プーチンのロシア の商品レビュー

ロデリックライン,ストローブ・タルボット,渡邊幸治【著】,長縄忠【訳】

2009/10/07

　ソ連崩壊後のロシア政治を特にプーチン政権に絞り論じている報告書。以前にも、日欧米の代表者からなる、この三極委員会はロシアに関する報告書を出している。個人的には、欧米にありがちなロシア政治に対する安易な見方、例えば民主主義が導入されれば何でも問題がなくなるというようなものや、ロシア政治戦略を軽く見ている、また旧ソ連内におけるロシアの影響力の過小評価は気になったが、読んでいて分析は非常に現実主義的なもので、わかりやすかった。

2009/10/07

最近のロシアの状況を把握するのによい。
日本人の著者も混じっているけど、EU及び、アメリカ中国との関係という感じで書かれている面が多い気がする。
プーチンの一期目と二期目の変化などが詳述されているが、その原因がいまいちわからなかった。もう一度じっくり読みたい。