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ブライヅヘッドふたたび の商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2016/06/13

再読。 何とも言えない、美しい物語。 主人公が語る思い出が美しければ美しいほど、現在との対比が切ない。 ウォーの長編の中ではこれが一番好きだなぁ。 因みに岩波文庫からも『回想のブライズヘッド』というタイトルで刊行されているが、『ブライヅヘッドふたたび』が好き過ぎてこちらには手を出...

再読。 何とも言えない、美しい物語。 主人公が語る思い出が美しければ美しいほど、現在との対比が切ない。 ウォーの長編の中ではこれが一番好きだなぁ。 因みに岩波文庫からも『回想のブライズヘッド』というタイトルで刊行されているが、『ブライヅヘッドふたたび』が好き過ぎてこちらには手を出せずにいる……。

Posted byブクログ

2011/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公チャールズ・ライダーが、若き日、オックスフォードで出会ったセバスチアンは、マーチメーン侯爵の次男坊で美しい青年。熊のぬいぐるみにアロイシアスと名付けて愛でている変わり者。 最初は女性作家だと思い込んでいた。だって、オックスフォードだし、美しい貴族の青年だし、そこはかとなく漂うデカダンな雰囲気が…男性でしたけど。ちなみに、作者はバイセクシャルだったらしい。 こういった舞台設定が生きるのは、ヨーロッパならでは。最終的には個人の行動原理に宗教が深く関わってくるので、その辺りはあくまで想像上の理解。 旧漢字使いが多いので、何度も辞書検索しながら読んだ。儚い青春の日々…。

Posted byブクログ

2011/10/11

古き良き時代の青春の日々・・・といったらいいのでしょうか。訳文も優雅です。イヴリン・ウォーに初挑戦しました。「一握の砂」は映画しか見ていませんが、そちらとはかなり印象がちがいました。映画をみたので原作を読んでみましたが、映画は原作をほとんど忠実に描いていたようです。映像では(自分...

古き良き時代の青春の日々・・・といったらいいのでしょうか。訳文も優雅です。イヴリン・ウォーに初挑戦しました。「一握の砂」は映画しか見ていませんが、そちらとはかなり印象がちがいました。映画をみたので原作を読んでみましたが、映画は原作をほとんど忠実に描いていたようです。映像では(自分が)理解できなかった細かいところがわかったので、読んでみてよかったと思います。

Posted byブクログ

2009/10/08

伊丹十三経由? 文庫版を手放してしまったことを後悔している。本はあっという間に絶版になるなあ。 こういう話を読むと、キリスト教の知識や何かしらの宗教背景が自分に無いことが残念。

Posted byブクログ

2009/10/11

宗教が複雑にからまりあってる小説。 イギリス独特の暗い部分をうまく描き出してる。 何不自由ないはずなのに、なぜか幸せになれない。 正しく生きたいだけなのに、自分をどんどんどんどん追い込んでいってしまう。 そんなセバスチャンやジューリアの姿に共感した。

Posted byブクログ

2009/10/04

すごぉくよく似た話を知っている気が。。。 なんだっけ、なんだっけ?! 斜陽とかatonementとかMauriceとかthe end of affairとかdeath in veniceとか! 皮肉に彩られた宗教の話。

Posted byブクログ