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猫の建築家 の商品レビュー

3.7

32件のお客様レビュー

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絵が一昔前の外国って…

絵が一昔前の外国って感じで引き寄せられます。英語訳もしっかりしたもので勉強になる。立ち読みだけでもしてみては・・・?

文庫OFF

2024/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「気づいたか?」 「君は誰だ? そこで何をしている?」 「なにもしていない。美を感じてるだけだ」 「美? そこに美があるのか?」 「地面が真っ白じゃないか」 形と機能と美について。 猫である意味とは、とも思うけど、そういう絵を入れたかったのかなと想像。絵が先にあってストーリーをつけていったとのこと。 どうして人がいないのだろうとか、想像の余地ともいえない余白があるような気がしました。

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2019/01/12

イラストと文章の相性について、雰囲気は適切だが、内容はズレている、そんな感想を抱いた。森博嗣側は、限られた文書量の中で、テーマを絞り、言葉を選び、無駄を削ぎ、出来上がった物語はさすがの出来(仕事として)。建築物に限らないと思うが、機能、形、そして美の三つを焦点に、時に具体的に、時...

イラストと文章の相性について、雰囲気は適切だが、内容はズレている、そんな感想を抱いた。森博嗣側は、限られた文書量の中で、テーマを絞り、言葉を選び、無駄を削ぎ、出来上がった物語はさすがの出来(仕事として)。建築物に限らないと思うが、機能、形、そして美の三つを焦点に、時に具体的に、時に抽象的に語られている。しかし、その内容は同氏が常々主張していることで、真新しさは無い。そして挿絵については、こぎれいにまとまっているけど、それ以上でもなく、同等でもない。綺麗なイラストに留まっている点が残念。もっとイラスト少なくて良かったんじゃないかな。本来は読者が文章から想起すべき部分を、悪い方向に固定化してしまった気がする。残念。挿絵がないほうが良かった。

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2018/03/04

静かな世界観。「美」とは何か。 世界のあらゆるものを見て、なぜこうなっているのかを考えたくなる。さて、なぜこの本は「猫」であるのか。

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2023/03/07

大人のための絵本。哲学。 世界は、猫と自然でできている。 天気も建物も乗り物も、「動く」か「動かないか」で一緒に考えているのが面白い。 イラストも綺麗で、手元に置いておきたい本です。

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2017/03/20

森博嗣の二作目となる絵本。主人公は猫。何度生まれ変わっても、建築家という職業を受け持ち、”美”と”形”について考察していく。淡々と話が進行していくが、哲学的な文章は心が洗われる。大人の絵本だろう。

Posted byブクログ

2015/03/22

美を求める探求者 として、描かれる猫。佐久間さんの絵が、書かれている通り、どこか静謐で、それでいてどこかあたたかで、見ていてホッと心が落ち着く。 「形」を変えずに「動く」ものと 「動く」ことなく、「形」を変えるもの 静と動の対比が印象的。

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2013/09/10

なんだろう、絵本かな。 全体がセピアで描かれた世界。実に猫視点。思考は森博嗣視点。抽象的な思考世界が広がる。電車。ビルの隙間。部屋の中。実に猫視点。そこで問うのは「形」と「美」。猫は何を造るべきなのか。 使われた「つくる」は「造る」。「作る」ではなく、「創る」でもない。なるほど、...

なんだろう、絵本かな。 全体がセピアで描かれた世界。実に猫視点。思考は森博嗣視点。抽象的な思考世界が広がる。電車。ビルの隙間。部屋の中。実に猫視点。そこで問うのは「形」と「美」。猫は何を造るべきなのか。 使われた「つくる」は「造る」。「作る」ではなく、「創る」でもない。なるほど、彼が「造る」と、どれも大きいせいか。「造ることは、立ち向かうことではなく、造ることは、なにかを許すことなのだ」

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2011/12/29

ずっと探してて古本屋で見つけて安価で購入!落ち着いた色味のイラストに、森博嗣さんの文章。いやー難しいです。覚悟して読んだけれど、訴えようとしていること全部はわからない。ただ、少しだけスカイクロラを思い出すね。 うーん、「美」とはなんなのだろう。たとえば、内側と外側が曖昧になった...

ずっと探してて古本屋で見つけて安価で購入!落ち着いた色味のイラストに、森博嗣さんの文章。いやー難しいです。覚悟して読んだけれど、訴えようとしていること全部はわからない。ただ、少しだけスカイクロラを思い出すね。 うーん、「美」とはなんなのだろう。たとえば、内側と外側が曖昧になった、本来その場では異物のように思われるものが、風化して、土着していることが美しい?私にはその感覚がある。きっとほかにも大勢いるだろう。それは、孤独を主張しているからなの? ただ、答えはないけれど、観察してみようということかな。思慮を持って行動しようと。考えても、考えても、結局目に見えるのは、残っているのは、形なのよね。 この本を読んだあとは、猫に話しかけたくなるね。猫っていろんなことに興味津々なんじゃないかなーって。絶対頭いいもんな、猫って。 森博嗣が好きな人も猫が好きな人も建築家が好きな人も、みんな読んだらいいんじゃないかな。 子供ができたら、ぜひとも読み聞かせしたい。今はわからなくてもいいよって。いつか考えてみてねって。

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2011/10/06

タイトルとイラストに惹かれて速攻。 うん、良かった、舌に英語訳があってベンキョウになる。 猫からみる視点っていうのもすごく面白かった 「美」とはなんなのか、猫は考える

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