潜在意識に効く！催眠療法 の商品レビュー

武藤安隆【著】

2009/12/29

本の内容・特徴
理性や判断力といった意識の働きが弱まった催眠状態で暗示をかけることにより潜在意識に働きかける。ポジティブな暗示やイメージを潜在意識にインプットし潜在意識の中身を変えると、考え方や行動や習慣が変化する。これが催眠の力。
最後に暗示によって催眠状態から覚醒状態に戻していく、これが催眠療法の流れ。

（自然催眠／人工催眠、他者暗示／自己暗示／直接暗示／間接暗示）

■目的
催眠とは何かを知り、暗示の力（効果）について知る。

■感想
注目した部分は、「他者催眠といえどもその本質は自己催眠である」(P22)という部分です。
この理由についての説明はこうです。被催眠者は催眠者の暗示を拒否することができる。拒否せずに反応するということは、被催眠者が受け入れる時だけ。要するに、主体性は被催眠者にあるということです。これは洗脳と催眠との違いと考えていいのでしょうね。

催眠状態に入る具体的なやり方も書かれています。ですが私なりにリラックスできるようなイメージが閃いたので忘れないようにここにメモ。「青空の下で大海原と一体化する、海に溶ける」というもの。全身の力が抜けてリラックスできそうです。この状態で、なりたい自分や行動や考え方などの暗示をかける。なるほど、やってみようー