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口語訳 古事記 人代篇 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2023/03/10

 『古事記 神代篇』の続きが本書である。前作と異なり、人間が、それも歴代天皇(一部実在したか否かは明確ではないが)が主に登場し、それらの人物が、血統をめぐって争ったり、男女間のぎくしゃくした場面が見られるなど、前作以上にリアリティが増した印象を持つのが人代篇である。とはいえ、『日...

 『古事記 神代篇』の続きが本書である。前作と異なり、人間が、それも歴代天皇(一部実在したか否かは明確ではないが)が主に登場し、それらの人物が、血統をめぐって争ったり、男女間のぎくしゃくした場面が見られるなど、前作以上にリアリティが増した印象を持つのが人代篇である。とはいえ、『日本書紀』のように、権力者側の一方的な視点で書かれた歴史書ではなく、それから逸脱した多様的な物語として体を成す。そのため、神から人へと変わったとはいえ、根本的な部分は同じである。

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2022/12/12

古代の生々しく話が分かりやすく綴られているが、人の命も今より軽く、そんな事でという感じで殺してしまう感じや、兄妹だろうと見境なく恋に落ちるし、非常に欲望に忠実で一周して爽やかに感じる。 でも他の国の神話とかでも、似たような話は多数あるのが不思議であり面白い。

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2017/09/19

古事記の世界を生き生きと感じることができた。 今まで、なかなか頭にも心にも残らなかった神々と人の代について語られた言葉が語り部の存在により、リズムよく情感も入り混じって面白く読み通せた。

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2016/01/23

かじる程度にしか知らなかった物語に触れられて、大変興味深く読みました。 知っている地名も結構出ていて、この頃は国の中心だったんだなあと。今はパッとしないところなんだけど。

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2015/12/11

正直神代編の方が面白いというか、神話らしい破天荒さがあって、ある意味読み進めやすいんだけど、人代編になると一気に所帯染みてくる。それでもちびちびとでも読み進められたのは、この口語訳の素晴らしさかなと。

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2014/07/06

神代篇に引き続き読んだ。 個人的には自分の今住んでいる地域が出てきたのでびっくり。地名解説を読んでいると、ずっと昔から変わらない地名もたくさんあるのだなぁと感動する。 人代篇の中では、ベタだけれどオケとヲケの兄弟の話が好き。

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2012/09/17

著者の解釈をもとに、語り部の翁がところどころに説明を入れる形でわかりやすい。 物語として充分楽しめるものだというのがよくわかります。

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2009/10/07

血で血を洗う日継の御子争い。どこの国でも同じですね。 もともと語り調で読みやすいですが注釈のおかげでさらに分かりやすかったです。 ただ、人名が基本カタカナ表記なので、目がチカチカして困りました。

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2009/10/07

人代篇に入り、歴史の授業に出てくるくらいの人になるとまたおもしろくなってくる。 どこの国もそうだけれど、なかなか血なまぐさい。 読みやすく、初めて古事記を読む本としては本当にオススメ。

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2009/10/04

古事記はいつも神代篇で終わっていて、初めて人代篇を読んだ。名前がカタカナ書きなので言葉の持つ意味をイメージしにくいけれど、歴史的つながりが分かりやすい。そして、なんといっても注釈がいい。三浦さん、すっかりファンになりました。

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