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毒草師 の商品レビュー

3.4

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

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  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    2

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2022/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

参考文献の大半がソレだからこの作品の根幹なんだろうけど、古典解釈は史紋のキャラ設定にしか役立ってないと思う。麻子はわかったけと志子はわからなかった。そういう楽しみ方はできた。

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2020/09/21

『一つ目の鬼を見た』その言葉を残し、離れに閉じ籠る鬼田山家の人間。そして、彼らは一様にしてこつぜんと姿を消してしまった……。 毒草師を名乗る御名形と医療雑誌の編集者西田との掛け合いが面白い。二人の温度差ににやり。二人のやり取りは面白いが、事件はドロドロ。一つの過ちからはじまってし...

『一つ目の鬼を見た』その言葉を残し、離れに閉じ籠る鬼田山家の人間。そして、彼らは一様にしてこつぜんと姿を消してしまった……。 毒草師を名乗る御名形と医療雑誌の編集者西田との掛け合いが面白い。二人の温度差ににやり。二人のやり取りは面白いが、事件はドロドロ。一つの過ちからはじまってしまった負の連鎖。あの時彼女が、それをしたいといわなければ、あるいは彼が裏切らなければ?この結末はなかったのだろうか。しかし、今の代になっても同じようなことを一族の中でしているのだから、早いか遅いかの違いかなとも思った。

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2018/12/23

この著者の本は初めて。 図書館でパラパラして面白いかなーと。 表紙がドロドロっぽさを彷彿とさせたのもあって。 予想が当たって面白かったから良かった。 シリーズだからしばらく楽しめるのも嬉しい。

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2018/04/18

伊勢物語ベースの事件の物語。 好きな設定のお話なはずだけど、イマイチ乗りきれなかった。お互いに毒吐きながらの信頼感がもっと欲しかったかなと。 伊勢物語、古今和歌集云々は、国文学の講義思い出して懐かしくなりました。

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2017/01/30

タイトルに惹かれて読んだ。古文が苦手で仕方なかった私の思考をフリーズさせるに十分な和歌の蘊蓄の多さ!妖怪についての蘊蓄や考察は京極堂シリーズを読んでいるように錯覚した。 探偵役の御名形史紋が矢鱈と主人公の西田真規を馬鹿にする描写が多く、馬鹿にすることでしか会話できないのー?なんて...

タイトルに惹かれて読んだ。古文が苦手で仕方なかった私の思考をフリーズさせるに十分な和歌の蘊蓄の多さ!妖怪についての蘊蓄や考察は京極堂シリーズを読んでいるように錯覚した。 探偵役の御名形史紋が矢鱈と主人公の西田真規を馬鹿にする描写が多く、馬鹿にすることでしか会話できないのー?なんて思ったり。 私の好みの話ではなかったが、御名形史紋の台詞で一つ 「しかし人間関係で最も重要なのは、相性などではなく、きみの言う通り『縁』だ。(中略)しかし縁ばかりは、これは人の力ではどうしようもない。」 という言葉が心に残った。

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2013/11/22

伊勢物語と毒草のうんちく。 QEDより殺人事件の謎解きスタイルになってて嬉しい。 毒草のうんちくは、昔どう扱われていたか、と言うだけなので物足りない。 シモンさんを見てると、タタルさんがだいぶ愛想良く見える。笑

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2013/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

毒草師シリーズ1作目。 QEDシリーズの個性的キャラ御名形史紋が活躍するスピンオフシリーズです。 (QEDシリーズ未読でも問題なく読めます)  旧家で起こった謎めいた事件を『伊勢物語』をキーに紐解いていきます。 QEDシリーズと比べると蘊蓄度は低いですが、作中で語られる『伊勢物語』と在原業平の解釈が面白い。 民族学好きには堪らないですね。 もっと蘊蓄語ってくれても良いよ!と思ってしまう。 御名形と西田くんのやりとりがなんとも良いです。

Posted byブクログ

2012/12/09

あ、これスピンオフだったのか… 蘊蓄が面白かったです。 ちょっと視点切り替えが読みにくいかな…

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2012/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

QEDのスピンオフ版。 本編のQEDが歴史を追っかけてるのに対してタイトルどおり『毒草』に焦点を合わせてのお話に興味のひかれました。と、いっても主人公の御名形史紋さんの毒草の引っぱってき方が高田先生らしいなって。古い書物やそこに載る和歌の草だとか花だとかをもって「これはなんとゆー花?草?」って。ちゃんと調べていけば判る事なのかとゆうことも驚きました。…が、どうなのでしょう?史紋さんがおっしゃるほど簡単な作業ではないでしょうね(^_^;) 本編の主人公「タタル」さんもちょっと風変わりな人とそして書かれていますが、人物像としては史紋さんはそれに輪を掛けての印象です。どちらも趣味嗜好が個性的過ぎるゆえなのでしょうけど。それでもタタルさんはまだなんとか…ですが、史紋さんは難しい。キャラクターとして突き抜けていますけど、「こんな人っているの?」って読んでいてつい現実に引き戻されます。普段はああでも時々は彼なりに人間味を感じるように書いてもらえるともっと彼のキャラクターを愛せそうなのですが…。たとえば彼が意外にもこだわった(ように話した)『縁』を感じた女性の登場とか。。。誰とは言いませんけど。そして何も知らない西田君がまた彼女に胸キュンすればいいとか…それは勝手な妄想ですけど。 『毒草師』シリーズは本編よりもさくさく読めるので、どんどん高田先生には書いていただきたいなぁ。。。

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2011/01/02

読んでは見たものの、どうにも以前に一度読んでたみたい。 再読ではあるが、やはり感想は以前と同様。 微妙。

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