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文豪の探偵小説 の商品レビュー

3.6

24件のお客様レビュー

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2015/10/01

2014.12.14了 趣がある。楽しめた。 途上/谷崎潤一郎 オカアサン/佐藤春夫 外科室/泉鏡花 復讐/三島由紀夫 報恩記/芥川龍之介 死体紹介人/川端康成 犯人/太宰治 范の犯罪/志賀直哉 高瀬舟/森鴎外

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2014/09/30

探偵小説というよりは、昨今の 広義で使うミステリー集な短編アンソロジー。 さすがの日本語の美しさ‼︎ 最近の本をよくスナック菓子扱いするけど、 こちらは伝統の職人技というか、 噛めば噛むほど味わいがます逸品。 昔日の文化など、しみじみ 読み返しては味わう一冊だった。

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2012/05/26

漢字や言葉づかいが難しくて意味がよくわからない作品もあったけど、三島由紀夫や太宰治などの作品は、推理小説としてもかなりよくできていて、各作家の純文学に位置づけられる他の作品も読んでみたいと思せる。

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2011/07/28

文豪=純文学、という思い込みを破壊してくれた1冊。編集は山前譲さん。この方のアンソロジーはホント、ハズレがない。おすすめは、江戸川乱歩が大絶賛したという、プロバビリティの犯罪を扱った谷崎潤一郎の「途上」と、飼うことになったオウムが、以前飼っていた人物の口癖をマネし、その人物の素顔...

文豪=純文学、という思い込みを破壊してくれた1冊。編集は山前譲さん。この方のアンソロジーはホント、ハズレがない。おすすめは、江戸川乱歩が大絶賛したという、プロバビリティの犯罪を扱った谷崎潤一郎の「途上」と、飼うことになったオウムが、以前飼っていた人物の口癖をマネし、その人物の素顔が徐々に明らかになっていく佐藤春夫の「オカアサン」。

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2011/05/26

犯人と言う題名の皮肉な結末が用意されている太宰治の逃亡記と意外な晒し首の正体が印象的な芥川龍之介得意の伝奇物。この二つの作品が忘れ難い。題名から探偵小説と聞いて読むと疑問な作品もありなかなか難しい。高瀬舟は確かに殺人犯の動機をテーマにした作品。そういわれりゃそうだけど・・・と何か...

犯人と言う題名の皮肉な結末が用意されている太宰治の逃亡記と意外な晒し首の正体が印象的な芥川龍之介得意の伝奇物。この二つの作品が忘れ難い。題名から探偵小説と聞いて読むと疑問な作品もありなかなか難しい。高瀬舟は確かに殺人犯の動機をテーマにした作品。そういわれりゃそうだけど・・・と何か割りきれない。このシリーズ、ミステリーの方が面白かったかも。

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2010/07/01

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/6695846.html) (収録作品)途上(谷崎潤一郎)/オカアサン(佐藤春夫)/外科室(泉鏡花)/復讐(三島由紀夫)/報恩記(芥川龍之介)/死体紹介人(川端康成)/犯人(太宰...

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/6695846.html) (収録作品)途上(谷崎潤一郎)/オカアサン(佐藤春夫)/外科室(泉鏡花)/復讐(三島由紀夫)/報恩記(芥川龍之介)/死体紹介人(川端康成)/犯人(太宰治)/范の犯罪(志賀直哉)/高瀬舟(森鴎外)

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2010/06/12

◇概要◇ 名だたる文豪の短編探偵小説を集めたアンソロジー。 谷崎潤一郎 『途上』 佐藤春夫  『オカアサン』 泉 鏡花  『外科室』 三島由紀夫 『復讐』 芥川龍之介 『報恩記』 川端康成 『死体紹介人』 太宰 治 『氾の犯罪』 森 鴎外 『高瀬舟』...

◇概要◇ 名だたる文豪の短編探偵小説を集めたアンソロジー。 谷崎潤一郎 『途上』 佐藤春夫  『オカアサン』 泉 鏡花  『外科室』 三島由紀夫 『復讐』 芥川龍之介 『報恩記』 川端康成 『死体紹介人』 太宰 治 『氾の犯罪』 森 鴎外 『高瀬舟』 ◇感想◇ なるほど、探偵小説とは単に殺人事件の犯人を暴くだけではないのだな、と気付かされた一冊です。 どれもなかなか考えさせられる作品で、ハズレなしとはまさにこのことですね。 特に買ったオウムから、前の飼い主の生活を想像する『オカアサン』のロマンや、『報恩記』のお互いが思い合った行動故の無情感は、何かを私の中に残してくれたな、という思いがあります。 そして私ちょめイチ押しは、なんといっても『外科室』! ああ、純愛ここに極めり。といった感じで、思いっきりときめいてしまいました。 『犯人』もいいですね、どんなに絶望的な状況でも、蓋を開けてみるまで結果はわからない…それを改めて気づかせてもらいました。 有名な作家さんの本が読んでみたいけど、何から手をつけて良いかわからない方! この本はオススメです!!

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2009/10/04

前回に引き続き短編集です。集英社文庫は普段ぱっとしないのに(失礼)たまに面白い短編集を出してくれるので好きです。ミステリー小説より私の好きな作家の作品が沢山収められているのでこっちの方が私的には面白いと思います。太宰・谷崎・川端あたりがお薦め。久しぶりに読んだ『高瀬舟』に興味を抱...

前回に引き続き短編集です。集英社文庫は普段ぱっとしないのに(失礼)たまに面白い短編集を出してくれるので好きです。ミステリー小説より私の好きな作家の作品が沢山収められているのでこっちの方が私的には面白いと思います。太宰・谷崎・川端あたりがお薦め。久しぶりに読んだ『高瀬舟』に興味を抱きました。深い。考えさせられました。現代にも通ずるテーマが盛りだくさんな感じです。

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2009/10/04

中では芥川の「報恩記」がお気に入り。「藪の中」と言い、芥川龍之介の冴えに感服。 ちょうど「キサラギ」を喬太郎が落語化した話題があったので、落語にならんかな?と思いながら・・・。落語よりも演劇向きなんでしょう。実際、演劇にはなっているようです。上手いなぁ。

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2009/10/04

涎が出そうなくらい豪奢な文豪揃い。 それ故に期待が先走り拍子抜けしてしまった面も。 ただやはり話の節々に常人では考えられないような表現や美しい日本語が散りばめられていて、久々に純日本小説を堪能出来ました。

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