“文学少女"と繋がれた愚者(エンターブレイン版) の商品レビュー
毎回、テーマが重い感…
毎回、テーマが重い感じがします。今回はあの少女の関わりの謎が解けてきた感じがします。
文庫OFF
人生において、圧倒的で完膚なきまでに負ける事は何度もある。そんな時、人はどうなるのか。膝をつき、涙を流すのか。多分自分の場合がそうで、みっともなく泣いたあとしばらく病んでその内ノロノロと立ち上がって負けた事を認めつつ立ち上がるのだろう。 本作は直球である。もう恥ずかしくなるぐらい...
人生において、圧倒的で完膚なきまでに負ける事は何度もある。そんな時、人はどうなるのか。膝をつき、涙を流すのか。多分自分の場合がそうで、みっともなく泣いたあとしばらく病んでその内ノロノロと立ち上がって負けた事を認めつつ立ち上がるのだろう。 本作は直球である。もう恥ずかしくなるぐらいだが、それが恥ずかしくない。文学の力を借りているからだろうか、あるいはそもそも物語の持つ力か。絶望の中でないと希望の光が見えないように、闇の中を進んだ先にしか未来はないのだ。
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私は精神が弱れば弱るほど読書に溺れてしまうのですが、繋がれた愚者は特にどん底まで落ちた時に読む私にとって特効薬のような存在です。 失うくらいなら、傷付くくらいなら最初から他人と関わりたくない、大切を増やしたくないという心葉くんの気持ちや芥川くんのように言葉の選択肢や思いやりの掛け違いで、人を傷付けてしまったと悔しさと喪失感で打ちひしがれてしまうことも、自分自身身に覚えがあります。 そうやって自分を沢山責めて苦しんだ日にこそ、"文学少女"は私達に言葉をくれます。ただの想像でしかないかもしれないけど、寒い日に飲むココアみたいに内側からしっかりと温めてくれる。 繋がれた愚者はかなり心葉くんの周りの環境が揺れ動く大切な回だと思っていて、ななせちゃんや千愛ちゃんのことを更に深く好きになれる物語でもあると感じています。 どうしようもなく未来が嫌になってしまったとき、このお話を読んでもらえたら嬉しいです。一緒に愚か者に戻りましょう。
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芥川君に焦点を当てつつ、文化祭で文芸部と助っ人で演劇をすることに。 作品は武者小路実篤の「友情」という女1男2の三角関係を描いたもの。 冷静沈着な芥川くんが取り乱して錯乱するのは驚いた。 それにしても流血沙汰が多すぎません? ラストは傷つけるかもしれない秘密があると明かしながらも友情を結ぶ美しい終わり方。 裏切りは更に先に。
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武者小路実篤の『友情』をモチーフとした作品。 今まで読んだ三作品の中では一番のお気に入り。 心葉のクラスメイトの芥川一詩くんと、その彼女だという更科さんの恋物語。 いつもは冷静で大人な芥川くんの不安定な危うさ。 ツンデレのデレが少ない琴吹さんの可愛さ。 千愛ちゃんの冷淡さ。 ...
