1,800円以上の注文で送料無料

ワーキングプア の商品レビュー

4.2

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2010/04/18

働いをも働いても貧困から抜け出せない人たちがいる。少子高齢化や年金問題など日本はこれからどうなるのか?日本の未来はそんなに明るくないかもしれない。若い世代のためになんとかしてほしい。

Posted byブクログ

2010/02/03

真面目に働いても貧困から抜け出せない人々の生々しい姿が書かれている。 必死で努力しても報われない日々を送っている様子は決して人ごとではない。油断をすれば明日は我が身だ。

Posted byブクログ

2009/10/04

ワーキングプア。働いても働いても、憲法の定める、生活の最低水準を満たす所得に達することの出来ない人々。 これは社会の一人一人に降りかかる責任であり、国をあげて取り組むべき問題である。 特に、自分の住む岐阜の街で、こんなに毎日を命をすり減らす思いで生きている人々が居るという...

ワーキングプア。働いても働いても、憲法の定める、生活の最低水準を満たす所得に達することの出来ない人々。 これは社会の一人一人に降りかかる責任であり、国をあげて取り組むべき問題である。 特に、自分の住む岐阜の街で、こんなに毎日を命をすり減らす思いで生きている人々が居るということを初めて知り、心が痛くなった。それに、このワーキングプアの問題は、家庭環境や教育など、長期的で、複雑な要素が複雑に絡まりあって連鎖する。だからこそ、「明日もし自分が働けなくなったら自分はどうやって自立していけるのだろうか。生きていけるのだろうか。」と、ワーキングプアという状況が、自分もそして誰でも陥りうるものであるということを痛感し、改めて「他人事」では済まされない問題であるということを感じる。

Posted byブクログ

2009/10/04

この本が語る惨状には悔しくて涙が出ます。一生懸命生きてきた、今も毎日必死に生きている人たちがこんな生活を強いられているとは。自分も立場的には決して安定しているとは言えないので、ワーキングプアなのかと思っていたけれど、そう思っていたことが恥ずかしくなった。 経済や政治については自...

この本が語る惨状には悔しくて涙が出ます。一生懸命生きてきた、今も毎日必死に生きている人たちがこんな生活を強いられているとは。自分も立場的には決して安定しているとは言えないので、ワーキングプアなのかと思っていたけれど、そう思っていたことが恥ずかしくなった。 経済や政治については自分は詳しくないので何も言えないが、今の日本で人は仕事に「誇り」を持てというが、非正社員だったり、社会貢献とは反対のような仕事が多かったりと、その「誇り」を持ちたくても持てない仕事をせざるをえない状況が多いと思う。 それでも大半の人は食っていけてるんだから、幸せな国と言っていいのか?心がプアになってやいないか?と思った。 解決のためには、自分も含め多くの人が政治や経済を知り、おかしな部分を理解しその元凶を変えていくよう働きかけるしかない。それぞれの立場で、できることは色々ある。

Posted byブクログ

2009/10/04

良かった。 ・日本のワーキングプアの問題とは、「餓えて生活保護を受給してようやく命をつなぐ」人たちよりも、「いくら働いても豊かになれず、泥流のように川底に停留している」状況 ・家族、社会からの孤立(東京のホームレスの例)⇔貧しくても幸せ(秋田の大家族) (原因) ...

良かった。 ・日本のワーキングプアの問題とは、「餓えて生活保護を受給してようやく命をつなぐ」人たちよりも、「いくら働いても豊かになれず、泥流のように川底に停留している」状況 ・家族、社会からの孤立(東京のホームレスの例)⇔貧しくても幸せ(秋田の大家族) (原因) ・1999年以降、労働派遣法の改正が相次ぎ、派遣が自由化→日雇い派遣のワーキングプアの誕生 ・中国・インドで作られた大量生産で安売りする大規模チェーンの誕生→地方産業の衰退(秋田・岐阜) ・官から民へ→競争の激化と労働者の賃金減少 (政策的の不備) ・秋田の人々が生活保護を申請しない理由 →生活保護の条件1:資産がないこと、2:親族からの扶養が可能であること →地縁・血縁関係の強い田舎では、耐えられない屈辱 ・農家に対する国の政策の変化→法人化しなければ補助金を出さない(⇔農家がどのように苦境に立たされているのか、調べたいと思っている。その辺が、少し曖昧だったので。) ・「児童扶養手当法」の改正→満額支給が五年間。その後は最大で半分まで減らされる:「自立」を促すという国の方針⇔資格等を取りたくても、勉強する時間も学校に通うお金もない母子家庭の母親たち ・「外国人研修生・実習生」→「研修」「実習」という名の中国人低賃金労働(月五万円、残業代時給二百円)、競争に勝つために彼らを使わなければいけない岐阜の繊維産業(→誰が幸せになったのか?) ・家庭が裕福でなければ大学・専門学校に行けない⇔専門知識がなければ、収入の上がる仕事につけない(=貧困の再生産) このような状況に対し、新自由主義で有名な経済学者の八代さん(母校の教授でもある)の意見が興味深い。 1、高い経済成長を実現させて、雇用機会を増やすことが、ワーキングプアの対策として一番大事 2、中国と同じものを作っていても競争には勝てないので、高付加価値化が必要 3、正社員優遇をやめ、職種別の賃金体系に 4、カナダのような「健全な市場主義」へ 1と2に関しては全く同意できない。なぜなら、近代的な「限りない前進」に対して、多くの若者が価値を感じていないから。バブル崩壊やその後の不景気の中で育った人間たちにとって、「経済成長」以外の意味を求めていると僕は思う。そして、八代氏のいう経済成長がどのように実現可能かも、検討がつかない。 3に関しては全く同意。 4に関しては、僕自身カナダ等の経済を勉強する必要があるなと感じた。

