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水上のパッサカリア の商品レビュー

3.2

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2009/10/04

文字ぎっしりでなかなか読み進められないけど、 文章は嫌いじゃないです。 読み終わった達成感がかなりあって満足でした。 主人公、彼女、その他登場人物の設定に多少無理があるように思いました。 でも面白かったです。

Posted byブクログ

2009/10/07

07年8月。 秘密の過去を持つ大道寺勉。冴えない女性奈津と知り合い同棲をはじめたが、彼女を交通事故で亡くすと、昔の仲間がやってきて…。 そんな厚い本ではないんだけど、なかなか読み進まなくてね。 ミステリーと言うことだけど、ハードボイルド的な要素もあって、ミステリーっぽさをあまり感...

07年8月。 秘密の過去を持つ大道寺勉。冴えない女性奈津と知り合い同棲をはじめたが、彼女を交通事故で亡くすと、昔の仲間がやってきて…。 そんな厚い本ではないんだけど、なかなか読み進まなくてね。 ミステリーと言うことだけど、ハードボイルド的な要素もあって、ミステリーっぽさをあまり感じなかった。新人ならではの文章といえるかな。

Posted byブクログ

2009/10/04

久しぶりに、ちょいハードボイルドって感じでした。 正体不明の、ちょっとわけありな主人公、この人にどんな秘密があるのかと読み進んでいきます。ただ、説明的な文章が多くて、途中うっとうしい気がした部分もあります。結末も少し軽いかなって思いましたが、おおむねスッキリ読み終えられました。

Posted byブクログ

2009/10/04

初めはそれほどでもないのだが、だんだんと盛り上がっていく構成がすばらしい。そして最後は静かに終わるのも考え抜かれている感じがする。また、登場人物がそれぞれ個性的で憎めない、その人たちが微妙に絡み合ってストーリーに緊張感を与えている。56歳とは思えない発想に日本ミステリー文学大賞新...

初めはそれほどでもないのだが、だんだんと盛り上がっていく構成がすばらしい。そして最後は静かに終わるのも考え抜かれている感じがする。また、登場人物がそれぞれ個性的で憎めない、その人たちが微妙に絡み合ってストーリーに緊張感を与えている。56歳とは思えない発想に日本ミステリー文学大賞新人賞以上の賞をあげたい。

Posted byブクログ

2009/10/04

ハードボイルドですか?謎はあっても半分くらいまでは、ミステリーというよりは恋愛感というか人との距離の取り方が変った男の話。情景描写が無駄に多い気もしました。チャンドラーなんかが好きな人なら気に入るかも。

Posted byブクログ

2009/10/04

悪くはないけど、冗長。もっと取捨選択すべき。とってつけたような「意外性」も不自然だし、全体的なテンポも悪い。修行が足りませんな。

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2009/10/04

第十回ミステリー文学大賞新人賞受賞作。審査員の皆さんは絶賛のようですが、そこまでのもんでもないと思う(天の邪鬼だなぁ)。あえて厳しいことを言わせてもらうと、(作風なのかもしれないが)句読点の使い方が下手。無駄に一文が長かったり、「ここで切れるか?」というところが多々。あと、時間軸...

第十回ミステリー文学大賞新人賞受賞作。審査員の皆さんは絶賛のようですが、そこまでのもんでもないと思う(天の邪鬼だなぁ)。あえて厳しいことを言わせてもらうと、(作風なのかもしれないが)句読点の使い方が下手。無駄に一文が長かったり、「ここで切れるか?」というところが多々。あと、時間軸が交差する場面が多く、この高度なテクニックをうまく使いこなせているとは言い難い。物語としても、前半の菜津との話に重きを置きたいのか後半のハードボイルドを書きたいのか、わからない。大道寺のクールでドライな性格が変化していく様子を描きたかったのかもしれないけれど、それも中途半端。ラストも強引な締め方だし、「結局、何をやりたかったんだろう…」という疑問が読後には残った。でも全体的にはよくできた作品だと思うので、今後の期待もこめて☆4。

Posted byブクログ

2009/10/04

久しぶりに本を読み終えて、次第に読書の調子が上がってきたかもって自覚している状態です。この本は日本ミステリー文学新人賞になった作品のようですが、帯にある北村薫氏の「読後、思わず、「パッサカリア」のCDを探し、かけてしまった。要するに、そうさせるだけの作品であった。」と言うコメント...

久しぶりに本を読み終えて、次第に読書の調子が上がってきたかもって自覚している状態です。この本は日本ミステリー文学新人賞になった作品のようですが、帯にある北村薫氏の「読後、思わず、「パッサカリア」のCDを探し、かけてしまった。要するに、そうさせるだけの作品であった。」と言うコメントを見て読みたくなりました。 謎のある主人公とその恋人が、湖畔で住むようになって、その独特の雰囲気と、話の展開がとてもうまいと思った作品です。時代そのものがフラッシュバックするのですけど、そのような展開に振り回されることなく、スムーズに主人公の思考回路についていくように読めるのが不思議です。それだけうまい作家なのでしょう。 最初の展開では、ラブサスペンス風かなと思ったのですけど、後半はハードボイルド風になって(そこに主人公の生い立ちの謎がある)、ラストでは陽気なギャングの様な印象も受けました。いくつかの顔を持つ作品って感じです。 ただ、途中は少し中だるみしやすい感じも受けました。ラストも少し強引にまとめた感じもしました。山中に捨てて心中に見せるというのは、死後硬直の前に異動をして問題がないのかとこちらが心配しました(^^;

Posted byブクログ