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芝居半分、病気半分 の商品レビュー

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2009/10/07

 精神科医師を勤めながら東京乾電池で作家や演出家、評論家などをしていた山登氏のエッセイ集。半分程度はなんらかの雑誌等に掲載した文章を改稿した物で、全体として一貫したテーマは特に見当たらない。  タイトルは半分とあるが、実際の中身はどちらかと言えば病気つまり精神科医としての立場か...

 精神科医師を勤めながら東京乾電池で作家や演出家、評論家などをしていた山登氏のエッセイ集。半分程度はなんらかの雑誌等に掲載した文章を改稿した物で、全体として一貫したテーマは特に見当たらない。  タイトルは半分とあるが、実際の中身はどちらかと言えば病気つまり精神科医としての立場から書かれた物が多く、舞台も病院が大半だ。両者が融合したテーマとしてはサイコドラマの解説があるが、普通の劇団での出来事を精神科医の視点で語るような話がもっとあれば良かった。  ただ、患者の話は診察室という密室の出来事なので仮名を使えばプライバシーは概ね保護されるが、役者の話はあまり深く書けば仮名でも関係者には誰のことかわかってしまうので、難しいのかもしれない。それでも上手に言葉を選べばもう少し面白い話が掘り出せそうなものだが。  個々のエッセイは面白い物もあればどうということのない物もあり、期待したほどではなかった。

Posted byブクログ