横溝正史自選集(3) の商品レビュー

横溝正史【著】

2012/04/26

典子ちゃんにプロポーズしたい。
わたしのお嫁さんになってほしい。

装丁がとても読みやすいので、横溝読みたい友人がいたら多分このシリーズ紹介するだろうな。
活字が大きめだし、割とくっきり印刷でよかった。あんまり目が疲れなかった。

2012/01/12

三百八十余年前、尼子の落武者達を財産目当ての村人達が惨殺。二十数年前、村人三十二人を多治見家の当主・要蔵が無差別殺戮。そして今また、この呪われた村で新たな連続殺人が勃発した。平凡なサラリーマン生活を送っていた多治見家の血縁者・寺田辰弥が突如巻き込まれた血みどろな事件真相を、はたして金田一耕助は見破れるか!?。鍾乳洞への冒険と落武者の残した財宝探し、凄惨な殺人事件と緻密な論理性･･･本格探偵小説と伝奇ロマンが見事に融合、横溝文学のあらゆる魅力が縦横無尽に駆け巡る迫力長編!。

2011/08/05

横溝正史に対して苦手意識をもっていたわたくし。なんかすごい難解なのかと思ってたんです。
がしかし、読んでみたらなにこれめっちゃ読み易い！そして面白い！！とくに八つ墓村は大好きな作品です。
ミステリーなんですが恋愛要素も強くきゅんきゅんしたり切なくなったり。
これは是非映像作品も見てみたいなあ。

2011/07/15

面白かった！ドラマで何度もリメイクされていて、
話もすっかり分かっているのに、それでも楽しめる傑作。

特に人物像の描き方に引き込まれたのだと思う。
横溝さんのミステリーはセンセーショナルな殺人現場が見物だと
思い込んでいたけど、人間の持つ二面性をじっくりと暴いていく
ストーリー展開に驚きっぱなしだった。

何でも戦争時代に田舎に疎開をしていたらしく、
田舎独特の人間関係や集団真理のくだりは、
そのあたりの経験から来ているみたいだ。
一昔前までは、ちょっと郊外ではごく身近にあったものだけど、
今の若者に理解できるだろうか。

2013/03/29

以前八つ墓村の元ネタになった事件の本を読んで、その事件のあまりの陰惨さに驚きそれを元ネタにした物語とはどんなものか俄然興味が沸いたので、今更ながら横溝正史初読み。
金田一といえばじっちゃんの名にかけての漫画のイメージが強かったので、あぁこれが本家本元の金田一耕助かと謎の感動を味わいました。
閉ざされた集落での過去の因縁だとか、それに囚われた村人たちの陰湿で後ろ暗い感じだとか、そのなんとも言えないぞわぞわ感が堪りませんでした。
金田一シリーズとしては3冊目にあたるそうで、どうせなら1冊目から読めばよかったかな。まぁ他の話も追々読んでいきたいです。

2010/01/02

推理小説の感想を書くと大半がネタパレになるとおもうのですがひとつ。
典子萌え

これならネタバレにならないだろう。
というか二次元萌えじゃなくて一次元萌えになりつつある自分が・・