偽装国家 の商品レビュー
兵庫県の開業医の家に生まれ、名門・灘高校に進学するも、出来の良い弟が医院を継いだために家から放り出された形となった「かっちゃん」。早稲田から文藝春秋に入り、風俗ライターなども経験しながらコメンテーターとして歯に衣着せぬ発言で人気の「炎上歓迎コラムニスト」・勝谷氏が暴く「日本の病巣...
兵庫県の開業医の家に生まれ、名門・灘高校に進学するも、出来の良い弟が医院を継いだために家から放り出された形となった「かっちゃん」。早稲田から文藝春秋に入り、風俗ライターなども経験しながらコメンテーターとして歯に衣着せぬ発言で人気の「炎上歓迎コラムニスト」・勝谷氏が暴く「日本の病巣」。企業の「粉飾偽装」、期限切れを隠す「食品偽装」、マンションの「耐震偽装」、アメリカ産牛肉の「安全偽装」などなど、日本のあちこちに溢れている「偽装」を辛口な目線で問題提起し、その原因を「政治家と官僚」・「マスコミ」、そして「騙される国民」という「バカの三位一体」が支える「利権談合共産主義」にあると断じる“勝谷節”が痛快な一冊。 残念ながら酒による肝炎で2018年に57歳という若さで亡くなったが、悪を糾弾し続けた生き方は「あっぱれ!」と言える。
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この本は書かれているのは2007年なのですが、今読んでも頷かされることが多いです。 かなりキツイ言葉で書かれていますが、本当にその通りだと思うことばかりです。 偽装だらけの日本。 国、政治家、官僚、マスコミ更にはわかっていても放置する国民。 偽装はそこかしこにあり、問題の先延ばし...
この本は書かれているのは2007年なのですが、今読んでも頷かされることが多いです。 かなりキツイ言葉で書かれていますが、本当にその通りだと思うことばかりです。 偽装だらけの日本。 国、政治家、官僚、マスコミ更にはわかっていても放置する国民。 偽装はそこかしこにあり、問題の先延ばしばかりです。 当然この後、これらの問題は先送りすることも出来ず、ひとつずつ表面化し、受け止めきれない形になるでしょう。 満水になったダムが崩壊するのか? そうなればダムの下の街も全て崩壊します。 崩壊を逃れるために放水を大きく行えば、ダムの下にある街々は洪水が起こります。 被害の大小の違いだけで、逃れる事はできないのです。
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前回の安倍政権の頃に書かれたのかな。今も何も変わっていないのが笑えた。本当は笑い事じゃないけど。 つい最近も横浜でマンションが”偽装”工事で傾いているとな。日本は一体どうなってしまったんだろうと思ったが、これを読んだらむしろ偽装している方が日本人として普通なのだと認識した。 第5...
前回の安倍政権の頃に書かれたのかな。今も何も変わっていないのが笑えた。本当は笑い事じゃないけど。 つい最近も横浜でマンションが”偽装”工事で傾いているとな。日本は一体どうなってしまったんだろうと思ったが、これを読んだらむしろ偽装している方が日本人として普通なのだと認識した。 第5章の官僚には自らの判断(不作為含む)にキッチリ責任を取らせるというのは大賛成。企業では普通にやっているのだから。
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現実か虚構か分からなかったけど、北の女スパイに張られるほどのタマじゃあかなかろうね。情報を入手するが早いかテレビや雑誌で得意気に喋りまくってる人物を、そんな手間ひまかけて諜報し警戒する対象にするとは思えないもの。
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話題的に古いのだけど、ラジオで聞いている話そのままでした。今を予見した内容も多く、勝谷氏の洞察力を改めて感じました。しかし、自衛隊のところは力入ってたね~
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日本のおかしいところ。ホワイトカラー・イグゼンプション、労基法違反のタクシー業界(日本一遵法精神の 低い大阪)、表参道の地上げ、無人くん、赤ちゃんポスト、サラ金、パチンコ、バカの三位一体(政治家、メディア、国民)、
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広く浅くという感じ。 内実を知っていそうに書くのならもう少し深く掘り下げて欲しい。 文体が軽いのはキャラなので仕方ないのでしょうが。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] やらせタウンミーティングや郵政造反組の復党で露呈した、小泉・安倍政権の「偽装改革」。 また、「耐震強度偽装」事件、ほとんど出勤しない「偽装公務員」の発覚など、「偽装国家」の化けの皮が剥がれ始めている―。 偽装の陰には利権が生まれ、その利権を守るためにタブーや談合がはびこる。 そんな日本は「利権談合共産主義」にほかならない。 政治から経済、安全保障まで、この国の宿痾を覆い隠してきた「偽装」の数々を検証する。 [ 目次 ] 第1章 建前が綻び始めた「偽装国家ニッポン」(「偽装繁栄」―その陰には労働実態偽装とサラ金破産者が;「偽装改革」―選挙が終われば郵政造反組復党の茶番 ほか) 第2章 相次ぐ「偽装事件」の発覚(「耐震強度偽装」―姉歯&ヒューザーは氷山の一角;「履修単位偽装」―学校も教育委員会も大学もみんなグル ほか) 第3章 「利権談合共産主義」の末期的症状(「偽装公務員」―給料もらって長期休職、メスが入った同和利権のタブー;「偽装組合」―権利より利権を守りたい自治労 ほか) 第4章 隠蔽とごまかしで危機的状態にある安全保障(「偽装観光客」―対馬を侵食する韓国人プロ釣り師の実態;「竹島問題」―漁船トラブルの訴えを外務省「位置関係を確認してから」 ほか) 第5章 「偽装国家」から「実質国家」へ(施策者責任―役人にも「トレーサビリティ」をつけよ;国民の消費行動を“善導”する税金の「二重基準」構想 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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偽装国家について知りたくて読書。 テレビのコメンテーターとして有名な著者。著作は初めて読ませてもらった。田中康夫元長野県知事への別視点での評価が新鮮。 マスコミは何かしらの意図を持って情報を流しているとしっかりと認識することが大切だと思う。自分たちの大切な国には自分たちがしっ...
偽装国家について知りたくて読書。 テレビのコメンテーターとして有名な著者。著作は初めて読ませてもらった。田中康夫元長野県知事への別視点での評価が新鮮。 マスコミは何かしらの意図を持って情報を流しているとしっかりと認識することが大切だと思う。自分たちの大切な国には自分たちがしっかりと関心を持つことが重要で、人任せのよう感じる現代日本へ警告を発しているように感じる。 中東やアフリカの反政府デモを見て、日本は本当に平和だなと感じると同時にあんまり活力がないなとも思う。 パチンコ玉へ消費税200%に笑わせてもらった。公営ギャンブルとして扱えないのであれば、こんな方法もありだと思う。そろそろ日本は、そもそもなぜパチンコが存在するのかな考える時期だと思う。 読書時間:約35分
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偽装国家日本がここまで腰抜けになってしまったのかとよく解る本。 それにしても政治家&官僚、メディア、愚民「バカの三位一体」とはよく言ったものだ。 関西人特有の本音とウィットが盛り込まれ、楽しくあっと言う間に読めてしまいました(笑)。
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