不運な女神 の商品レビュー
大人の恋愛(時に別離)を堪能できる1冊です♪
8つの物語、それぞれの主人公が次の章で脇役として登場し、つながっていく短編集。どの女性も「男運」に恵まれていないけど、だからといって絶望はしていない。大人の恋愛(時に別離)を堪能できる1冊です♪
zxc
【頭の中では、そんな人生が送れるとは限らないとわかっていても、人は、生きられなかったもうひとつの人生に、死ぬまで嫉妬し続けていくものなのかもしれない】
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唯川恵さんの作品は初めて読みました。 短編集ですが、それぞれの物語がどこかでリンクしていて、同じ世界観で紡がれています。 タイトルにあるように不幸な女性たちが主人公ですが、どこか真の強さを感じるような流れで、女神と冠されているのも納得です。 枇杷が食べたくなりました。
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こういうオムニバス形式短編集って好きなんですよね… 不運な女たちで繋がる短編集 歯痒い愛情も、狂おしい現実も、どうしようもない自分自身も こんなにもリアルさを伴って私たちに訴えかけてくる うーんさすがの唯川節だ…
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話を聞いたら男運がないね。と言われるような女性達の物語。感情や人生を男に振り回されて、災厄な状況でも、自分のプライドや大切にしたいんだと思える人や気持ちに気がつい、歩みの向きを少し自分の足で変えてみている主人公達に不幸だと他人には言われても生きる強さを感じる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 「いいことの数は決まっていて、誰かが余計に手にすれば、誰かがあぶれる」。駆落ち相手に逃げられたり、死んだ夫の連れ子と姑に手を焼いたり、20歳も年上の妻から奪った男をふたたび若い女に奪われたり、幸せな結婚を望んだのに一家三代でシングルマザーになってしまったり、元夫が新しい家族と隣のマンションに越してくることになったり……。男運に恵まれない8人のヒロインたちが、恋に翻弄されつつも、健気に何かを掴み取る姿を描いた連作短篇集。 【感想】
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相変わらず心にズシンとくる。 女性の深いところをこんなに自然に描き、惹きつける唯川さんの作品は素晴らしい。
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「凪の情景」が好きだった。切ない。 自分こそは幸せな結婚が送りたいと思う…! でも登場人物もみんなそう思ってたんだろうな。 自分の努力でなんとかなること、自分ではどうにもならないこと、 どちらも、決められているものなのかな。 はじめての唯川恵でした。 読みやすかった。空気感も...
「凪の情景」が好きだった。切ない。 自分こそは幸せな結婚が送りたいと思う…! でも登場人物もみんなそう思ってたんだろうな。 自分の努力でなんとかなること、自分ではどうにもならないこと、 どちらも、決められているものなのかな。 はじめての唯川恵でした。 読みやすかった。空気感もすき。
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再読。 駆落ちした相手に逃げられたり、死んだ夫の連れ子と姑に手を焼かされたりなど、運から見放された女たちの短編集。 各短編の登場人物が少しずつ繋がっている。 かつての唯川さんからは想像できない生活の重さがあって苦手。 ラストはそれなりに前向きではあるが。
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とにかく不運と言うか、男運に見放された女たちの、心の揺れ動くさまが克明に描かれている。 男と女の恋愛だけでなく、肉親愛や夫の前妻との不思議な交流などの情愛までも含まれた短編集なので、読み応えもたっぷり。登場人物が所々被っていて、違う側面から描かれているのも楽しい。
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