イタリア・マフィア の商品レビュー

シルヴィオピエルサンティ【著】,朝田今日子【訳】

2009/10/04

マフィア、マジコワイ。

ゴッドファーザーのイメージで「格好良い！素敵！」とか言ってごめんなさい。
マフィアに立ちはだかる人たちが次々殺されていくところは、もう絶望でした。

マフィアが早く絶滅する事を祈っております。

08.09.19

2009/10/04

残酷で凄惨な記述に息をのむ思い。

とにかく邪魔者は簡単に殺す。女や子供も関係なし。

カラシニコフでハチの巣なんてまだいいほうで、100kg爆弾で吹っ飛ばす、果ては硫酸につけて跡形もなく処理する。

とにもかくにもマフィアにとって邪魔なものは確実に消されていることが衝撃的だった。

けど核心は、マフィアがイタリアの政治経済を完全にコントロールしていること。

教皇庁まで絡んでくるという救いようのなさ。

マフィアをロマンの対象にしたり美化するなんて気分を思いっ切り消し去る本です。

2009/10/04

マフィアの実体が書いてあり、非常に興味深い。終わることのないマフィアとの戦いを知ると、日本は平和だなと改めて思い知った。

2009/10/04

イタリア・シチリア島を支配しているシチリア・マフィアとそれに対抗しようとした政府側の人間との抗争の歴史を描いた書。次々と検察官や裁判官が殺害されてゆく様には絶望的な気分となる。もちろんハッピーエンド訪れず、今もシチリアはマフィアの支配下にある。ベルルスコーニ政権と露骨に結託し、もはやインフラの一部として存在するマフィアの姿が印象的な書。マフィアの国際化についての記載がやや甘いような気がするが、マフィアというものの本性をさらけ出したという意味で面白く読める。

2009/10/04

正確には薔薇木じゃなくて拙HPイタマヒ関連。でもまあ許して。これは現在読書中で、何故かイタマヒ完結後に購入。設定に大幅な無理がなかったかどうか読みながら確認中（遅！でも平気そう。ホッ）。それはともかく凄い世界です。どこまでも空しく、敗北していく正義、そして悪の連鎖。正に現実にある不条理です。とはいえ、衝撃なのは、まあ何となく想像はしていたんですけれど、不倫・同性愛などはマフィアはご法度だそうで。何故なら男らしくないから。（…ミッチー＆ノリ…。）→＜後日＞読み終わった。著者の方の最後のまとめが何となくさらっとしていたので、少し報われた。何だかんだ言って面白かった。何気に某大国の罪を考えてしまった……。それはともかく、ミーハーとはいえマフィア・ファッション、かっこいいよね、確かに。