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ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか の商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

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2011/02/01

第二章 ギリギリの感情労働を生き延びるために 第五章 失われた感情をどう取り戻すか の項目に期待して読み進めた。 明確な答えはない。(残念だったがいたし方ない) 書いてあることは違和感なくそうだよねぇと思えた。 時々書いてある事件は すべて衝撃的で覚えているし...

第二章 ギリギリの感情労働を生き延びるために 第五章 失われた感情をどう取り戻すか の項目に期待して読み進めた。 明確な答えはない。(残念だったがいたし方ない) 書いてあることは違和感なくそうだよねぇと思えた。 時々書いてある事件は すべて衝撃的で覚えているし、 一般人は なんで看護職がそんなことをするの!?という驚きトーンで報道していたが、 虐待してしまう気持ちがわかるなぁと思ったことは絶対声にだせないとプレッシャーに思ったことを覚えていたから。 なぜプレッシャーに感じたかをこの本は 分かりやすく書いてくれている。 そして、10年以上看護師を続けてこれた私は  ここに書いてあるような一般的な看護師とは違う感性を育ててきたのだと思った。 ある程度自分の感情をシャットアウトする術を覚えたというか。 感情コントロールするというか、感じないようにし「鉄仮面」のような表情というか。 ともあれ。 おしゃべりできない新人が 早期退職するのは実感としてある。 昼休憩に携帯をしてまったく会話に入ってこない人は たいてい早期退職だ。 辛くなったときにまた読みたくなるかもなぁ。

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2010/09/07

今の気持ちにぴったり、感情で労働していることの大変さを書いてくれてすっきり。サービス業でそんなんだから、看護の世界などはさぞ大変だろう。南無三。。。

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2010/06/18

感情労働という言葉をキーワードに人相手の仕事がなぜ疲れるのかを説明。 医療現場に勤めている人なら大きく頷ける内容もあるが、一般の人に向けて書かれているせいか、エッセイ的な読み物に感じる。学術的に、となるとちょっと弱い気が。

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2009/12/19

「白衣の天使」という言葉にものすごく抵抗を持っているので、この本のあれこれにはすごく得心させられました。

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2009/10/07

感情労働 ホックシールド 1 人々と面と向かっての接触あるいは声を通しての接触がある 2 働き手は、感謝や恐怖といった特定の感情状態を顧客に引き起こすことが求められる 3個容赦は、訓練や指導監督を通じて働き手の感情面での活動を、ある程度コントロールすることができる。   共感が深...

感情労働 ホックシールド 1 人々と面と向かっての接触あるいは声を通しての接触がある 2 働き手は、感謝や恐怖といった特定の感情状態を顧客に引き起こすことが求められる 3個容赦は、訓練や指導監督を通じて働き手の感情面での活動を、ある程度コントロールすることができる。   共感が深ければ深いほど、その対象を失った時には、自分の一部を失ったような強烈な消失感と罪悪感が生じます。 欧米のホスピスでは、受け持ち患者が何人か亡くなった時には休みが与えられる。  相手が言語的肉体的暴力をふるいだしたらその場を立ち去るべし。  後藤新平 自治三訣 人のお世話にならぬよう 人のお世話をするように そしてむくいを求めぬよう  人間には共感にすぐれた脳を持っている人と、システムを理解し構築することにすぐれた脳をもつ人の2つのタイプがある  それでもお客様は神様ですか JAL機の懲りない人々

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2009/10/04

看護師の教育に従事している著者からみた就労状況のレポート。疲れることに対する処方箋がより具体的だとよかったが、難しいのでしょうね。図書館予約数は1(07/04/05現在)です。

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2009/10/04

非常に分かりやすく書かれている本でした。  「感情労働」という言葉は、聞き慣れないと思いますが、社会学上の言葉で「表情や声や態度で適正な感情を演出することを求められる仕事」のことを言うそうです。  だから、「自分の感情を加工することによって、相手(顧客)の感情に働きかけることが...

非常に分かりやすく書かれている本でした。  「感情労働」という言葉は、聞き慣れないと思いますが、社会学上の言葉で「表情や声や態度で適正な感情を演出することを求められる仕事」のことを言うそうです。  だから、「自分の感情を加工することによって、相手(顧客)の感情に働きかけることが重要な職務」となり、それによって「報酬を得ていること」すなわち、「感情に商品価値があること」だそうです。  で、これは、肉体労働、頭脳労働につづく、第三の労働形態だそうで、サービス業なんかは完全にこれに入るんじゃあないかな。マクドの店員なんて、笑顔を売っているわけですから(笑)。  まあ、こんな感じで本ははじまるんですが、自分には関係ないと思いのあなた。日本って国は「気配り」の国ですし、「察する」文化ですから、結構納得させられるし、整理がつきます。  著者は看護大学で教鞭をとっておられるので、看護師の話が例えとしてよく挙げられているんですが、それが的を得ていて非常に分かりやすい。  対人関係でお疲れのあなた。読んでみる価値はあると思います。

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