そのときは彼によろしく の商品レビュー
恋愛小説
最初の方は苦手系でちょっと読み切れるか?と思ったけど、最後はちょっと感動がある
きいろとりこ
シアワセ
この世界に存在する、強い力。物理学の教科書には載っていないその力は、時に奇跡を引き起こす……。恋人や親子、あるいは友人たちと過ごす、何気ない日常の幸せ。読了後、その幸せをかみしめたくなります。
abtm
感動しました。 思い続けることの強さ。 そして、皆んな繋がっていて、影響しあって生きている。 全てに感謝したくなる小説でした。
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市川さんが描く登場人物はいつも凄く素敵。 この作者ならではのこの世界観が凄く好き。 人を想い、人に想われ悲しみを乗り越えていく。 切ない場面が幾度とあっても、温かい気持ちで読み終える。でも涙が出そうな感情になる。 分かっていても、「そのときは彼によろしく」で感情が崩壊。
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水草ショップを営む青年のお店にやってきた美女、そして中学生の頃の友人たちとの思い出のお話 一言で言い表すなら、「わかりやすく書いてくれた村上春樹」という印象 ちょっと気取ったセリフを交わす男女に、ちょっと不思議な出来事、 なのにちゃんとオチまで描かれていて読者サービス的なものを...
水草ショップを営む青年のお店にやってきた美女、そして中学生の頃の友人たちとの思い出のお話 一言で言い表すなら、「わかりやすく書いてくれた村上春樹」という印象 ちょっと気取ったセリフを交わす男女に、ちょっと不思議な出来事、 なのにちゃんとオチまで描かれていて読者サービス的なものを感じるのでそう思うのかも 以下、公式のあらすじ -------------------- とある地方都市で小さな水草ショップを営むぼくのもとに、ある夜ひとりの美しい女性が現れる。店のドアに貼ってあった求人チラシを手にして……“アルバイト募集 年齢性別不問。水辺の生き物を愛する方ならどなたでも”。この出会いが、奇跡の始まりだった。著者の愛する映画『ノッティングヒルの恋人』へのオマージュで始まるファンタジックな青春ラブストーリー。 -------------------- 水草の小さなお店を細々と経営している遠山智史 ある日、有名モデル森川鈴音に似ている女性が訪れ、アルバイトとして住み込みで雇って欲しいという また、智史は結婚相談所で知り合った美咲さんと何度かデートをしていく中で、中学生の時に親しかった友人二人の事を話す事になる 当時、親が転勤族だったため転校が多かった中で、親友とも呼べる二人だが、今はどちらの行方も知らずじまい しかし、ふとしたきっかけで、当時親しかった滝川花梨が森川鈴音ではないかと思い至る 何故、花梨は芸能界を引退して自分のところに来たのか?そしてもうすぐここを出ていくという理由は? 途中までは子供の頃のノスタルジーと郷愁を感じるお話だと思っていたけれど 中盤の展開はちょっとついていけない そこでいきなり架空の存在を出してくるのはちょっとなぁ…… あと、ピュアな恋愛小説とされている事が多いようだけど、ピュアというよりは未練なのではなかろうか? 再会するまでも、再びの別れからも…… 智史は触媒だという表現がされているけれども、智史自身も変化しているので、触媒という表現はちょっと違うかなーと個人的には思う まぁ、こんな雰囲気の恋愛小説も、映像で見たら印象が変わる事もあるし 映画も機会があったら見てみるかな
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カバーの手触りがとても良かった 内容の優しさを表しているようだった 犬の絵はイメージと違うけど ゆったりと時間が流れてて良い 続きは気になるが、ゆっくりと読みたい本
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この物語は大学生の時に読んだはず。あの頃、29歳の智史と花梨をすごく大人に感じていて、大人なのに、純愛は壊れないものなのだと信じられてすごくホッとしたことを思い出した。 読み返した30歳の私といえば、妥協もできず、一般的に暮らす30代の女性が受ける愛情が欠けた状態で暮らしているような気がしている。 それに失恋もして、まだ泣いている。 でも、読んで良かったと思う。私が人生に求めているものがこの本にはある。 家族、恋人、友達、悲しみが決まっている小さな命、全てへの愛がこの本の中には存在している。 悲しみへの答えも。 私は、生きて手に入れた思い出は、すぐには取り出せなくても脳みその奥の方にしっかりとしまわれていると思う。その思い出が、あの世界を作っているのだとしたら、生きている人ともうこの世にはいない人でも繋がっているのは嘘じゃない。 そして、あの世界を通じて、今は離れてしまった人とも繋がっているんだと思う。 私の悲しみが、私の人生の一部を埋めるピースだと、そう思えば、心に流す涙も自分以外の人からは見えない花を育てていることになる。私は植物が好きだから。それを覚えていてくれているのなら、もうそれで良いんだ。愛がそこにあったことは確かだと思おう。
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やっぱり市川さんの文章すきだなぁ。 彼の描く物語はいつも父親が愛に溢れてて素敵。 運命で結ばれた人は、どんな別れ方をしても、どんなに時を経ても、また巡り会うように出来てるのね。
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本がぼろぼろになっても大切にとっておきたい大好きな作品。恋愛系は苦手だったけど2人の可愛らしい恋愛の進み方が好きだったし最後もスッキリと終わるのが良かった。
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昔観た映画の原作、長澤まさみさんがとても素敵だった記憶があり、花梨=長澤まさみで脳内映像化されつつ読み進めました 何となくストーリーは覚えていたので、驚きなどはあまり無かったのですが、作品名が花梨ではなく、お父さんからのメッセージだった事は忘れてたいてジーンとなりました 恋愛...
昔観た映画の原作、長澤まさみさんがとても素敵だった記憶があり、花梨=長澤まさみで脳内映像化されつつ読み進めました 何となくストーリーは覚えていたので、驚きなどはあまり無かったのですが、作品名が花梨ではなく、お父さんからのメッセージだった事は忘れてたいてジーンとなりました 恋愛ものでありながら、友情や親の愛も感じる温かい物語でした 人生80年時代ですので、これからの後半をかつての 3人+新たな家族や仲間と幸せに暮らせそうで良かったです
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