倫敦暗殺塔 の商品レビュー
明治期、イギリスに日本人村なるものがあったなんて。大盛況だったみたいだけど、だいぶ間違った日本感を植え付けるものだった、というかあの時代のイギリス人が日本人をたいして好意的に見てなかったとかなかなか辛い現実を教えてくれる(笑)そのロンドンで日本人が殺され、通訳として日本人村にいた...
明治期、イギリスに日本人村なるものがあったなんて。大盛況だったみたいだけど、だいぶ間違った日本感を植え付けるものだった、というかあの時代のイギリス人が日本人をたいして好意的に見てなかったとかなかなか辛い現実を教えてくれる(笑)そのロンドンで日本人が殺され、通訳として日本人村にいた村上剛は親しくなったイギリス人のエミーとホープと共に謎にせまっていく。戊辰戦争時代の話まで飛び出して極め付けは藤田五郎が出てきたこと!イギリスに藤田五郎!私の斎藤一=藤田五郎像はるろ剣で凝り固まってるからいくら仕事とは言え、どんな気持ちでイギリスに渡ったのだろうか…と考えると面白かったです。話時代、ちょっと蘊蓄のような部分も多かったけど、思ったよりさらさらと読めました。
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解説にある通り、高橋先生の隠れた名作。明治期のロンドンを日本人視点で描くというのが非常に興味深く、内容も暗号を使った本格ミステリに近い。ちゃんと史実とも絡ませているあたりも流石であり(伊藤博文、井上馨、山縣有朋の3者の会談などは毎回ワクワクした)、最終盤で「陸奥史」が絡んでくるの...
解説にある通り、高橋先生の隠れた名作。明治期のロンドンを日本人視点で描くというのが非常に興味深く、内容も暗号を使った本格ミステリに近い。ちゃんと史実とも絡ませているあたりも流石であり(伊藤博文、井上馨、山縣有朋の3者の会談などは毎回ワクワクした)、最終盤で「陸奥史」が絡んでくるのはファンからすると非常に嬉しかった。写楽殺人事件の直後の作品ということで日の目を浴びなかったということだが、今発行されば話題になるのではないかと思う。
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高橋氏のデビュー2作目。 確かに写楽殺人事件とは趣が違うものの、彼の著書の中で記録的に売れなかったというほどつまらない作品ではなかったです。 舞台となっている日本人村やミカド、タンナケル氏などが実在だったと知って驚き、鹿鳴館時代の明治政府が抱えるジレンマとそれに対する井上馨の策略...
高橋氏のデビュー2作目。 確かに写楽殺人事件とは趣が違うものの、彼の著書の中で記録的に売れなかったというほどつまらない作品ではなかったです。 舞台となっている日本人村やミカド、タンナケル氏などが実在だったと知って驚き、鹿鳴館時代の明治政府が抱えるジレンマとそれに対する井上馨の策略は事実かどうかは知りませんが肯けるものだった、 通訳の村上氏を筆頭に魅力的な人物が登場し、謎解きも含めて充分に面白いと思いました。 外国人が持つ日本に対するヘンテコな固定概念がこの時に生まれたという説も本当なのかも。
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明治18年(1885年)ロンドンに渡った日本人たちを巻き込んだ殺人事件に、明治政府の密偵が絡んで。 私の好きなものがまとめて詰まってます。 幕末明治の史実、当時の日英の風俗をうまく使ったミステリで、本筋に絡む政府の人間はもちろんですが、他にも当時の有名人がカメオ出演。 余談です...
明治18年(1885年)ロンドンに渡った日本人たちを巻き込んだ殺人事件に、明治政府の密偵が絡んで。 私の好きなものがまとめて詰まってます。 幕末明治の史実、当時の日英の風俗をうまく使ったミステリで、本筋に絡む政府の人間はもちろんですが、他にも当時の有名人がカメオ出演。 余談ですが、1885年あたりはホームズがロンドンで活躍していた時期。関連深いあの人も出てきました!にやり。
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私の中で最高傑作だと思う。この小説で一気に高橋克彦ファンになったほど。この内容が事実なのか作者の考えたものなのか、いずれにせよ天才だねっ!と思うオチ。
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なぜ外国では日本といえば「ゲイシャ・ハラキリ」と思われているのか・・・ その理由として面白かったです。事件よりも、当時の日本の様子だとか、後半のなぜか登場する斎藤一とか、意外すぎる展開などがおもしろかったです
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歴史か、推理か。カテゴリに迷ったけど、伊藤とかが出てないのなら、多分買ってないだろうから、歴史で。未読。
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天牛@220 こういう実在の人物が出てくるのって好きだ ちょっと結末はつまらんかったのがおしかった
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意外とミステリ部分が秀逸だった。 馬場(辰猪)かと思った…ちょっとキャスト派手だなと思ったけど、これ位ないと現実的にはつまらないんだろう。末松カッコよすぎる
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