Posted byブクログ

2009/10/07

NHKスペシャルとして放映された番組を単行本化した書籍。働きたくても定職がない人たちや、地場産業の衰退で家計収入が激減してしまった地方都市の老夫婦、ダブルワークをこなすシングルマザーなどが登場。貧困がスパイラルとなってしまっている現状をレポートしている。この番組が撮影されたのは日...

NHKスペシャルとして放映された番組を単行本化した書籍。働きたくても定職がない人たちや、地場産業の衰退で家計収入が激減してしまった地方都市の老夫婦、ダブルワークをこなすシングルマザーなどが登場。貧困がスパイラルとなってしまっている現状をレポートしている。この番組が撮影されたのは日本経済が拡大期にあった2006年だが、経済環境が冷え込んでいる2008年末現在の経済状況ではもっと酷いことになっていると思われる。政府の無策を責めることは簡単だが、本質的には世界の産業構造の転換が原因だと思えてくる。20年後、30年後の状況を想像すると暗澹たる気分になる。

Posted byブクログ

2009/10/04

現実的な本です。 色々考えさせられました。 でも、実話に出てくる人たちは、人生なめていると思うのは 私だけでしょうか? 確かに今は働きたくても仕事が無いって言います。 しかし、学生時代にはどうだったんでしょう? って人が多い。 あなた達が遊んでいた時から、努力していた人も居る...

現実的な本です。 色々考えさせられました。 でも、実話に出てくる人たちは、人生なめていると思うのは 私だけでしょうか? 確かに今は働きたくても仕事が無いって言います。 しかし、学生時代にはどうだったんでしょう? って人が多い。 あなた達が遊んでいた時から、努力していた人も居るんです。 今だけを見て、不公平だなんて言って欲しくないって思って しまいました。

Posted byブクログ

2009/10/04

怖い本。 一生懸命自分の仕事を全うしてる人が、なんでこうなるんだ。 「自己責任」って言葉は便利で、本来国が負うべき責任を全部個人に刷りかえる。 少なくとも現代では、国家は民の安心のためにあるべきだ。民主主義の根底が揺らいでいることを実感させられる。 富める者は、貧しいものに手...

怖い本。 一生懸命自分の仕事を全うしてる人が、なんでこうなるんだ。 「自己責任」って言葉は便利で、本来国が負うべき責任を全部個人に刷りかえる。 少なくとも現代では、国家は民の安心のためにあるべきだ。民主主義の根底が揺らいでいることを実感させられる。 富める者は、貧しいものに手を。 裕福な人間が守りに入って周りが見えなくなる社会は、あまり健全とは言えないと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

ただひたすらに、まじめにコツコツと仕事をしていたのに報われない あまり裕福でない家庭に生まれたら成功する確率は皆無に近い 法を守って精一杯努力していた人が廃業に追い込まれ、法を破ったものだけが生き残れる そんな理不尽な社会に日本はなってきている。 「貧困は諸悪の根源である」とい...

ただひたすらに、まじめにコツコツと仕事をしていたのに報われない あまり裕福でない家庭に生まれたら成功する確率は皆無に近い 法を守って精一杯努力していた人が廃業に追い込まれ、法を破ったものだけが生き残れる そんな理不尽な社会に日本はなってきている。 「貧困は諸悪の根源である」という言葉を聞いたことがあるが、ワーキングプアが原因でとんでもない社会がやってくるのではないか。 「自助努力」が足りないなどという言葉でこの問題は片付けられない。 日本の国全体のシステムが大きな原因なのである。 この問題が私たちの生活の身近なところで表れることを目にする事は、今はないが近いうちに必ずやってくる。 この問題から目をそらしてはいけない。 日本に住むすべての人に読んでもらいたい本である。(小谷)

Posted byブクログ

2009/10/04

7月? かつて、一億層中流といわれ… 日本と貧困。 しかし、もはや この言葉が、似つかわしくない 組み合わせと 言えるだろうか… 汗を流して働いても 生活保護水準以下になってしまう。 だれが、努力が足りないとか 自己責任だと責められるだろうか。 構造的問題なのだろうか?

Posted byブクログ