赤鬼奉行根岸肥前 の商品レビュー
ロングシリーズ耳袋秘帖シリーズの、第一作。 根岸備前守の飄飄とした風格を感じる。妖しい話には人の思惑があるというペーソスが心地よい。 最初の頃は、亡き奥方も出てきていたんだなぁ。
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父親が早くになくなり、母が後妻に入ると、そのうちにも寄り付かなくなり、無頼の友と、遊び歩くようになり、世の中の裏側もたっぷり知った。 先物取引の相場で一儲けするとそれを元手に御家人株を買った。表向きには跡取りのいない根岸家に養子に入ったように。 世の中のことを熟知する根岸は、無頼な青春時代に肩に大きな耳を持つ赤鬼を刺青したことは、昔を知る友しか知らない。 そんな根岸に62歳になってから、南町奉行にと推挙された。初めは躊躇したが、やらずに隠居し暇を持て余すより、大変なことは予想できたがやりがいのある職を引き受ける。 巷には不思議な噂がなくなることがない。 しかし、よく探って考えて見ると、そこには大きな事件が隠れていることが多いのだった。。。。。 本当にあった歴史上の人物をその随筆さながらに、面白いシリーズがここから始まる!
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今でこそこの歳で重責を担う人がいても驚かないけど、人生五十年の頃では信じられないでしょうね。凄いなぁ。
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南町奉行の根岸肥前守が主人公の連作短篇集。 60を過ぎたおじいちゃんながら顔の広さと機知に富んだ見立てで巷の事件をサッと解決。 キャラの魅力と読みやすさで☆4つ。
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「耳袋」シリーズ。 するすると楽しく一冊を数時間で読み進められます。 短編集ですが、一冊で通すとある人物との対決が解決される、 という視点でも書かれていて、描写がたまに飛ぶので ちょっと事件解決とからまない?と感じさせる構成に 感じなくもないです。 でも、さらりと読める時代小説...
「耳袋」シリーズ。 するすると楽しく一冊を数時間で読み進められます。 短編集ですが、一冊で通すとある人物との対決が解決される、 という視点でも書かれていて、描写がたまに飛ぶので ちょっと事件解決とからまない?と感じさせる構成に 感じなくもないです。 でも、さらりと読める時代小説。
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時代小説は今まであまり読んでこなかったけど、これは面白かったです(・∀・)イイ!! レビューにもありましたが、登場人物が魅力的。 次巻もすぐ読みたい気持ち.+゚(・∀・)゚+.゚
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赤鬼奉行の登場です 何気ない噂もたどれば言いだしっぺに行き着く なにか社会学の実験のような奉行様♪ 若いときにたいした悪さをやったみたいですね
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耳袋秘帖のシリーズの第一弾 根岸肥前は実在の人物で、60歳を過ぎてから南町奉行に就任して18年間も務めた人物 「耳袋」は根岸肥前の江戸の珍談・奇談を描いた随筆であるが、本作は門外不出の秘伝というスタンスで、一見怪異におもえることを奉行が解き明かすと言うお話
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風野先生の人気シリーズ。 やっと着手。 まだ、好きになるかどうかはわからないけどツカミはOK。 根岸肥前守って有名なんだね~。知らなかった。 平岩先生の「はさぶさ新八シリーズ」にも出てくるんで なんか、知ってる人みたいな気がしてきた(笑)
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