何事に対しても、それを理解...

是非私も「文楽鑑賞」してみたい! 思わせてくれる、楽しい一冊どした。 でも、それはしをんさんの目線を通して触れた文楽だから・・・で、あって、私が文楽そのものを見ても、きっとこれほど面白さ・感動を体感するのは無理なんやろな。 しをんさんのすごいところは、何事に対しても、それを理解し、それの面白さ・素晴らしさを感じることが出来る感性と頭脳を持ってはることでしょうね。 何に対しても積極的に肯定的に向かい合える・・・その姿勢が、しをんさんの人生を豊かにし、彼女の紡ぎ出す文章・物語を豊かにしてるんかなあ・・などと思った一冊でした。 まあ、それにしても、一度ぐらいは見に行きたいかな。 (遙か昔に一度行った覚えはあるんだが、着物で行って、かなりの長時間で疲弊しまくった・・記憶しかないのであった)

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2011/09/27

三浦さんのミーハーな文楽目線が良い! エッセイだから、なんかダラダラな感じだけど、そういう感じがまた気楽で良い^^ 印象に残ったとこは 豊竹咲大夫のインタビューの段で 咲大夫さんが、ビビッと来る感じを「エレキでしょ~!」と表現するところ 電気なものは照明くらいしかない文楽で「...

三浦さんのミーハーな文楽目線が良い! エッセイだから、なんかダラダラな感じだけど、そういう感じがまた気楽で良い^^ 印象に残ったとこは 豊竹咲大夫のインタビューの段で 咲大夫さんが、ビビッと来る感じを「エレキでしょ~!」と表現するところ 電気なものは照明くらいしかない文楽で「エレキ!!」 イカシテル~♪ あと同じ段で 「うつりが良い」って表現が出てくる 文楽は大夫が語り、音は三味線 前半は大夫の語りがメインで、後半クライマックスを三味線が盛り上げる これは劇の演出でもあるんだけど 前半は三味線が少ない音で劇を支え、大夫が語りで引っ張る 後半は、ずっと語ってバテてきた大夫を三味線が盛り上げて引っ張る 大夫と三味線の力量のバランスが良いと 「うつりが良い」と言うらしい 逆に力量のバランスが悪くて、どちらか一方が頑張らないといけないようだと 「うつりが悪い」と言うんだって これは、大夫と三味線だけじゃなく ほかの場面でも、ひとりの人の中でも言えることだと そんなことが書いてあった 中身がちゃんと出来ていると、人の目にもそう映る そういうことなんじゃないかなぁ 自分、家族、会社、友人 どんなところでもバランスがとれてて「うつりが良い」 そういう感じを保てていければいいなぁ、と思いました まだまだこれから 日々切磋琢磨ですな!

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2012/02/29

「仏果をえず」と合わせて貸していただきました。 最初はとっつきにくいかと思っていたのですが、三浦さんなりの解釈を読み進めていくと、とにかく可笑しくて面白い。 義理、人情、男と女…いつの世も人って変わらないものなんだなぁという事も知りました。 その後、実際に何度か文楽を見に行きまし...

「仏果をえず」と合わせて貸していただきました。 最初はとっつきにくいかと思っていたのですが、三浦さんなりの解釈を読み進めていくと、とにかく可笑しくて面白い。 義理、人情、男と女…いつの世も人って変わらないものなんだなぁという事も知りました。 その後、実際に何度か文楽を見に行きましたが、なかなか楽しいものでした。心地いい語り口ほど眠りへといざなわれる、というのも頷ける話だと自分を甘やかしながら。 でも本当に、人間国宝の方の語りは素人でもわかる程、心地の良いものでした。

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2011/06/28

「素人」としての視点をぶらさずに書いているので、文楽というものがどういうものなのか、とてもよくわかる。さらには、文楽のために書かれた演目が歌舞伎にリメイクされたことや、それぞれの舞台の特徴なんかも納得がいった。 フクザツに込み入った演目の紹介を、突っ込みを入れながらおもしろく紹介...

「素人」としての視点をぶらさずに書いているので、文楽というものがどういうものなのか、とてもよくわかる。さらには、文楽のために書かれた演目が歌舞伎にリメイクされたことや、それぞれの舞台の特徴なんかも納得がいった。 フクザツに込み入った演目の紹介を、突っ込みを入れながらおもしろく紹介する手並みもさすが。とくに仮名手本忠臣蔵と女殺し油地獄への思い入れの深さはよく伝わってきた。

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2011/06/09

 三浦しをんさんによる、文楽鑑賞の手ほどきといった内容のエッセイです。伝統芸能というと、それだけで敷居が高そうに感じますが、実のところ、江戸時代の民衆の娯楽なので、そのときの風俗だったり時代を超えて共感できる人の心だったり、というのを舞台で表現しているんだなと感じました。  鶴...

 三浦しをんさんによる、文楽鑑賞の手ほどきといった内容のエッセイです。伝統芸能というと、それだけで敷居が高そうに感じますが、実のところ、江戸時代の民衆の娯楽なので、そのときの風俗だったり時代を超えて共感できる人の心だったり、というのを舞台で表現しているんだなと感じました。  鶴澤燕二郎(後に鶴澤燕三を襲名)さんや桐竹勘十郎さんなどへのインタビューもあり、文楽の大夫、三味線、人形のそれぞれの役割も分かりやすく紹介。  そういえば、NHK教育の「にほんごであそぼ」にも、豊竹咲甫大夫さんと鶴澤清介さんが出演していて「ア、翅が欲しい、羽が欲しい、飛んで行きたい」とやっていましたが、それが「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」の「奥庭狐火の段」だったとは。オイラの中で文楽がどんなものだか腑に落ちました。Eテレで、ああアレか、と思っているオイラはお子ちゃまですかそうですか。しかし「にほんごであそぼ」は偉大な番組です。何気なく文楽だの歌舞伎だのの名文が入ってくるのだから。  何の話だ。閑話休題。  その、豊竹咲甫大夫さんの師匠でもある豊竹咲大夫さんのインタビューもあり、三浦しをんさんの文章力のせいか、凄く偉大な方でありながら茶目っ気もあるんだなあと感じました。  本書とにほんごであそぼのお陰で文楽の世界をちょっとだけ覗き見した気分です。文楽の世界が舞台になっている三浦しをんさんの「仏果を得ず」をもう一度読んでみようかな。新しい発見がありそうな気がします。

Posted byブクログ