1,800円以上の注文で送料無料

国枝史郎伝奇短篇小説集成(第2巻) の商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「新説八百八狸」収録。12ページほどの短編だが、稲生武太夫と後藤小源太の因縁を中心に、講談本の伊予松山騒動のエッセンスをうまく料理してある上、1933年の柵にして、八百八狸の正体を山家(サンカ、山窩)であるとしていて、実に面白い。

Posted byブクログ

2013/01/26

第二巻は第一巻よりも新しい時代のものであるが、なんとなく執筆された時代をうかがわせるものもある。とはいえ、時代小説が大半を占め、仇討ちや任侠が花を添える。また、合戦ものが多いのもこの巻の特徴であろう、、、多分。第一巻の内容を忘れてしまった(笑) 二巻あわせて1,000ページをこ...

第二巻は第一巻よりも新しい時代のものであるが、なんとなく執筆された時代をうかがわせるものもある。とはいえ、時代小説が大半を占め、仇討ちや任侠が花を添える。また、合戦ものが多いのもこの巻の特徴であろう、、、多分。第一巻の内容を忘れてしまった(笑) 二巻あわせて1,000ページをこえるボリュームだもの!戦前の大衆作家は多作だったとつくづく感心させられる。しかも、いずれも面白い。いきなり神州纐纈城はハードルが高い、、、と思う方は、こちらをどうぞ。読破しなくても、気に入ったものをぼちぼち読むだけでも国枝ワールドを楽しめます。案外文章も平明で、読みやすい。 でも、「伝奇」か?といわれれば、大半は奇妙な味の「時代小説」かも? あ、それが伝奇なのか、、、

Posted byブクログ