売れないのは誰のせい? の商品レビュー
2007年に発刊の本書はテレビ広告の衰退に力点が置かれており、次代の広告を展望する内容ではない。 「マーケティングにおいて大事なのは他者を知ろうとすること」としながら「物が心を豊かにする」というバブル時代の価値観に拘泥するのは自己矛盾ではないか。「他者をわかる」のは難しい。多民族...
2007年に発刊の本書はテレビ広告の衰退に力点が置かれており、次代の広告を展望する内容ではない。 「マーケティングにおいて大事なのは他者を知ろうとすること」としながら「物が心を豊かにする」というバブル時代の価値観に拘泥するのは自己矛盾ではないか。「他者をわかる」のは難しい。多民族国家では尚更だ。だから、アメリカでマーケティングが発展したのだろう。 そして著者は、テレビ朝日の広瀬社長を自己矛盾と批判する。かつて朝日新聞の記者として政党の既得権を糾弾したにも関わらず、社長としてテレビ朝日の既得権を守ろうとするのか、という批判である。しかし、著者はここ10年ほどは新規の出版がない。マーケティングを語る著者が自身のマーケティングには失敗したのではないか。 広告にはそもそも、プッシュ型とプル型の2種類がある。消費者にプッシュする広告は安価な商品において有効であり、消費者がプルする広告はインターネット検索などが当てはまる。検索のときにカギになるのは企業ブランドで、ゆえに企業はイメージ戦略が大事になる。 マーケティングとは社会の動向を知ることであるが、時流を読むのは難しい。マーケティングというステージの登場人物もまた自流とともに入れ替わる。翻って、時間の淘汰に耐えたマーケティングの名著の凄さもまたよくわかる。
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「売るための知恵」の集積であるマーケティングの基本知識を解説した本。 「売り手の想い」と「買い手の願い」をうまくマッチングさせる知恵。それがマーケティング。このマーケティングの本質を理解した上で、売れるための施策を考えることが大事です。
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時代が変われば売れるための戦略だって まあ変わるのです。 ただ、注意事項として、 タイトルの事柄は明確化されていません。 まあ、言えるのはインターネットのせい? テレビ離れのせい?とでも言っておきましょうか。 要するに、テレビ神話は終わったわけです。 そりゃあ、番組にある種の人たちばっかり 続いたり、番宣しかしないところなんか 見たくもないんですよね。 成功例と失敗例をもちいた マーケティングに関して。 もう、テレビメインはやめましょうということ。
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いわゆるマーケティングの教科書は面白くないものが多いが、これは知っている事例が多く取り上げられて面白い。 学術的な意味は薄いのかも知れないが、本当に知りたかったのはこういうことだった。 マーケティングに学術もへったくれも無いのだろうが、経営学系からの評価は低そう。
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2014/7/12 意味のある広告は存在する。どう作るかはマニュアルはないし、保証はできない。しかし、webならやりようがあるんじゃないか。進むべき道は間違えてないはず。
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売るためには? →多くの人の記憶検索結果でヒットされやすいポジションを獲得すべき ブランド展開においては量の拡大を優先しない 消費者の行動には、情報受動型と情報検索型がある マーケティングの原点は他社を知ること
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特に最後のほうの記述、「心の豊かさ」を強調し物質的な豊かさを否定しがちな風潮に対する異議申し立ては、心から同意する。 物質的な豊かさを否定する人は、「心か物か」という誤った二者択一に陥ってしまってるんだ。僕はむしろ、心を豊かにする必要条件として、物の豊かさがあるように感じている。...
特に最後のほうの記述、「心の豊かさ」を強調し物質的な豊かさを否定しがちな風潮に対する異議申し立ては、心から同意する。 物質的な豊かさを否定する人は、「心か物か」という誤った二者択一に陥ってしまってるんだ。僕はむしろ、心を豊かにする必要条件として、物の豊かさがあるように感じている。 あとは、机上の空論ではなく、実例に基づいて現代のマーケティング動向を記述している点もよい。いろいろ示唆に富んだ一冊。
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テレビ偏重がかげり始めた最近の広告事情などについて紹介している本。山本氏の本は文章がこなれているし、嫌味がないので読みやすい。ただし、「○○というのはご存じだろうが……」的な言い回しが何回か出てきて、そこがマーケティング門外漢の身としては気になった。知らないっつーの! 副題の「入...
テレビ偏重がかげり始めた最近の広告事情などについて紹介している本。山本氏の本は文章がこなれているし、嫌味がないので読みやすい。ただし、「○○というのはご存じだろうが……」的な言い回しが何回か出てきて、そこがマーケティング門外漢の身としては気になった。知らないっつーの! 副題の「入門」ってことは、門外漢を読者に想定してるってことじゃないんかい? ま、それは瑣末なことなのでどーでもいいこと。 『グッドキャリア―キャリアがブランドになる時―』(東洋経済新報社、2004)に続き、この本でも終章でやられてしまった。マーケティングは何かというと人に興味関心をもつことなのだとか。それって、相手のニーズにどれだけ添うかということだから、ぼくが仕事柄かかわっている医療(医学でなくて)や介護の世界と同じだなと思った。 (本当は違うんだけど)マーケティング=広告=軽佻浮薄ととらえがちで、そう思われるのも無理ないような業界だと思うんだけど、そういうなかで山本氏の本を読むとちょっとすっきりする。
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120314 マーケティングは売るための知恵。植民地のないアメリカで。少子高齢化、本物志向、代用品文化。ブランド力。愛着、考える手間が省ける。多品種化。分衆。未婚者の増加、男女雇用機会均等法。記憶に残す。タレント起用。情報受動型と情報検索型。広告費6兆円、テレビ2兆円。
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マーケティングっていうよりもPR、特にテレビCMの話に終始している。 第4章、「効くCM」の話が参考になった。また消費者心理からのアプローチもしており、ただ著者自身の経験で語られているだけでないところがよい。
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