痴人の愛 の商品レビュー
ナオミという女性は知り合いにもいるけど とんでもなくヤバい人が多いのか? 甘やかして育つととんでもないモンスターが生まれる教訓w 日本文学久方ぶりに読みましたが、100年前に描かれたと思えぬくらいの面白さに驚愕
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衝撃的な本だった。主人公の譲治のなんとも情けないこと、そしてヒロインのナオミのなんと奔放というかインモラルなこと、どちらの状況も相まって終始腹立たしく感じた。しかし…マゾな男がサディスティックな女性を育て上げるという本人にとっては結局のところ幸福な結果になっているのだろう。身を滅ぼす程に愛してしまう(虜になってしまう)相手に出会ってしまったときの抗えない心情…もしそんなことになったらと思うと恐ろしくもある。
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資産家の男性がひとまわり以上年下の美少女を引き取って英才教育を施し自分好みの女性に育てる作品、『源氏物語』の光源氏と若紫のよう。──というのが読み始めの感想でしたが、とんでもない。ナオミはそんな玉ではなかった。傍若無人の暴君で金遣いが荒く「とても口に出来ないようなヒドイ仇名さえ附...
資産家の男性がひとまわり以上年下の美少女を引き取って英才教育を施し自分好みの女性に育てる作品、『源氏物語』の光源氏と若紫のよう。──というのが読み始めの感想でしたが、とんでもない。ナオミはそんな玉ではなかった。傍若無人の暴君で金遣いが荒く「とても口に出来ないようなヒドイ仇名さえ附いている」ような貞操観念もない魔性の女、ナオミ。そんなナオミに怒りつつも離れることの出来ない河合譲治。男性は従順な女よりも自分の思い通りにならない女に惹かれるというのはよく分かります。女たち、こうであれ(※多少抑え目にして)と思わせられる作品です。
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月給150円が高給取りという時代の話しとは思えない。その時代でこんな事を書けるなんて凄いなぁ。ハイカラ!! そんな時代でも、ナオミの様に自由奔放な人がいたのかなぁ。凄いなぁ。 今はこういう感じのカップル結構いるよね。男でも女でも。最初は育ててみたいところから始まったのにって…ちゃ...
月給150円が高給取りという時代の話しとは思えない。その時代でこんな事を書けるなんて凄いなぁ。ハイカラ!! そんな時代でも、ナオミの様に自由奔放な人がいたのかなぁ。凄いなぁ。 今はこういう感じのカップル結構いるよね。男でも女でも。最初は育ててみたいところから始まったのにって…ちゃんとお互い愛し合えてない感じだけど、こういう人って周りが別れなよって言えば言うほど意固地になるよね。
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文学としては素晴らしいものだと感じたし、後世まで語り継がれるのもなるほどという思い。 それほどに生々しく、荒々しく、ナオミへの感情・激情が描かれていた。 ただ、自分に刺さるかでいえば否定的。それは、私が共依存的な関係を好まないからこそだろうなとは思う。 好き嫌い合う合わないのレベ...
文学としては素晴らしいものだと感じたし、後世まで語り継がれるのもなるほどという思い。 それほどに生々しく、荒々しく、ナオミへの感情・激情が描かれていた。 ただ、自分に刺さるかでいえば否定的。それは、私が共依存的な関係を好まないからこそだろうなとは思う。 好き嫌い合う合わないのレベルでは後者だけど、名著であることは間違いない。
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ちょうど100年前の小説。中間層がだんだんと形成されてきて譲治のような人物も出てきた。なんとも狡猾な人物のナオミのような人物は、男女関係なく今もいると思う。場末にジレットが出てきてこの頃からあるのかと驚いた。筋として複雑ではなくて読みやすい。
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惚れたもん負けですよね。勝手に陶酔しててください。(私情挟みまくり、こういう馬鹿で愚かな男が大嫌いだ) けれどやはり谷崎潤一郎の作品は読ませる文章。繰り返し出てくる踊り字や色の描写でリズム感と鮮やかさが目の前にありありと。クソウ、いいやんけ谷崎
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中盤までは、なんだか話が 中々進まない感じで、退屈と思ったり、 ナオミがエラそうでやな感じに育ってて、 少々読むのが苦痛だった。 最近、倍速視聴の是非が 話題になってたりするけど、 私もどこかせっかちになってるのか、 読み飛ばしたい気分だった。 鎌倉で過ごす辺りから、 急に話が転回して、 面白くなってきたけど…。 譲治は、ナオミに散々に騙されていたことが 明るみになって、ナオミを追い出し、別れたのに、 一時間くらいで後悔の念が湧いてくるとは…。 ちょっと呆れた。 結局は、ナオミの誘惑に負けて、 堕落した生活に突入。 目も当てられない。 私に息子はいないけど、いたとしたら、 こうはなってほしくない。(急に母目線) 何も知らずに亡くなったお母さん、 知らなくてよかったのかも。 ところで、山田詠美の「賢者の愛」を読んで、 興味が湧いて「痴人の愛」を読んだのだけど、 ナオミの奔放な感じは、百合と重なり、 ナオミにすっかり骨抜きにされてる譲治は直巳、 譲治を骨抜きにしていくナオミが真由子と重なった。 途中、しょうもないなと思ったりもしたけど、 面白かった。
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過去分 後半のナオミのたたみかけは戦慄を覚える。魔性の女は麻薬みたいなもので、一度ハマると抜け出すのが難しい。一度は離れられたと思っても、目の前てわその快感がちらつかさせられたら、、。譲治も再びナオミの魔性に浸ってしまい、ハタからみるとまさに堕落した生活を送っている。しかし当人...
過去分 後半のナオミのたたみかけは戦慄を覚える。魔性の女は麻薬みたいなもので、一度ハマると抜け出すのが難しい。一度は離れられたと思っても、目の前てわその快感がちらつかさせられたら、、。譲治も再びナオミの魔性に浸ってしまい、ハタからみるとまさに堕落した生活を送っている。しかし当人たちにとっては幸福そのものだろうと思う。
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2020年10月のNHK Eテレの100分で名著での、谷崎潤一郎特集で気になったので、読んだ。 こんな面白い話が何十年も前に書かれているとは。。 それにしても大正時代はハイカラだったんだなあと改めて思う。 英語喋ったり西洋人と触れ合ったり。 カフェをダンスホールにして生のオーケストラバンドで踊るなんて最高だと思う。
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