武者小路実篤の『友情』をモチーフとした作品。 今まで読んだ三作品の中では一番のお気に入り。 心葉のクラスメイトの芥川一詩くんと、その彼女だという更科さんの恋物語。 いつもは冷静で大人な芥川くんの不安定な危うさ。 ツンデレのデレが少ない琴吹さんの可愛さ。 千愛ちゃんの冷淡さ。 が、際立つお話でした。 人はみんな愚か者。 芥川くんと一緒に前に進もうって思った心葉も少しずつ前に進めていて嬉しかった。 美羽がついに出てくるのかな。 琴吹さんと心葉の出逢いも気になる。 あ〜劇中の遠子先輩の語り良かったなぁ…。
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人と関わるということを、別れることを恐れないで。 文化祭で劇をすることになった文芸部。心葉だけでなく、芥川や竹田、琴吹も、その遠子先輩の思いつきに巻き込まれ、キャストになる。演じるのは武者小路実篤「友情」だが、おりしも芥川の様子がおかしいところに、この「友情」を思わせる人間関係が存在することがわかってきて――。 そんなにすぐ刃傷沙汰になる話だったかな、と遠い記憶を思い起こしながら読んだ。心葉くんは今もまだ過去から逃れられず、人知れず苦しむときがある。それを弱いと言ってしまうのは簡単だけど、人は弱くてもいいのではないか、誰だって怖いものがあり、失敗することがあり、だから、そこに寄り添う文学がある。“文学少女”がそのことを教えてくれる。 ラスト、芥川くんの手紙で、えっとなる。
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遠子先輩はかわいい/ そのかわいさを取り出す描写はもう本当にかわいいので良い/ しかし後半の舞台のアドリブはないわ/ そこが言いたいことかも知れないけどちょっと恥ずかしいわ/ 途中に挟まれる手紙がラストのラストの伏線だったようだけど、あまり感心しないオチではある/ あとはどうでも...
遠子先輩はかわいい/ そのかわいさを取り出す描写はもう本当にかわいいので良い/ しかし後半の舞台のアドリブはないわ/ そこが言いたいことかも知れないけどちょっと恥ずかしいわ/ 途中に挟まれる手紙がラストのラストの伏線だったようだけど、あまり感心しないオチではある/ あとはどうでもいい/ 千愛ちゃんはかっこいい/ 無表情がカタルシス/ 武者小路実篤の「愛と死」は読みたい/
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【あらすじ】 「ああっ、この本ページが足りないわ!」ある日遠子が図書館から借りてきた本は、切り裂かれ、ページが欠けていた―。物語を食べちゃうくらい深く愛する“文学少女”が、これに黙っているわけもない。暴走する遠子に巻き込まれた挙句、何故か文化祭で劇までやるハメになる心葉と級友の芥川だったが…。垣間見たクラスメイトの心の闇。追いつめられ募る狂気。過去に縛られ立ちすくむ魂を、“文学少女”は解き放てるのか―?大好評シリーズ第3弾。 【感想】 ひとことで言うと、すごく重たい話だった。どんどん追い詰められていく芥川くんを見ているのが何よりつらかった。そして、その芥川くんとともに精神のバランスを失い、身体までもボロボロになっていく少女のことも、見ていてとても痛々しかった。それを救いたい、どうにかしたいと思う心葉はやっぱり優しいなと思った。でもそれは、心葉の過去にも関係しているけれど。だから、この物語の最後の一行にはすごく驚いた。わたしはこのことに全然気が付かなかった。この後、物語はどんな展開を見せるのだろう。続きがすごく気になった。
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あとがき曰く、本巻が中間点らしい。そう、心葉の物語はようやく動き出したのだ。恋しい人を傷つけて、人との繋がりに臆病になっていた心葉が、ようやく友を得た。が、そこにたどり着くには、心葉の合わせ鏡のような疵を持つ少年の痛みに向き合い、立ち向かう必要があったのだ。でも、まだ始まったばかり。美羽との間では何の回答も決着もついていない。少年の心には些か重い経験をいかに克服するのか。そして、心葉を見つめるななせ、何かを知っているであろう遠子の想いはどこにたどり着くのだろう。刊行順に読むのを求めた著者に従って正解。
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文学少女シリーズ3冊目。シリーズの中で一番好きなこの作品。武者小路実篤の「友情」が主軸となり物語は進んでいく。 今回のメインは芥川くん。今まであまりスポットの当たらなかった彼が、今後のストーリーで重要になるのだろうと思わされる話だった。 とりあえず琴吹さんがどんどんどんどん可愛く...
文学少女シリーズ3冊目。シリーズの中で一番好きなこの作品。武者小路実篤の「友情」が主軸となり物語は進んでいく。 今回のメインは芥川くん。今まであまりスポットの当たらなかった彼が、今後のストーリーで重要になるのだろうと思わされる話だった。 とりあえず琴吹さんがどんどんどんどん可愛く思えてくる……
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