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英国の建築保存と都市再生 の商品レビュー

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2012/02/24

 職場の図書館から、タイトルで借りてきた。  厚い本で大変な力作。今朝で読み切れるように朝4時に起きた。  英国の建築物保存も、文化行政と都市計画行政の連携で進んできたこと、日本よりは都市計画行政が前面にでていること、サッチャーの規制緩和で一部ゆるんだが、現状では、また、建築...

 職場の図書館から、タイトルで借りてきた。  厚い本で大変な力作。今朝で読み切れるように朝4時に起きた。  英国の建築物保存も、文化行政と都市計画行政の連携で進んできたこと、日本よりは都市計画行政が前面にでていること、サッチャーの規制緩和で一部ゆるんだが、現状では、また、建築物保存の動きが進んでいることがよくわかった。  この本を読みながら考えたこと。 (1)歴史的に価値のある重要な建築物以外の、ちょっと地域で大事にしている建築物、あるいは、新しいけども建築上の価値のある建築物の保存の仕組みが必要だと感じたこと。 (2)中心市街地にある古い町屋などを外壁を活かして内装をかえて、小料理屋にするとか、古い産業建築物を生産活動を続けながら活かしていくという、経済活動とマッチして、収益を上げつつ保存していくという考え方が重要なこと。 (3)重要な建築物のまわりは普通の建物でも、一定の地区はその景観、雰囲気、風景を守るために保存の規制をかける、面的な保存の考え方が重要なこと。  再開発の対象となるような、下町的な雰囲気の低層木造住宅が密集している地区でも、防火対策、耐震対策をきめこまかにやること、さらには、防火訓練、避難訓練をするなどのソフトの対策を充実することによって、できるだけ現状のまま活かしていく、あるいは、内装をかえて、経済活動を活発にしていく、といった、大規模な投資でない、お金のかからない、地区の利活用、都市再生が必要だと思う。  森ビルがやりたいような事業というのは、都市再生特別措置法の都市再生緊急整備地域、特に、東京都心部の一部の地域に限定して、あとは、保全型の都市再生を進めるべきと考えるが、どうだろう。それが、逆に、右肩下がり、人口減少の日本にあった都市再生と考えられないだろうか。  関係者のご意見を聞きたいと思います。

Posted byブクログ