「感性」のマーケティング の商品レビュー
商品起点ではなく、人の行動起点から売上の上げ方を考えることの重要性が説かれている。 長屋の居酒屋の事例は特に参考になった。
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2006年12月4日初版 日本感性工学会理事である小阪氏が著者。 データを分析する従来のマーケティングの手法ではなく、「感性」というものに比重を置いたマーケティング手法の紹介。
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売れないと諦める前に。 顧客に到達しているか(しっかりと買ってもらいたいお客様に伝えるべきことを伝えているか。伝わる方法を持っているか。) 顧客の価値を考えているか。そもそも顧客は何を価値あるものと感じているか、考えているか。 お客様の視点を意識して、記憶に粘る物語の様に...
売れないと諦める前に。 顧客に到達しているか(しっかりと買ってもらいたいお客様に伝えるべきことを伝えているか。伝わる方法を持っているか。) 顧客の価値を考えているか。そもそも顧客は何を価値あるものと感じているか、考えているか。 お客様の視点を意識して、記憶に粘る物語の様に、わかり易く伝え、共感いただく。 その商品の売上はお客様が買ってくれた結果であること。 それに気づいて、共感して、買いたいと思って、実際に買う行動をしてくれた結果ということを考えてみる。
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・「どう売ろうか」という考え方が、ビジネスの本質を見えにくくする・心理的な快をもたらす源泉=感性・マスターとして教える・「誰から買うと嬉しいか=関係性」ある顧客コミュニティー
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ビジネスに奇跡はなく、奇策もない。ビジネスで画期的な成果を上げる決め手は、感性フレームと実際の行動なのである(P66) その感性フレームとはなんぞや、顧客への感性訴求、育成、コミュニティーづくりなど・・・今は昔、作ればバンバン売れた時代があったなんて信じられない(笑
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サプライチェーン全体で価値を伝えるというのが実務上最も難しいポイントと実感。 文章にはクセがある。
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後半の居酒屋の例がなかなかいける。地味に営業で自分が実践していたり、していなかったり。 アイディアを与えても実行しない人が多いには納得。 実行力とは大事なものである。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
※アマゾンから引用 ■内容紹介 「 売れる商品がないから売れない 」 「 値段が高いから、立地が悪いから売れない 」 ......こうした考えはすでに前時代的なものである。 「 感性 」 を軸にすることで、どんな商品でも、どんな立地でも、あなたの思い通りに 「 売上を創る 」 ことは可能なのだ! 本書は、1千社を超える企業の会を主宰し、独自のマーケティング論で絶大な人気を誇る著者が、今話題の 「 感性工学 」 をベースに全く新しいマーケティング を説く。 今までのビジネスが全く違って見えるようになる 「 感性フレーム 」 の説明から始まり、ビジネスを組み立てるための様々な要素、そして実際に結果を出すための 方法を実践的に説明していく。 「 売上が前年比30倍になったお酒 」 「 教室数を10倍にした塾 」 など、具体例・実践手法も満載。
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マーケティング理論の本としては割と画期的な方ではあると思いますが、個人的にはこの手の考え方はだいぶ馴染んできているものだったのですんなりと受け入れられました。マーケティングの話の割には具体例が少なく、あえて奏しているのかわかりませんが冒頭の地方の酒屋の話が何度も出てくるのは若干く...
マーケティング理論の本としては割と画期的な方ではあると思いますが、個人的にはこの手の考え方はだいぶ馴染んできているものだったのですんなりと受け入れられました。マーケティングの話の割には具体例が少なく、あえて奏しているのかわかりませんが冒頭の地方の酒屋の話が何度も出てくるのは若干くどい感じ。あと、文章については好き嫌いがあるかと思う。万人うけするような書き方・内容ではないという前提で星は3つですね。
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筆者の言う通り、世の感性消費行動は変化している。コトラーの時代はSTP、顧客をセグメントしてターゲットを絞り、ポジショニングを明確化することでヒット商品を出し、維持することができた。今日では商品が世に溢れ、ヒットは短命になり、何かのきっかけで面白さがウケて・・・みたいな話は多い。...
筆者の言う通り、世の感性消費行動は変化している。コトラーの時代はSTP、顧客をセグメントしてターゲットを絞り、ポジショニングを明確化することでヒット商品を出し、維持することができた。今日では商品が世に溢れ、ヒットは短命になり、何かのきっかけで面白さがウケて・・・みたいな話は多い。 そういう時代にありながら、これも筆者の言う通り、年長ボスの「オレはA案が好きだな」の鶴の一声で商品コンセプトやデザインを決めている会社は多い。 消費者の感性に着目しよう。手に取ってもらえるプロセスを考えてリピートに至る仕組みをデザインしよう。そのためには顧客とのコミュニケーションをいとわず・・・と、筆者のメッセージはわかりやすく、共感できる。 じゃあどうしたら、とまでこの新書に求めるのは酷だろう。事例としてアップル、リッツカールトン、(名は知らぬ)ディープな居酒屋と、濃い事例ばかり出てくるが、その通りのコミュニケーションがあなたの会社で展開できるわけではあるまい。感性工学という分野は筆者が言うほどにはちゃんと立ち上がっておらず、人間の感性は依然としてとらえどころがない。アンケート調査をして浮かび上がってくるほどの顕在性がないこともまたポイントだ。だからこそ、筆者のようなちょっとアーティスティックなコンサルタントに活躍の余地があるのだろう。
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