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チルドレン の商品レビュー

4.1

1548件のお客様レビュー

  1. 5つ

    473

  2. 4つ

    649

  3. 3つ

    287

  4. 2つ

    34

  5. 1つ

    4

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2024/03/30

2024年22冊目 伊坂幸太郎さん/チルドレン 今年は(たまたまですが)伊坂さんの作品をよく読んでいます。 家裁調査官の武藤と、ぶっとびキャラの陣内、彼らの周りの人々のクスッと笑える短編集。楽しい読書でした☺️ #読了

Posted byブクログ

2024/03/31

伊坂幸太郎さん初期の頃の連作短編集 『チルドレン』 5つの短編は主要な登場人物は同じで、過去や現在を行ったり来たりしながら繋がる。 妙な例え話が得意で話し出したら止まらない陣内と、目が不自由だが感覚神経に優れた永瀬、盲導犬に嫉妬する永瀬の彼女の優子、彼らの周りで起こるクスッと笑...

伊坂幸太郎さん初期の頃の連作短編集 『チルドレン』 5つの短編は主要な登場人物は同じで、過去や現在を行ったり来たりしながら繋がる。 妙な例え話が得意で話し出したら止まらない陣内と、目が不自由だが感覚神経に優れた永瀬、盲導犬に嫉妬する永瀬の彼女の優子、彼らの周りで起こるクスッと笑える珍騒動が、いかにも伊坂さんらしい作品だった。 陣内のキャラは、何処かでお会いしたような・・・ と思わなくもないが、そこも含めて愛着を持って楽しむのが伊坂作品なんだろう。 銀行強盗から始まるお得意の場面設定や(銀行強盗がお得意ってどうよ!?だけど、今回はなんと人質側なのだ)突飛な比喩であちこちに脱線する主人公、各タイトルにインならぬ韻を踏んだりと(最後の「イン」は少々無理やり感があったけど笑)遊び心満載だ。 エンターテイメントとしてサクッと楽しむのに適した一冊だった。 収録作品は以下のとおり ・バンク ・チルドレン ・レトリーバー ・チルドレンⅡ ・イン

Posted byブクログ

2024/03/24

伊坂幸太郎ならではのセリフまわしと人物が魅力的。永瀬が知らないおばさんから5000円を貰い、屁理屈論破マン陣内が「なんで俺がもらえないんだよ」「関係ないっつうのずるいじゃねえか」はスッキリするシーンだ。

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2024/03/07

陣内さんの屁理屈はすごい。なぜか納得させられる。一人でもこういう人が周りにいればそりゃ楽しくなるだろうな。

Posted byブクログ

2024/03/07

傍若無人で身勝手、周りに迷惑しかかけない男ー陣内と、その周りの人達に起こった出来事の数々をまとめた短編集。周囲の人達による視点で描かれているため、いろんな視点から陣内を楽しむことができます。 伊坂幸太郎さんが好きなのですが、チルドレン&サブマリンはまだ読んだことがないな...

傍若無人で身勝手、周りに迷惑しかかけない男ー陣内と、その周りの人達に起こった出来事の数々をまとめた短編集。周囲の人達による視点で描かれているため、いろんな視点から陣内を楽しむことができます。 伊坂幸太郎さんが好きなのですが、チルドレン&サブマリンはまだ読んだことがないなぁと思い、手に取ってみました。 そしたら、陣内の性格が私のドストライク!身勝手だけど周りに『悪影響を及ぼす』だけでなく、『奇跡を起こす』ところが最っ高にイイ!!奇跡を起こせるだけのポテンシャルがあるのもさらに良き。 親密にはなりたくないけど、武藤のように先輩後輩の関係程度になれたら、きっと人生観が変わるだろうなぁと思います。彼の自分の軸を曲げない性格、言葉の操り方、説得力等々、『良いところは』真似していきたいなぁと思ってしまいました。奇跡を起こす男『陣内』の解像度が高い小説、ぜひ読んでみてください。

Posted byブクログ

2024/03/04

短編集ならではの読みやすさ、伏線回収の面白みがあって、何よりも人の暖かさが胸を打つ。 家裁調査官の仕事、視覚障害者の世界が新鮮で興味深い。 妻が夫への愚痴を言い放つことを「攻撃的な念仏」と表現してるの良かった。

Posted byブクログ

2024/02/16

陣内というキャラクターが素敵。 陣内のセリフの一つひとつが、自分の中の価値観や先入観に新たな光を与えるような、物事の見方を一新するような印象があって新鮮です。 それとこの「チルドレン」に限らず、伊坂幸太郎先生お得意の秀逸な伏線は小説を読む楽しみを広げてくれます。 各短編の終盤、...

陣内というキャラクターが素敵。 陣内のセリフの一つひとつが、自分の中の価値観や先入観に新たな光を与えるような、物事の見方を一新するような印象があって新鮮です。 それとこの「チルドレン」に限らず、伊坂幸太郎先生お得意の秀逸な伏線は小説を読む楽しみを広げてくれます。 各短編の終盤、一気に伏線を回収していく気持ちよさ。 たしかに、この登場人物はそう言ってもたかも、そんなこと書いてあったかも、と読者の記憶を絶妙にくすぐってくるのです。 もどかしさの中で上手いなぁと今作でも感動させられました。

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2024/02/16

癖が強すぎるひとの話。 この作者の視点はいつも面白い。 また銀行強盗の話?と思ったら、一個人にまつわる話しでした。 続きもでてるみたい?機会あったら読んでみたいです。

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2024/02/07

登場人物がリンクした 5つの連作短編集。 それぞれの物語で色んなところに伏線が散りばめられているのだが、それらがだんだん繋がってきて、最終的には一つの長編になるような構成になっている。 それゆえに、次々とページをめくりたくなるような高揚感がありつつも、メインキャラの陣内を含む...

登場人物がリンクした 5つの連作短編集。 それぞれの物語で色んなところに伏線が散りばめられているのだが、それらがだんだん繋がってきて、最終的には一つの長編になるような構成になっている。 それゆえに、次々とページをめくりたくなるような高揚感がありつつも、メインキャラの陣内を含む登場人物一人ひとりのキャラクター性、発言にも惹かれる要素も多く、全体的な構成とディテールのバランス感覚が素晴らしいと感じた。予想するオチも難なくかわされ、意外な展開になっていくところも気持ちよかった。 続編のサブマリンを読むのが楽しみだ。

Posted byブクログ

2024/02/06

伊坂幸太郎ワールド! 短編になっているので読みやすく、 登場人物がほぼ同じなので物語が繋がっています 憎めない友人?の陣内を中心としたストーリー

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