殺しの掟 新装版 の商品レビュー
池波正太郎さんの仕掛人・藤枝梅安シリーズの元になったといわれる9作品が収録されています。「殺しの掟」、2007.5発行。第一作品「おっ母、すまねえ」、第七作品「恋文」、第九作品「不忍池暮色」がお気に入りです。
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池上作品は好きだが、この短編集はちょっと切なすぎる。殺されても当然もあれば、なぜ殺されるのか、なぜ殺すのかもあり、読後感は少し重い。池上作品は、鬼平や剣客商売のような殺伐の中にも明るさがあるのがいい。
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「人殺しの因果」が招く、ブラックで殺伐とした深淵なる世界を覗ける秀逸な短編九本。後の『仕掛人・藤枝梅安』や『鬼平犯科帳』につながる習作的な趣がある。
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池波正太郎氏の仕掛人・藤枝梅安シリーズのきっかけとなる作品。 9編の短編を収録していて、梅安シリーズで登場する人物にここで会えるのも興味深い。 「梅雨の湯豆腐」では、あの彦次郎が・・・・。
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あまりにもビッグネームな作家であり、いつかは‥ と思いつつ2007年に初めて池波作品を読み始めました。 遅すぎだろ・・ みたいなねv これ私が読んだ初の池波作品であり、この後に池波作品を読むきっかけとなった本のため★4つ! これが3大シリーズが1つ梅安シリーズに続く話なわけですが...
あまりにもビッグネームな作家であり、いつかは‥ と思いつつ2007年に初めて池波作品を読み始めました。 遅すぎだろ・・ みたいなねv これ私が読んだ初の池波作品であり、この後に池波作品を読むきっかけとなった本のため★4つ! これが3大シリーズが1つ梅安シリーズに続く話なわけですが、 このときに後の梅安シリーズのレギュラーともなる彦さんが登場していて、 私は梅安シリーズではこの本の時から彦さんが気になっていたみたいですv
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ひっさびさの池波正太郎。やっぱいいわ。この文体。「仕掛人梅安」シリーズに通じる…と腰巻にありますが、そのとおり。彦さんも登場するし音羽の元締も。どちらかというと梅安シリーズに至るまでの文字通り「殺しの掟」を練り上げる為のスケッチ集といった感じでしょうか。なにしろあの登場人物が「大...
ひっさびさの池波正太郎。やっぱいいわ。この文体。「仕掛人梅安」シリーズに通じる…と腰巻にありますが、そのとおり。彦さんも登場するし音羽の元締も。どちらかというと梅安シリーズに至るまでの文字通り「殺しの掟」を練り上げる為のスケッチ集といった感じでしょうか。なにしろあの登場人物が「大変なこと」になってしまう訳ですから。
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