これは王国のかぎ の商品レビュー
ファンタジーの王道的《アラビアンナイト》だけどちょっと違う。 ハッピーエンドなんだろうけどほろ苦い感じな一冊。
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現実世界の普通の話から始まる。 失恋した主人公の上田ひろみが見た夢のお話。 夢としか考えようのない、しかし夢とは思えない現実味のある世界でひろみが経験する非現実的な物事。 それらを巡ってひろみが成長するお話。 おもしろかったです。個人的にはかなり好きな作品です。
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アラビアンナイト風異世界に迷い込み、魔神(ジン)となった少女の冒険譚。 主人公に共感できなかったので私はイマイチでしたが、ふつうに面白いのかと思います。
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これは中学時代にかなりはまった作品。 主人公のひろみが大変魅力的。 だいぶ前に文庫化されていたのを最近になってようやく買いました。
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荻原さんの作品の中で、 唯一これだけは手元にありません。 文庫版出た時にすぐ買えばよかったのに… タイミング逃した…… 『樹上のゆりかご』の前作、という 位置づけになります。 ただ、内容はがらりと違ってまして、 現実世界でショッキングな出来事を 色々体験してしまった受験生の女の...
荻原さんの作品の中で、 唯一これだけは手元にありません。 文庫版出た時にすぐ買えばよかったのに… タイミング逃した…… 『樹上のゆりかご』の前作、という 位置づけになります。 ただ、内容はがらりと違ってまして、 現実世界でショッキングな出来事を 色々体験してしまった受験生の女の子が、 ある日突然アラビアンナイトのような世界に 「魔人」として飛ばされる、というファンタジーもの。 『勾玉三部作』など、日本を舞台にした作品ほどの 深さはないけれど、「千夜一夜物語」が下地になっています。 冒頭に引用されている、マザーグースの 『これは王国のかぎ』の詩がとても好きです。 いつかこの詩で飛び出す絵本作りたい、 と思って早数年。 まだ作ってません。。。
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なんて素敵なお話・・・! 感動した・・・! この本に出会った歳が本を好きになる歳だと思った。 妹に絶対読ませてやる。 なんか、ねえ、なんか書くの勿体ないよ! ジャニがかわいいんやもん! ハールーンがかっこいーんやもん! ラシード頑張ってるもん! 今まで読んだ中で、一番何も考...
なんて素敵なお話・・・! 感動した・・・! この本に出会った歳が本を好きになる歳だと思った。 妹に絶対読ませてやる。 なんか、ねえ、なんか書くの勿体ないよ! ジャニがかわいいんやもん! ハールーンがかっこいーんやもん! ラシード頑張ってるもん! 今まで読んだ中で、一番何も考えず、 ただただ本の世界に夢中になれた。 すてき、 本に素直に夢中になることを久しぶりに教えてくれた。
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荻原さんの作品は『勾玉三部作』か『西の善き魔女』が主流ですが、私はこれが一番好き。 ハールーンがとにかく素敵すぎる。 欲を言えばジャニとハールーンの旅がもっと読みたかったけれど。 更に欲を言えばハールーンはジャニを連れて行ってほしかったけれど。 けれども、それがハールーンだと言...
荻原さんの作品は『勾玉三部作』か『西の善き魔女』が主流ですが、私はこれが一番好き。 ハールーンがとにかく素敵すぎる。 欲を言えばジャニとハールーンの旅がもっと読みたかったけれど。 更に欲を言えばハールーンはジャニを連れて行ってほしかったけれど。 けれども、それがハールーンだと言われれば確かにその通りだとも思う。 最後のハールーンの言葉がとても印象的。
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ひろみの心の推移に乙女心が疼くぜ・・・というか胸が痛い。好きな男子と親友が結ばれ、しかも彼等はイイ奴らで初デートのお土産を誕生日にくれた最悪の日、十五歳になったひろみはまどろみから覚めるとアラビアンナイトの世界そのもののただ中で、しかも魔神になっていた。魔神になりジャニという名前...
ひろみの心の推移に乙女心が疼くぜ・・・というか胸が痛い。好きな男子と親友が結ばれ、しかも彼等はイイ奴らで初デートのお土産を誕生日にくれた最悪の日、十五歳になったひろみはまどろみから覚めるとアラビアンナイトの世界そのもののただ中で、しかも魔神になっていた。魔神になりジャニという名前は与えられてもひろみはひろみで、親近感の持てるドジな魔神なのがおかしい。海に憧れる青年ハールーンに拾われ、お国騒動に巻き込まれる。ハールーンのような男に十代の女の子は本当に弱い。私もとても好きだ。中学生の時に読んだら「なんでハールーンと同じ世界にいないんだろう」って考える。「あんたは、おれの幸運だろう。」素敵な台詞だなあ。ひろみが自分を止めたいと思うほど打ちのめされたのは、彼女の親友たちのためではない。ひろみに自身が人生の主人公だという実感が希薄になったこと、誰かの人生のわき役のように思えたためだろう。しかし結構この物語は苦く、魔神となってもひろみは人のために気をもみ頑張る。私はこっちの世界でもこれじゃあわき役じゃん!とちょっと作者が憎くなった。ひろみのわき役感のためにちょっと乗り切れなかった。問題は彼女自身が自分を認められるかだと分かっているんだけれど。王国とかぎの正体があきらかになった時、この物語は主人公が誰か、でたらめに鍋のスープのごとくかき回してしまう。結局ハールーンは旅立ち、ひろみは元の世界へ戻り、彼等がまた会える確率は低そう。でもひろみはどうするんだろう?はじめティーンを意識しつつおばさん文語が混じってるのが痛かったけれど途中から気にならなくなった。この表紙は、ちょっとしたどんでん返しになっていて楽しい。続きもいずれ読みたい。
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初めての荻原作品で思い入れが深いです。 この本読んではールーンをみて「こ、こんな格好いいキャラが小説の中に・・・!」と 衝撃をうけました(笑)
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アラビアンナイト。トリップ。樹上のゆりかごを先に読んでいたのでってかひろみの夢の話じゃん!!!!となった。びっくりしたー。うれしいけど。やっぱじょそー・・・と思った。好きだけど!
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