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ワーキングガール・ウォーズ の商品レビュー

3.7

142件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2024/09/02

面白いし最後の方の翔子が好きすぎた! 読んでてスッキリするし もう少し仕事頑張ろうかなと思える。 女性のリアルなところをしっかり描いてくれている。

Posted byブクログ

2022/09/03

時代小説の「お勝手のあん」シリーズからの流れで読む。 「あん」は薄幸の少女期を過ごし、料理の腕は上がるが気の弱い役柄だが、この本の主人公・墨田翔子は全く逆の性格。 37才で未婚の管理職。社長賞を何度も取る程の凄腕だが、部下含め皆んなが自分を嫌っていると自覚。煮詰まって、オーストラ...

時代小説の「お勝手のあん」シリーズからの流れで読む。 「あん」は薄幸の少女期を過ごし、料理の腕は上がるが気の弱い役柄だが、この本の主人公・墨田翔子は全く逆の性格。 37才で未婚の管理職。社長賞を何度も取る程の凄腕だが、部下含め皆んなが自分を嫌っていると自覚。煮詰まって、オーストラリアでも行こうかと思ってSNSで聞いてみたら、オーストラリア在住の旅行社の女性・嵯峨野愛美に出逢う。職場トラブルからの逃避と思って自分が優位に立ったと考えた愛美は、翔子が一流企業の管理職と知って打ちのめされる。二人の心の声が現実的で鋭い。 オフィスではマニュキアでの汚染や生理用品の紛失などのイジメのような事件、セクハラなどのトラブルが発生するが、無関心を装う翔子が、なぜか奮闘する。 ミステリー要素も盛り込みつつ、意外な犯人が現れる。翔子、愛美の自虐的な内容が多いが、男性作家でありながら、良くここまで書けるな、と感心する。

Posted byブクログ

2022/07/07

初めは嫌いだった主人公墨田翔子。 周りに攻撃的で、周りを信用しない。 そんなふうに見えていたが、さまざまなできごとを通して、すごく人間味がある素敵な人に思えてきた。

Posted byブクログ

2022/03/23

柴田よしきさんは何冊か読んでるので、期待してました。今回も所々コミカルに、一部ご都合主義なところはご愛嬌ですね。とても面白く読めました。

Posted byブクログ

2021/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実は最初、一流企業OLの主人公になんとなく嫌悪感を抱いていた。けどそれは何となく、お局になるであろう自分の未来を垣間見たからかもしれないw他人と関わることによって人は変わる、作品の最後には主人公を可愛らしいと思うくらいには好きになっていた。

Posted byブクログ

2020/07/10

とても面白かったです。 一言言われた時の心の声とか、自分の本当の感情等とても共感出来ました。 思わず笑ってしまう場面や、ちょっとニヤついてしまう場面も多かったです。

Posted byブクログ

2019/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブクログの談話室で紹介されていたので読んだ本。「ペリカンズ・バトル」のところが笑えた。職場の中の悪意の描き方女性作家ならではの視点だと思った。「メーリングリスト」の話が時代を感じた。日本テレビの水曜22時のお仕事物のドラマが好きな人に薦めたくなる小説。

Posted byブクログ

2022/04/04

一流企業社内でお局扱いの翔子。オーストラリアの旅行会社で働く愛美。旅先で翔子が殴り合いの大ゲンカをしたところ友情が芽生える....というくだりは「ガラスの仮面か」と思わず突っ込んだ。しかし二人とも自分の事を、嫌な性格、屈折している、など思っているようだが、立派に仕事をこなす姿は十...

一流企業社内でお局扱いの翔子。オーストラリアの旅行会社で働く愛美。旅先で翔子が殴り合いの大ゲンカをしたところ友情が芽生える....というくだりは「ガラスの仮面か」と思わず突っ込んだ。しかし二人とも自分の事を、嫌な性格、屈折している、など思っているようだが、立派に仕事をこなす姿は十分に素敵だと思う。途中社内の嫌がらせ犯人は誰?みたいな謎解きのようなものもあって、飽きないストーリー仕立てになっている。全然状況は違うけれど、自分の会社員時代を思い出す一冊となった。

Posted byブクログ

2018/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

柴田よしきって男の作家さんだよね??? なんであんなに生理用品の事とか、OLの事情や生態に詳しいの??? 大企業のオフィスでキャリアを積み重ね、係長まで登った翔子は仕事はできるが部下からは嫌われている。 でも嫌われた方が仕事はやりやすい。それもわかる。 勝ち組の負け犬と言っていたが、本当にそう思う。 都内にマンションを持ち、仕事もあり、給料もいい。 でもやはり、ストレスは溜まる。 そのストレスを発散させるためにペリカンを見るためだけにケアンズへと旅立つ。 そこで一人旅の女の人がもう一人いる事を訝しむケアンズのツアコン愛美。愛美と翔子は単なるメル友だったのだが、翔子の出来る女っぷりを知り、愛美は翔子にもう一人の一人旅の女の人、玲奈を注意してみていてくれと頼む。根っからの真面目人間翔子は裏の意味を汲み取り、愛美のお願い聞き入れる。そして目を配っていたらなんと玲奈はペリカンに石を投げつけたのだ。玲奈と翔子の取っ組み合いを必死で止めた愛美。この三人に不思議な友情が芽生える。 翔子と愛美の物語がかわりばんこでつづられるのだが、玲奈とのからみが少なくて、『ホントに仲いいの?』と思ってしまった。 翔子に訪れる生意気な年下部下の男の子との絡みもきゅん♪となるのだけど、ああいう物語の締め方はいいね~! ーーーーーー 37歳、未婚、入社十四年と十ヶ月。だけど、それがどうした?総合音楽企業の企画部係長・墨田翔子。仕事は出来る。収入もそこそこ。でも対人関係はちょっと……。仕事に疲れ、ある日ふと思い立ったオーストラリア旅行。そこで出会った二人の女性と奇妙な友情を力にして、翔子は、オフィスに渦巻く悪意や嫉妬と闘い続ける。働く女性のリアルな本音と弱音がここにあります。(裏表紙より)

Posted byブクログ

2017/11/15

連作短編。 大手企業で働くお局様、オーストラリアで働くアラサー、彼に裏切られた女、それぞれがどん底で出会い、這い上がっていく物語。 オーストラリア行きたくなった(笑) 作者らしいプチミステリーもあり、 最後まで一気に読めた。

Posted byブクログ